民主党のフェーズの変化
昨日お伝えしたように、ハンター・バイデンが3つの銃犯罪で起訴されました。
しかしハンター氏の疑惑はこれだけではなく、これまで当ブログで書いてきたように、海外での不正な金銭授受、それに伴うロビー活動、マネーロンダリングなどについて下院監視委員会から調査を受けており、こちらが大本命であることは疑いようがない。
さらにこれらの件に関して、父親のジョー・バイデン大統領が関与していたという汚職の疑いがあり、共和党下院は「バイデン弾劾訴追」の調査を開始すると発表しました。
これに対してホワイトハウスは「嘘に基づいて弾劾を開始している。監視を強化すべきだ」と各メディアに対して書簡を送りましたが、CNNなどの左派メディアは「ホワイトハウスからこんな書簡が送られてきたぞー」と、暗に圧力があったことを報告したのです。
こうしたことは今までになかった展開であり、バイデン政権のホワイトハウスが影響力を失いつつあることを浮き彫りにしたかもしれません。
それを証明するかのように、これまでバイデン政権の「スペオキ」だったワシントンポストのコラムニストであるデビッド・イグナティウス氏が「バイデンとハリス副大統領は再選に出馬すべきではないと思う」と手のひらを返したようなコラムを書いています。
これは今までバイデン政権を擁護し続けてきた左派メディアが、「ついに陥落する日が来たか」と思わせるものでした。
President Biden should not run again in 2024, @IgnatiusPost writes. https://t.co/FUSyGD8sCz
— Washington Post Opinions (@PostOpinions) September 12, 2023
今後も法的告発の可能性
ブルームバーグによるとハンター・バイデンは今後、より大きな法的告発に見舞われる可能性があると報じています。
今回の銃犯罪の起訴では、以前の起訴にあった税金未納の件が除かれていましたが、2017年と2018年にウクライナのエネルギー会社ブリスマや、中国のプライベート・エクイティ会社などから得た440万ドルの収入に対する税金を支払わなかった疑いで、連邦税に問われる可能性が高いとのこと。
検察は現在、これらの税金未納についてハンター氏を起訴するための新たなスタートを切っているといい、もし検察が彼が故意に税金の支払いを免れようとした証拠を掴めば、より重い脱税罪で彼を起訴する可能性があるという。
また7月26日の司法取引の公聴会で、検察はハンター氏をFARA(外国代理人登録法)違反で起訴する可能性があると述べており、そちらの方が実現したらかなり大きな事になる。
The indictment of President Joe Biden’s son Hunter on three felony gun charges caused a splash, but a much bigger legal bombshell is expected to drop soon https://t.co/xUqlOrzOmG
— Bloomberg (@business) September 15, 2023
バイデンを守る策略か
一方、FOXニュースのジェシー・ワターズ氏は、ハンター氏の銃犯罪起訴が「バイデン大統領を守る司法省の作戦かもしれない」との見解を述べました。
つまりハンター氏を麻薬使用者の銃所持違反で起訴することで、「司法省は事実上、外国企業のためにロビー活動で数百万ドルを稼ぐのをバイデンが手助けしたことを示唆する手がかりを追及しない、という決定を覆い隠している」というのです。
ハンター氏を起訴することで「やった感」を出し、その裏にある当時のバイデン副大統領の汚職を隠蔽しようとしているということです。
ただ民主党は、ハンター・バイデンのビジネスパートナーだったエリック・シュウェリン氏が、当時副大統領だったジョー・バイデン氏の会計士だったことを認めざるを得なくなったという。
シュウェリン氏は2009年~2017年までバイデン副大統領(当時)の帳簿係をしており、バイデン氏個人の財務について知っている可能性がある。
またジョー・バイデン氏は、2015年7月7日にハンター氏のカザフスタン人ビジネスパートナーだったカズコメルツバンクの会長マーク・ホルツマン氏と副大統領官邸で昼食をとっていた事が明らかになっています。この会合にはハンター・バイデンもデボン・アーチャーも同席していたという。
つまりバイデン副大統領もハンター氏の海外取引に絡んでいた可能性を示すものです。
Democrats have just been forced to admit that Hunter Biden's business partner was Joe Biden's accountant when he was VP. Not to mention, Joe Biden had lunch at the VP's residence with Hunter Biden's Kazakhstani business partner- who's now in prison for treason. pic.twitter.com/8ilGcn9XDU
— Jesse Watters (@JesseBWatters) September 15, 2023
バイデンは逃げ切れるか
バイデン氏はこれまで「息子のビジネスについては知らない」「息子とビジネスの話はしたことがない」とかたくなに否定して追求から免れてきたが、それはどこまで通用するのか。
いずれにしても、ハンター氏にこれから追加の起訴があるかどうかは、デビッド・ワイス特別検査官のさじ加減一つにかかっています。
もし今回の銃犯罪起訴だけで終わりにするなら、ワイス特別検査官は”民主党の犬”だったということになりますし、わざわざ特別検察官に任命して権限を拡大したのは意味不明ということになる。
そして何より、司法省のダブルスタンダードが明確になり、米国の司法の歴史に汚点を残すだけです。
果たしてこのチキンレース、バイデンファミリーは逃げ切ることができるのか。それとも汚職副大統領という汚名を残すことになるのか。
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