ディズニーに株主集団訴訟
少し前の話になりますが、ディズニー社が株主集団訴訟を起こされました。
8月23日にカリフォルニア州の連邦裁判所に提出された訴状によると、ディズニーが運営するサブスク配信ストリーミングサービス「ディズニー+(プラス)」が、投資家たちを故意に欺いたと主張しています。
それによるとディズニーは、損失を隠すためにディズニー+が実際よりも成功しているように見せかけ、同社の不当な作為と不作為が株式の急落を招いたと訴えました。
原告はディズニーのロバート・チャペック元CEO、ボブ・アイガー現CEO、クリスティーン・マッカーシー元CFOなど複数の幹部を訴えています。
例えば2020年12月にチャペック元CEOは「ディズニーは12月2日現在で8680万人の加入者を獲得し、我々の予想を超えた」と発言し、「2024年末までに黒字化する」と述べたという。
しかし2021年に入って加入者が伸び悩んでいることを認め、アナリストの予想を大幅に下回ったと報告したところ、ディズニーの株価は13%以上も急落しました。これは2020年12月から比べて45%も株価が下落したことを示しています。
Investors Sue Disney Over Alleged Chapek Era "Cost-Shifting Scheme" to Hide Streaming Losses https://t.co/lACXvSO3zH
— The Hollywood Reporter (@THR) August 29, 2023
視聴者数を水増し疑惑
またつい先ごろ、ディズニー+で配信された「スター・ウォーズ」シリーズのスピンオフ『アソーカ』でも、視聴者数を水増しした疑惑が出ています。
ディズニー傘下ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長は、この作品が配信スタートした際に1,400万ビューを獲得したと主張し、ディズニー+でトップになったとして「アソーカはあらゆる年齢層のファンに愛されており、彼女自身が主役のシリーズで視聴者の共感を得続けているのを見るのは素晴らしいことです」とコメントしました。
‘Star Wars: Ahsoka’ Draws 14 Million Views Globally For First Episodehttps://t.co/cLBqsAkVMe#StarWars #StarWarsAhsoka
— LionhearTV.net (@LionhearTVNet) September 4, 2023
しかし、第三者の追跡調査会社Samba TVの分析では、『アソーカ』の視聴者数はディズニーの主張よりもはるかに低いことがわかったという。
Samba TVによると、『アソーカ』は配信6日間でわずか120万世帯に視聴されただけだとのこと。これが正確ならあまりにひどいサバ読みです。
まあそもそもジョージ・ルーカスがルーカスフィルムをディズニーに売却して、キャスリーン・ケネディという人が社長になってから、スター・ウォーズはポリコレ作品になってしまった。
ポリコレがいいとか悪いとかではなく、世界経済フォーラムとかの政治的アジェンダに乗っかって、押しつけが甚だしいのがいただけない。すでに人々はDEIに嫌気がさしているし、だからオールドファンを失うことになったのは明白です。
同じ事がマーベル作品などにも言え、さらに古き良き作品の文化もぶっ壊している今のディズニー作品全般に見受けられることです。
The latest new #StarWars series, #Ahsoka finally hit screens with 1.2M US households watching over its first six days. This is similar to viewership of #Andor's premiere season and slightly lower than #TheMandalorian's third season premiere over its first six days.… pic.twitter.com/ymspRP15Es
— Samba TV (@samba_tv) August 28, 2023
ABCニュースの売却交渉が進行中
そんなわけでディズニーの低迷はどこまで行くのか。今年3月にディズニーは7,000人規模と言われる人員削減を開始しています。
そして現在、傘下の左派メディア「ABCニュース」の売却を進めているという。
ブルームバーグによれば、ABCニュースとそれに付随するローカル局の売却に関して、メディアグループのオーナーであるバイロン・アレン氏から入札があり、暫定的に100億ドルの金額が提示されたとのこと。
アレン氏はコメディアンからキャリアアップした立身出世の人物で、TV番組のMCなどを経て、ウェザー・チャンネルや地方局を次々と買収してきたという。現在メディア王とも言われています。
またアレン氏とは別に、ディズニーはネクスター・メディア・グループ社ともABCニュースの売却について話し合っているとも報じられています。
ネクスターも多数のメディアを所有する企業で、2020年の売上高は45億ドルと言われています。
Media mogul Byron Allen makes a $10 billion offer to Disney to acquire ABC, FX, National Geographic cable channels and local stations https://t.co/78KKr2OQM1
— Bloomberg (@business) September 15, 2023
ABCスタッフはパニックか
そんな中、ABCのスタッフがパニックになっていると報じられました。
CNNは、ディズニーがABCニュースの売却を協議していると報じられたことで、6人以上のABCのスタッフに話を聞いたところ、「みんなが動揺している」と答え、「誰もがこの話題で持ちきりだ」と語ったという。
もともとABCのスタッフは売却される可能性があることに不安を感じていたといい、会社の将来が不透明であることに苛立ちを覚えていたとのこと。また首脳陣から直接話を聞けるわけでもなく、報道で知るだけだった。
ネクスターはメディアのNewsNationを所有しており、NewsNationといえば米政府によるUFO機体回収プログラムの存在を暴露したデヴィッド・グラッシュ氏のインタビューを報じたことからもわかるように、中立的な報道姿勢で知られている。そんな中で、思いっきり左派に傾いたABCニュースのスタッフが動揺を覚えるのもムリはないでしょう。
まあABCニュースの売却はまだ決まったわけではないので、今後の情報に注目しておきたいところです。
The ABC News’ers suggested that they are frustrated that they remain in the dark about the future of their company. Instead of hearing directly from Disney leadership, they’re instead reading in the press about what the company could potentially do. https://t.co/rwlTNz00vR
— Yahoo News (@YahooNews) September 15, 2023
左派メディアの凋落が著しい
ただそんなCNNも身売り先を探していると言われてます。ホントかどうかわかりませんが、辞任した前CEOのジェフ・ザッカー氏がCNNの買収を目論んでいるとのウワサがあります。
いずれにしても左派メディアはおしなべてジリ貧ですね。
ワシントンポストは2,500人規模の人員削減をすると報じられてましたし、ニューヨークタイムズも広告部門を解雇すると報じられました。NBCとMSNBCも1月に75人を削減し、NPRも100人規模を解雇したとのこと。他にもBuzzFeed、VOX Mediaグループなどが3ケタの人員削減をしています。不思議な事に全部左派メディア。
一方、情報が出ていないのかどうかわかりませんが、なぜか保守メディアにこういうリストラ情報は見られない。やはり左派メディアは嘘ばかりで信用度が落ちたからか?と思わずにいられない。
そんなわけでディズニーがこのままWoke路線を突き進む限り、復活はなかなか厳しいのではと思うわけです。
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