Buzzfeed Newsのアプリが終了
Buzzfeed Newsのアプリが終了したようです。
米現地4月1日、BuzzFeed Newsのグローバルニュース・キュレーション・ディレクターのブランドン・ウォール氏が告知しました。
「やあみなさん、今日はBuzzFeed Newsアプリの最後の日です。思い出をありがとう、そしてまた会いましょう。」
詳しく知らないんですが、通常のBuzzFeedアプリは存続しているようで、そちらの方は今後も稼働していくとのこと。
end of an era 🥲 RIP BFN app ♥️ pic.twitter.com/qlaUio9AwW
— Brandon Wall (@Walldo) April 1, 2022
株主から閉鎖を求められていた
BuzzFeed Newsはリベラル系ですが、かなり左派色の濃いニュースサイトとして知られています。口の悪い人は「極左の○○箱」などと呼んでいるとかいないとか。
しかし2020年大統領選挙以後、左派メディアは全般的に米国民の信用を失っており、視聴者や読者が減少しています。
ご多分に漏れずBuzzFeed Newsも、年間およそ1000万ドルの損失を出していると言われていて、最近、複数の大株主から閉鎖するよう求められていることが報じられていました。
これに伴い、BuzzFeedは3月22日に赤字の報道部門を縮小すると発表しました。
BuzzFeed investors have pushed CEO Jonah Peretti to shut down entire newsroom, sources say https://t.co/NA70QJjvKp
— CNBC (@CNBC) March 22, 2022
音声データのリーク
BuzzFeedはHuffPostの共同創立者ジョナ・ペレッティ氏が2006年に設立しています。2020年11月にそのHuffPostを買収しました。
最近、匿名の内部告発者がBuzzFeedの内部会議の音声をリークしたようで、赤字に陥っているニュース部門の縮小を巡ってスタッフと幹部の間で緊迫したやり取りがあったことが明らかになりました。
それによると業務縮小の計画を発表した後、スタッフは怒りと不満を顕わにし、士気の低下を訴えたといいます。「屈辱的だ。本当に悔しい」「この会社は退職補助金を出すつもりはないと言われ、みんな本当に怒っている」
会社側は解雇ではなく自主的な早期退職を募集したとのこと。
編集長、副編集長、エグゼクティブ・エディターなどトップの3名がBuzzFeedを去ることを表明しています。
2014年には収益1億ドルと言われたが・・・
BuzzFeedは2014年には収益が1億ドルを超えていたとされましたが、2017年には100名のスタッフを解雇、2019年にも200名のスタッフを解雇しています。
さらに2020年には給与を5~25%削減すると発表しました。
2021年6月にSPAC(特別買収目的会社)を通じて株式上場をしましたが、以来40%以上下落していると言われています。
日本のBuzzFeed Japanは大丈夫なんですかね。知らんけど。
BuzzFeedの評判
米国では、支持政党に関係なく「BuzzFeedは信用できないメディア」という評判があったと言われています。(These are the most and least trusted news outlets in America /Insider)
BuzzFeedで有名なのは、ロシアゲートの元となった「スティール文書」を公開したことです。
35ページからなるこの文書は、ドナルド・トランプ氏とロシアが共謀していることを暴露しようとしたものでしたが、後に完全な捏造でありでっち上げだったことが判明しました。
トランプ氏はBuzzFeedを「失敗したゴミの山」と呼んでいます。
左派メディアの落日
上にも書いたように左派メディアはいま信用を落としているので、BuzzFeedのようなかなり左に偏ったものは、もともと左思想がある人を除き、一般民には受け入れられなくなっているのでしょう。あまりに極端にどっちかに振れると、寄り戻しも大きいです。
まあそれも、これまでやってきた偏向報道のツケが回ってきているだけだと思いますけどね。完全に民主党のお抱え報道機関になっちゃっているので。
本来メディアは中立的な立場で報道するのが基本だと思います。
詳しくは→こちら