ハマスがイスラエルに大規模攻撃、第三次世界大戦か――バイデン政権はイランに60億ドルを提供

Mor, Public domain, via Wikimedia Commons

ハマス、イスラエルに大規模攻撃

10月7日、パレスチナのガザ地区を支配するイスラム組織の「ハマス」が、イスラエルへの大規模攻撃を開始しました。

奇しくもこれが火星/冥王星スクエアの天体配置で起こったのは興味深いです。

一部ネットでは、これきっかけで第三次世界大戦になるんじゃないかと騒がれていますが。

そうなるかどうかは人間次第ですが、実は私のところへ鑑定に来られた一部の方には、これからの水瓶座時代は「戦争」がキーワードの一つになるとお伝えしています。それが早くもきているという印象を受けました。

そして水瓶座時代は「多くの命が失われる」とも言っています。でも本格的なのはまだ先です。冥王星の動きだけじゃないですから。

さておき現地時間7日朝、ハマスが「アル・アクサの洪水作戦」の開始を発表し、ガザ地区からイスラエルに向けて5,000発以上のロケット弾を発射したという。

この攻撃は、ちょうどシムハット・トーラーというユダヤ教の祝日に行われ、イスラエル側に油断があったかもしれません。

報道によると、少なくとも250人のイスラエル人と230人以上のパレスチナ人が死亡したと伝えられています。

イスラエル人が人質に

もともと2005年にイスラエルがガザ地区から撤退し、2007年にハマスがガザ地区を掌握して以来、ガザ地区とイスラエルは紛争状態にあったという。

今年に入って争いは激化し、少なくとも247人のパレスチナ人がイスラエル軍によって殺害され、32人のイスラエル人と2人の外国人がパレスチナ人の攻撃で殺害されていたんだとか。

そんな中で10月7日にハマスの攻撃が始まりました。攻撃とほぼ同時に、約1,000人のパレスチナ人武装勢力がトラックやSUVなどを使ってガザからイスラエルに潜入したという。

潜入者たちは人質を取り、家屋に放火したと報告されています。

女性も人質に↓

在米イスラエル大使館によると、女性や子供が拉致されているという。

ハマスについて

ハマス(Hamas)は1987年に創設された過激派運動で、「イスラム原理主義組織ハマス」と呼ばれています。

パレスチナ解放機構(PLO)に代わる宗教的な存在となることを意図していたといい、その目的は、パレスチナにイスラム国家を樹立することだとか。

2007年にハマスがガザ地区を支配して以来、ヨルダン川西岸を支配するファタハとの間で亀裂が生じており、パレスチナ人の和平を阻む最も困難な障害になっているという。

現在ハマスは多くの国からテロリスト集団とみなされていますが、イランはハマスを支援しており、資金、軍事訓練、武器などで同グループを支援してきました。

ハマスとイランの関係は、シリア内戦で対立し、一時ぎくしゃくしたという。しかし近年、共通の敵であるイスラエルとの関係において、再び緊密化しているようです。

バイデン政権はイランに60億ドルを提供

一説によると、今回ハマスが単独でこのレベルの大量攻撃を仕掛けることができたとは考え難いといい、だとするとバックにいるのはイランという構図が見えてきます。

実際にイランは、「ハマスのイスラエル攻撃を支持する」との声明を発表しました。

そのイランは最近、米国のバイデン政権から60億ドルを手にしています。なぜバイデン政権は60億ドルを与えたのか。

これは先ごろの9.11同時多発テロの追悼式の記念に、凍結していたイランの資産を解放したものです。

バイデン政権はイランで拘束されている5人のアメリカ人を釈放するため、この取引を行いました。と同時に、米国に拘束されていたイラン人受刑者5人を釈放しました。

この60億ドルは名目上、人道的な目的に使われることになっているとのことですが、なにせ相手はイランだというのにそれを信じる人は果たしているのか疑問です。

ドナルド・トランプ「60億ドルがテロに使われる」

案の定、この合意は9.11犠牲者の遺族や、共和党議員、その他の人々から、バイデン政権への批判を招きました。

ペテン師ジョー・バイデンがイランのテロリスト政権に60億ドルもの資金を提供するなんて信じられるか?

その金は中東全域、いや世界中のテロリズムに使われる。この無能な愚か者は、アメリカを絶対に破壊する。

彼は9月11日の今日、大胆にもこの恐ろしい取引を発表したのだ。人質に金を払うことは、世界中のアメリカ人に対する誘拐、身代金、恐喝につながる。私は様々な非友好的な国から何十人もの国民を解放したが、一銭も払ったことはない。
ドナルド・トランプ

国家安全保障担当のアドリアン・ワトソン氏は、イランに供与された60億ドルの資金は、ハマスの攻撃とはまったく無関係であり、「偽情報だー」と否定しています。

イランは核査察を拒否

そしてトランプ氏の予言通り、イランは米国から60億ドルを受け取った直後、国連の核査察団によるいかなる査察も即座に妨害したという。

IAEA事務局長が声明を出しています。

「本日、イラン・イスラム共和国(イラン)は、NPT保障措置協定の下、イランで検証活動を行うために任命された経験豊富なイラン原子力庁の査察官数名の指名を撤回するとの決定を私に通知してきた。」↓

「この不釣り合いかつ前例のない一方的な措置は、イランにおける当庁の検証活動の通常の計画と実施に影響を与え、当庁とイランの間に存在すべき協力に公然と反するものであり、強く非難する。

イランによるこの深く遺憾な決定は、誤った方向への新たな一歩であり、NPT保障措置協定の実施においてすでに緊張しているIAEAとイランの関係に不必要な打撃を与えるものである。」

ウクライナ支援やアフガンに残した武器が使われる懸念

さらに米国や西側諸国がウクライナ支援のために提供した武器や、米軍のアフガニスタン撤退の時に残してきた武器が、イランの手に渡り、使用された可能性について懸念されています。

今年6月にNewsweekは、米軍の武器が「イスラエルの敵」に渡った可能性を心配するイスラエル軍司令官との会話を報じています。

イスラエル国防軍(IDF)の高位司令官によると、イスラエルは、米国をはじめとする西側諸国がウクライナに提供した兵器が、イランを含む中東のイスラエルの敵の手に渡るリスクを懸念しているという。

専門家もこのような懸念を支持しており、この事態は、米国の武器輸送が横流しされ、イスラエルと米国の敵対勢力に力を与えるという長い遺産の新たな章になる可能性がある。

またアフガニスタンに残された武器についても

さらに最近では、2021年8月に米軍がアフガニスタンから撤退した後、タリバンはブラックホークヘリコプターを含む米国の武器や装備のかなりの兵器を確保した。

ニューズウィーク誌が取材したイスラエルの司令官によれば、アフガニスタンで押収された米軍の兵器の一部は、すでにガザ地区で活動するパレスチナ人グループの手に渡っていることが確認されているという。

Israel Worries U.S. Weapons for Ukraine Are Ending Up in Iran’s Hands /Newsweek

実際にアフガニスタンを支配しているタリバンは、米軍が残した武器や装備もすべて奪取したと報じられています。

この中には飛行機、銃、暗視ゴーグル、車両、通信機器、ドローンなどが含まれるという。米政府高官は、これらの兵器が民間人の攻撃に使用されたり、敵対勢力に引き渡されることを懸念していました。

これらはあくまで懸念であり、実際にハマスの武器がどこから来ているのかは不明です。

ただバイデン政権は、もしかしたらハマスに協力しちゃってる可能性がある。

バイデン政権はそれでいいのか

ジョー・バイデン大統領がハマスの攻撃について知らされたのは、攻撃開始から8時間後だという。それまで寝ていたみたいですが、いいのかそれで。

バイデン大統領はイスラエルへの攻撃を非難する声明を発表したものの、60億ドルの件があり、SNSでは批判の声が出ています。

時代は急に変わってきている

いずれにしても時代が急に変わっています。

すでにウクライナ戦争はどこで止まるのかわかりませんし、ロシアは北朝鮮と何やら怪しい動きを始めました。

そしてこの騒然とした状態で中国が台湾に侵攻したら、日本は安穏としていられるでしょうか。頼るべき米国は、バイデン政権になって急に頼りなくなっている。

上で書いたように第三次世界大戦になるかどうかは人間次第です。天体は地上に影響は与えますが、それを受けて行動するのは人間です。

まあ占星術は古くは世の中の動向を知るために構築されてきた歴史があるので、こういうのを読めなければならないとも言えます。個人だけじゃなくて。

個人は世の中の上に成り立っています。もし戦争になったら個人の運などは言っていられないのでは。


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2023年4月1日
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