バイデン大統領は8月31日までにアフガニスタンから米軍撤退を固持――世論調査で支持率急低下

バイデンは8月31日撤退を固持

やはりバイデン大統領はアフガニスタンからの米軍撤退期限を固持し、8月31日までに撤退を完了する予定だと表明しました。すでに数百人の米軍兵士がアフガニスタンから撤退しているようです。

米現地8月24日にバイデン大統領は、迅速に撤退する必要があると述べました。「日を追うごとに、我が軍に危険が増す」POLITICOによると、ペンタゴン(米国防総省)が期限を守るよう進言したと伝えています。

また期限を守るための条件は「タリバンが協力を続け、我々が移送する人たちの空港へのアクセスを許可し、オペレーションを妨げないこと」だとしています。

バイデン大統領によれば、これまでのところタリバンは協力的な姿勢を見せているといいますが、一方で「ISIS-K」(Islamic State-Khorasan)と言われるテロ集団グループの攻撃の危険性が高まっているとのことです。

この会見でバイデン大統領には記者達から多くの質問が浴びせられましたが、無視して立ち去りました。

動画↓

さすが史上最高の得票数で当選した第46代米国大統領です。

期限延長の声止まず

伝えられているところによると、これまで米国は5万人とも7万人とも言われる人たちを避難させているといい、うち4,000人以上の米国民が含まれているといいます。しかしまだ避難を求めている人が10万人以上いる可能性があると伝えられています。

イギリスのボリス・ジョンソン首相などヨーロッパの同盟国の一部の首脳たちは、期限を延長するよう要請しているとのことです。

また超党派の議員達が期限延長を求めているといいます。THE HILLは、アンソニー・ブリンケン国務長官・ロイド・オースチン国防長官・マーク・ミリー統合参謀本部議長が8月31日の期限は非現実であると指摘したとの声を伝えています。

米議員が秘密裏にカブールを訪問

さらに民主党のセス・モールトン議員と共和党のピーター・メイヤー議員が、混乱の渦中にあるカブールを内密に訪れたことを明らかにしています。

今日、メイヤー議員とともに避難の状況を見ようとカブールを訪れました。

ゲートで若い海兵隊員や兵士達が、どこの世界でも見たことがないような生々しい人間の絡み合いをナビゲートしているのを目の当たりにしたのは、言葉では言い表せません。

モールトン議員はこれに続くツイートで

「海兵隊員から国務省のベテランまで、これほど多くの公務員が自分の仕事について涙ながらに語ったことはありません。」

「今週、米国がカブールで行っているような非常に悲劇的で英雄的なものを、世界は決して見たことがありません。恐怖と絶望は最悪です。希望と思いやりは素晴らしい。」

「今回の訪問では、多くのベテラン達と同様、8月31日の期限を延長するよう大統領にプッシュしたいと思っていました。しかし現地の指揮官達と話をし、状況を見るにつけ、避難を開始するのがあまりに遅かったため、何をしても無駄なのは明らかです。」

そしてモールトン議員は、国民を避難させるためにはタリバンとの微妙な関係にかかっている、と述べています。

しかし2名の議員がアフガニスタンを訪れたことに対して、国務省と国防総省の当局者は激怒しているとワシントンポストの記者が伝えています。

バイデン支持率が急激に悪化

さて期限通り8月31日までに撤退を完了することが出来るのでしょうか。もし残ってしまった場合どうするのか。

USA TODAYとサフォーク大学が行った最新の世論調査によると、バイデン大統領を支持すると答えたのは全体の41%、反対は55%になり、先週から一気に悪化したと伝えられています。

その中でもアフガニスタン撤退を評価したのは、たったの26%にとどまっています。

さらに73%の人が、アフガニスタンが再びアメリカを標的にするテロの拠点になると答えているといいます。

お気づきでしょうが、いま一つの歴史が刻まれようとしてます。このことは将来、歴史の教科書に載るでしょう。

そしてアメリカは今後どうなるのか。陰で笑っている国はどこか。

ではこの辺で失礼します。