「ロシアは戦争を始める」ドイツ機密文書がリーク――専門家「中国とロシアは第三次世界大戦を考えている」

ウラジミール・プーチン/U.S. Department of State from United States, Public domain, via Wikimedia Commons

ドイツの機密文書「ロシアは戦争を仕掛ける」

カトリックのビガーノ大司教がコロナ倫理国際協会に送ったCOVID-19とワクチンに関するメッセージで、”大量絶滅計画”ってストレートにぶった切ってて、さすがです。

さてドイツ国防省の機密文書がリークされ、2月にもロシアが攻撃をしかけてくることを想定し、どのようにエスカレートしていくかの手順が記されているという。

これはドイツのメディア「BILD」が報じたもので(有料記事)、それによるとロシアのプーチン大統領はNATOへの攻撃を仕掛けてくると懸念しています。

1月14日にBILDはドイツ国防省(MoD)から、2024年2月に始まるロシアとNATOの「紛争への道」のシナリオ「同盟防衛2025」の概要を記した機密文書を入手したと報じました。

これには月ごとのタイムテーブルが説明されており、2025年夏には数十万人のNATO軍が展開され、戦争の勃発が避けられなくなるとしている。

まさに第三次世界大戦へのシナリオのようです。

「同盟防衛2024」による戦争へのシナリオ

「同盟防衛2024」によると、ロシアは2月に行動を開始し、20万人を動員するという。

そして春にウクライナへの攻勢を激化し、6月までにウクライナ軍を後退させるとしています。

ロシアの西側諸国に対する攻撃は、最初は秘密裏に行われていくが、次第に露骨になっていくと予想しています。

主にバルト諸国(エストニア、ラトビア、リトアニア)において、サイバー攻撃やその他の形態のハイブリッド戦争が展開されるという。そこで衝突が起こり、ロシアはそれを口実にして、9月までにベラルーシとロシア西部に5万人の軍を派遣して、大規模な軍事演習を開始すると予想しています。

10月には、ロシアがカリーニングラード(ポーランドとリトアニアの間に位置するロシア領)に軍隊と中距離ミサイルを配備することができる。

12月以降は、多数の死傷者を伴う衝突がスヴァウキ・ギャップ(リトアニアとポーランドの国境線)付近で展開されるとのこと。

2025年のシナリオ

その頃にはジョー・バイデン大統領が大統領選挙で敗北し、米国は数週間指導者不在となり、その混乱に乗じてロシアがNATO本土への攻撃を開始するだろうとしている。

NATOは2025年1月に臨時会議を開き、ポーランドやバルト諸国がロシアの脅威の増大を報告し、助けを求める。

その混乱の中、ロシアは2025年3月までにさらに多くの軍隊をバルト諸国とベラルーシに移動させるという。その数は7万人になると言っている。

2025年5月には、NATOは再び会合を開いて、ロシアの攻撃を阻止するための「信頼できる抑止のための措置」を決定するとしており、NATOは30万人の兵士を東側に配備するとしています。

ドイツ国防省の報道官は、このシナリオについて肯定も否定もせず、「さまざまなシナリオを検討することは、日常的な軍事業務の一部であり、特に訓練においては重要なことだ」とコメントしました。

すなわち暗に認めたことになるかと。

スウェーデンも戦争を懸念

スウェーデンのカール・オスカル・ボーリン民間防衛大臣は、「戦争が起こるかもしれない」と警告したという。そして戦争に備えるよう国民に促した。

「約210年間、平和であった国にとって、平和が不動のものであるという考えは身近なものだ。 しかし、この結論に安住することは、これまでの長い期間以上に危険になっている」と述べ、

「スウェーデンで戦争が起こるかもしれない。世界は第二次世界大戦後、いつにも増して大きなリスクを伴う安全保障上の見通しに直面している。」

そして、もしウクライナがロシアの猛攻に耐えられなければ、「次はリトアニア、ラトビア、エストニア、モルドバかもしれない」と付け加えました。

一方、エストニアのカジャ・カラス首相は、同国の諜報機関の分析によると、ロシアは軍事力を回復するのに3年から5年かかるとしています。

「ロシアが望んでいるのは一時停止であり、この一時停止は資源と力を集めることだからだ。弱さは侵略者を刺激するので、弱さはロシアを刺激することになる」

中国とロシアは第三次世界大戦を考えている

中国の専門家で評論家のゴードン・チャン氏によれば、「中国とロシアは第三次世界大戦を考えている」という。

12月25日に77WABCラジオに出演したチャン氏は、中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領は、「新たな枢軸の中核を形成しつつある」と述べました。

またこの中核の周りには「イラン、北朝鮮、アルジェリア、そしてテロリスト集団などの代理人やそのまた代理人がいる」と説明しています。

そして習近平氏とプーチン氏は世界中で協力していると述べ、「彼らは基本的に国際システムを2つに分けており、その半分を乗っ取ろうとしている。彼らは常に核兵器の使用について話している」と主張しました。

世界の分裂

中国とロシアは、ウクライナ、ガザ、北アフリカで協力し合っているという。さらにイランの支援を受けたフーシ派による攻撃も煽っているとのこと。

チャン氏によれば、中国とロシアは「米国を倒さなければならない」と考えているという。

しかもバイデン政権が行動を起こさないため、中国、ロシア、イランは「さあ、もっとやってやろう」と考えているだろう、と述べた。

まあいずれにしても、今年の大統領選挙でトランプ氏が当選するかどうかがカギになるでしょうね。トランプ氏は第三次世界大戦を止められるかどうか。

それでも世界は分裂する可能性はあるでしょうけど。なにせ水瓶座時代ですから。

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