亡くなった小林麻央氏は、息子・勸玄君が歌舞伎座の舞台に立つ姿を見ることを目標にしていたという。実際、勸玄君は7月3日から始まる「七月大歌舞伎」において、白狐の役で史上最年少の宙乗りに挑戦する予定だったが、そんな母親の願いは、残念ながら目前にして叶わなかった。
母を失ったことにより、残された二人の子供たちへの影響はどうなのか、二人のホロスコープを眺めながら考えてみたい。
トラウマになりそうな長女
長女の麗禾(れいか)ちゃんの場合、これを見る限り、可哀想だけど後を引くかもしれない。
なにせ5才という年令で「母親」という一番の存在を失ったのだから、その小さな心に刻まれた傷は決して小さなものではないだろう。しかも、この子のホロスコープは「家」が重要なポイントなので、なおさらのように思う。
本来このホロスコープは家が一番安心してリラックスできる場所にするべきで、そこには安心できる存在=母親があって欲しかった。
しかし麗禾ちゃんのホロスコープにはすでに、幼少期において理解を超えるような体験をすることが暗示されている。それは麗禾ちゃんが心で消化しようとしてもできないもので、それが原因で彼女が今後、ある種トラウマのようなものを抱えるかもしれない、という印象を受ける・・・その体験というのは、まさしく今回の母親の死で間違いないだろう。
願わくばこのエネルギーを、ポジティブに活用できるような生き方をしてもらいたいものだ。
成田屋の名跡を受け継ぐために生まれた長男
勸玄(かんげん)君のホロスコープとて、母の死の影響が全く無いとは思いづらい。ただそれを、彼の中でうまく調整して生きるていくようなイメージは、このホロスコープから受けとれる。
それはさておき、この図を見て少し驚いた。
というのも、小林麻央氏は成田屋を引き継ぐであろう男子を、そして将来の十二代目市川海老蔵、そして十四代目市川團十郎を、確実にこの世に残して旅立ったかもしれないということだ。
そしてもう一つある。
確実に母親・小林麻央の血筋を勸玄君に受け継がせたということ。
彼が母親そっくりなのはそのためだろう。
勸玄君のホロスコープは、彼が成田屋の名跡を継ぐために生まれてきたことを暗示している。そして母親である小林麻央氏は、その役目をしっかりと果たして人生を終えた。
代々受け継がれてきた血筋を次の世代へとつなぐ――もしかしたら彼女は、そのためにこの世に生まれてきたかもしれない。
こういうのを見ると、人間という存在、そしてホロスコープの不思議さ奥深さに、畏怖の念を覚えざるを得ない。
勸玄君と麻央氏の深く結ばれた縁
母親の意思は、勸玄君のホロスコープとの関係性に見てとれる。
なぜなら麻央氏の太陽は、勸玄君の8ハウスに入る。8ハウスはあちらの世界との交信だ。
勸玄君に自覚があろうがなかろうが、麻央氏の意思を受け取るだろう。それは生と死を超えた世界だ。
だからこそ、勸玄君の勇姿を見たかったに違いない。
最後に、それが叶わなかったことは残念に思う。
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