だいたいこの時期になると、どこかしらのチャンネルで映画「ダイ・ハード」か「ホーム・アローン」を放映するっていうのが定番になってて。どちらもクリスマスが舞台っていうので。今年も例にもれず、つい最近ホーム・アローンが地上波で放映されたらしいけど。
「ホーム・アローン」ネタのGoogle動画が話題
このたび米Googleが、その「ホーム・アローン」をオマージュしたキャンペーン動画『Home Alone Again with the Google Assistant』を配信して話題になってる。
これは「Googleアシスタント」のCM動画だけど、出演しているのはもちろん主人公ケビン・マカリスターを演じたマコーレー・カルキンで、12/23現在で再生数2200万回を超える人気動画になってる。
『Home Alone Again with the Google Assistant』は約1分の動画だが、ホーム・アローンの世界観バッチリで、現在38才になったマコーレー扮するケビンが、やはりあの家でクリスマスに一人で過ごすっていう設定。
原作さながらベッドの上で飛び跳ねるのはいいんだけど、そのあと腰を痛めたり、あの地下室のストーブが出てきたり、泥棒たちのワゴンが家の前に停まるんだけどケビンが仕掛けたトリックで退散するなど、オマージュ感たっぷりで原作の内容を覚えてる人には懐かしい内容。
「世界一有名な子役」ギネス認定
ホーム・アローンが公開されたのは1990年なので、すでに28年が経っている。当時異例の大ヒットとなったため、続編2、3、4、5(5はテレビ映画)まで制作されたが、結局オリジナルが一番のヒットっていうありがちな結果だった。しかもマコーレー・カルキンが出演したのはホーム・アローン2まで。
これでマコーレーはブレイクし「世界一有名な子役」としてギネス認定された。引く手あまたの大人気子役となり、ギャラも高騰し続けたという。
というのも、ホーム・アローン1作目のギャラが10万ドル(現在のレートで1000万円くらい)だったのに対し、2では450万ドルになり、1993~1994年(13~14才)に一本800万ドルにまで跳ね上がっていたという。
両親のドロ沼裁判
しかし当時マネージャーだった父親が法外なギャラ要求をし続けたため、1994年の後半になるとマコーレーへのオファーは激減したという。
さらに両親が別離の際に、マコーレーの親権と稼いだカネをめぐって長期ドロ沼裁判に突入してしまう。マコーレー自身も両親の裁判が決着するまで活動を休止すると宣言し、結局1995~1997年まで裁判が続いた。
しかしマコーレーも、15才の時に親権争いをしてる両親を相手取って自ら提訴し、自分で稼いだ財産は自分で管理するという権利を勝ち取ったという。この時になってマコーレーは、ようやくそれまで自分が稼いだ莫大な金額を知ったらしい。
子役にありがちな転落人生
裁判の決着後、マコーレーは役者を引退した。そして普通の学生生活が送りたいと高校へ入学、そこで知り合った女性と17才の時に結婚したが、2年ほどで離婚した。
2003年に本格的に俳優活動を再開するも、2004年に薬物で逮捕された。
2012年に激ヤセした姿とともに薬物中毒の末期だと報じられ、その後も幾度となく死亡説が流れている。
現在は地道に俳優活動を続けているという。
毒親と絶縁
マコーレーは昔で言う「子役は大成しない」っていう典型かもしれない。最近はそういう定説も払拭されつつあって、子役あがりでも売れてる人はたくさんいるけど。
いずれにしてもマコーレーの場合は、本人の資質云々よりも「毒親」っていうのが気になるよね。父親も舞台俳優だったみたいで、よくある「自分の果たせなかった夢」を子役の息子に投影してしまったかもしれなくて。
というのも、マコーレー自身が「子役時代、親から無理矢理働かせられていた」「父親から虐待を受けていた。今でも傷が残ってる。」などと言っていて、そのため両親と別れたことが「今までの人生で起きたことの中で、最もいいことの一つだった」とも語っている。
それは彼にとって相当トラウマだったらしく、今でも父親を許せないみたいで、絶縁しているという。そんなことから、裁判後は親にも仕事にもうんざりしてしまったらしい。
マコーレー・カルキンのホロスコープ
一応マコーレーのホロスコープを見てみたが(出生時間は不明)、これだとトランジットの冥王星が射手座にあった時代はしんどいだろう。
冥王星は1995年に射手座に入っており、ちょうどマコーレーの両親がドロ沼裁判に入った頃と符合する。ただ冥王星が山羊座に移っても、姉が交通事故死してその時のショックも相当だったようだ。
確かにマコーレーの月はゾスマやアルファードとパランしていて、こうした傷を負いやすかったかもしれない。
今は回復していると思うけど、本人はもうあくせく働きたくないというと思いがあるみたいで、仕事も選んでゆっくりやっているという。
だからいま露出が少ないのは、むしろ本人が望んでいることのようだ。
※当ブログでは主流メディアでなかなか報じられず、検索されない情報を取り上げています。ぜひブックマークなどをご利用ください。またあなたの大切な人や、教えたい人にお知らせ・共有してください。
詳しくは→こちら