歌姫アデルがツアーから引退?――感性が人の心を捉えて離さないワケ

イギリスの歌姫・アデルが、今後ツアーを行わないのではないかと憶測が飛んでいる。というのも、アデルのツアー会社が精算の手続きに入ったという。そもそもアデルは以前から、ツアーに対して否定的なコメントをしていたというのも、その要因になっているようだ。

世界的・歴史的なアーティストなのに・・・

1月4日に、アデルのツアー会社「Remedy Touring LLP」の会社精算の申請が出されたというが、特に赤字というわけでもないもよう。この会社は2015年に設立されたらしく、アデルは2016~17年にワールドツアーを行ったが、以前より「ツアーは得意じゃない」と語っていたという。

アデルが2011年にリリースした2ndアルバム『21』は19カ国で1位を獲得、さらにそれまでマイケル・ジャクソンが記録していた全米ビルボード38週連続トップ5の記録を抜いてしまった。またギネスにも3つ記録されたという。

イギリスのHeat誌では30才以下の長者番付で、アデルは3年連続1位らしい。エド・シーラン、ダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソンより稼ぎが多い。

ただそうした世界的な評価に比べ、アデルは日本では売上や人気度も低いという。やはり英語圏ではないというのと、彼女の作品がわかりやすいポップなものではなく、むしろファンは彼女の作品内容や表現力をガチで評価しているというのがあるのではないか。実際iTunesみたいなネット聴き放題サービスには入ってないらしく、指名買いがほとんどらしい。

またそれとは別に、彼女はプライベートをひけらかさないというのがあるみたいだ。SNSは一応あるようだが、ほぼ音楽に関する内容だけという。やはり日本ではテイラー・スウィフトみたいなシンプルでわかりやすい方がウケが良いのかもしれない。

アデルのホロスコープ

アデル:ホロスコープ

アデル:ホロスコープ

アデルのホロスコープはアセンダントが蟹座で、そのルーラーの月が6ハウスっていうので、今の仕事はまさに生まれ持った天性というべきものなんだけど、ただこの月はちょっと厳しいわけよね。

それを表すかのように、彼女が2才の時に父親が家を出てしまい、シングルマザーで育てられてきたという。この月はそんなハードな幼少体験をしっかりと刻み込んでいて、息苦しい感じがある。

ちなみにアデルは今でも父親を許していないらしく、彼女が妊娠した時に父親が「許されるのであれば、もう一度会いたい」と名乗り出てきたというのだけど、「ツバ吐きかけてやりたい」とけんもほろろだったという。まあ、捨てた娘が世界的に売れたので出てきた、というのがミエミエっちゃあそうだけど。

で、そういう月のしんどさっていうのが父親イメージになってるのと同時に、仕事面では「ライブきっつい」「人前に出たくない」っていう風になるのではないかと思うんだけど。かなり自制的な月なので。

実際ライブで撮影しようとしてる客に、アデルがたしなめてる動画とかがあって、たぶん彼女はそういうので無意識に傷つくんだと思う。

で今はトランジットの土星が山羊座にいるのでサターンリターンになっていて、そういう心の負担はもういいや、ってなってるかもしれない。

感性が作品に投影

一方でこういうセンシティブな月が彼女の表現力とか感受性になってて、作品に投影されているのは間違いないだろう。ちなみにこの月は、こと座のヴェガとパランしているので、表現力があって人を巻き込むカリスマ性がある。

さらに月は12ハウスの金星と180度なので、彼女の内面にダイレクトに直結してる。この金星も実はストイックであり、さらに感性を重厚なものにするだろう。もう一つ加えれば、この金星はカイロンと合なので、傷や痛みを伴っている。

たぶん軽々しさがないんだよね。彼女の公式サイトで、ツアーのファイナルだったウェンブリー・スタジアムでの4公演のうち、最後の2公演が声帯に異常をきたしてドクターストップがかり、中止になってしまったことを謝罪するコメントがあるんだけど、かなり神妙な文章で、キャラが出てると思う。

サクセスは約束されたもの?

別にアーティストだからってライブを演らなきゃいけないって決まりもないので、ファンが望んだとしても、それが本人の負担になるのであれば、そういう選択もありだろう。

いずれにしても、こうした人並みじゃない感性が投影されることに、アデルの作品の本質があると思うのであって、単にノリの良さとかポップさだけじゃ満たされない、心底えぐるものがあるのかもしれない。

また彼女が、エイミー・ワインハウスと入れ替わるように出てきたっていうのも、何かちょっと通じるものがあるような気がしてる。

ちなみに、この図の太陽は彼女の成功をほとんど約束したようなものなので、特にここでイキって取り上げるものでもない。あまりにストレートにサクセスが約束されすぎてて、ひねりもなにもない(笑)。

ただそんな中でも、この太陽は現状に失望する暗示もあるので、ツアーに否定的なのはそういうベースがあるかもしれないが。

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2023年4月1日
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