今年8月31日はダイアナ妃の没後20年ということで、先ごろイギリスのチャンネル4がダイアナ妃の生前のお蔵入り映像を放映したことが話題になっている。この映像は当時のボイストレーナーだったピーター・セトレン氏が1992~93年頃に彼女をプライベートインタビューをしたもので、後にこの映像が元ネタとなり『ダイアナ妃の真実』という暴露本が出版され当時ベストセラーになった。
私生活や浮気まで・・・タブーとされてきた映像
映像での彼女はセトレン氏に気を許していたのか、幼少期の事やチャールズ皇太子との出会い、そして私生活や浮気に至るまで、さまざまな悩みやプライベートなことまで赤裸々に語っているという。
ただしこの映像は、セトレン氏とダイアナ妃の弟・スペンサー卿との間で、所有権を巡って長い間裁判で争われたようで、イギリスでは内容が不謹慎だということでずっとタブーとされてきた。しかし8/6の放映時、ピーク時には410万人(世帯?)がこの番組を視聴したという(ここ1年4ヶ月で同チャンネル最高記録)。
いずれにしても死後20年たっても、未だ話題になるダイアナ妃というのは、いかに存在が際立っていたかというのをうかがわせるものだ。
ダイアナ妃のホロスコープ――果たしてイメージ通りの人かは疑問
ちょうど2年前(没後18年)のときにもダイアナ妃のホロスコープについて書いたのだけど、彼女の2ハウスにある水瓶座の月が、牡牛座の金星・獅子座の天王星のTスクエアだけって言う時点で、そもそもこの人は結婚に向くのかな?っていう疑問がある。
でまあ、そういう性質が夫婦間において露骨に出てしまった場合、それでもチャールズ皇太子は受け入れることが出来ただろうか、などと考えると、二人の結末も仕方なかったのかなと思わないでもないわけで・・・もちろんそれ以外にも色々な事情はあっただろうけど。
以前日本のTV番組にも出演した、かつてダイアナ妃のお抱え予言者だったケリー・モーガン氏も、最終的にはダイアナ妃がアドバイスに一切耳を傾けなくなって断絶された、と語っていたが、それを納得させるようなものが上述の部分にはある。
でご存知のように離婚後、ダイアナ元妃は英王室にあてつけるかのように奔放な恋に走る。そんな中で決定的なスクープとなったドディ・アルファイド氏との水着でのキス写真は、英サンデーミラー紙に「THE KISS」とタイトルを付けられ一面でデカデカと報道され、かなりの騒動になった。
しかし死後、この写真はダイアナ側からのリクエストでカメラマン=ジェイソン・フレイザー氏に撮影させたことが証言によって明るみになる。つまりダイアナ妃は、あてつけやリベンジかのように、スキャンダラスな話題を振りまいていたフシがある――もうね、こういうところが上述したホロスコープの部分を反映しているんだが。
最後の恋人ドディ・アルファイド氏とのホロスコープ相性にみる不幸の暗示
で、このドディ・アルファイド氏との交際が、結果的に不幸な事故を招いてしまう。それは二人の相性に現れている。
イギリスのデパート「ハロッズ」やホテル・リッツ・パリのオーナーで、億万長者のモハメド・アルファイド氏の息子であるドディ氏は名うてのプレイボーイだったらしいが、実母の兄が悪名高い武器商人だった事で、ダイアナ妃は周囲に交際を反対されていた。
しかしそれよりなにより、エジプト人との交際ということが、英国王位継承者(ウィリアム王子・ヘンリー王子)の実母として、王室のプライドが許すものではなかったのではないか。つまりもしドディ・アルファイド氏との間に子供でもできようものなら、ウィリアム王子・ヘンリー王子の兄弟ということになってしまう――これが後にダイアナ事故死=陰謀説の根拠の一つとなるのだが。
二人のホロスコープを重ねて相性を見てみると、果たしてドディ氏は彼女に癒やしや安らぎを与えられる存在であったろうか疑問が残る。それもそうだが、あの不幸な結末を暗示させるよう気さえするのだが。
事故時のトランジット
ダイアナ妃は出生の土星にトランジットの海王星が重なった時に事故死しているが、これは占星術的に犠牲死ともスキャンダルによる死とも受け取れる。
最後に二人のホロスコープと、事故時のトランジットを三重に重ねてみたが、二人の間の危なそうな部分を、この日のトランジットが刺激してしまった構図だ。言い換えればもともと火種になりそうな部分に、ガソリンを撒いて火を放ったようなタイミングだった。
これは、元々の二人の相性に危うい部分がなければ、少なくともこのような結末にはならなかったのではないかという事を想像させる。
最後に
ダイアナ妃の恒星パランを見てみた。
「死後の評価」を示すLowerを見ると、太陽とおおいぬ座のシリウスがアンチカルミネートしている。この組み合わせはカルミネートでも同じだが、これはダイアナ妃が生前から、いかに神聖化された存在であったか、そしてそれは死後も伝説として続く、ということを物語っているものだ。
このことからも、今後も彼女は悪く言われることはないのだろうという気がする。
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