混迷の貴乃花親方の引退騒動、あらためて考察

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引退届を出したことで事態がさらに混迷化しているけど、貴乃花親方と相撲協会についてはこれまでも何度か書いてきたので、両者に対する個人的な見解は変わらない。相変わらず相撲協会の裏がありそうな感じと、貴乃花親方の頑なさ、という構図はホロスコープ通りだからだ。

身分の変更はホロスコープから

貴乃花親方:現在のトランジット

貴乃花親方:現在のトランジット

それとこれも以前に書いたと思うけど、貴乃花親方のホロスコープにはここのところずっとMCに冥王星が重なっているので=「身分の変更」というのが暗示されていた。それが受け身の形でなく、自らカードを切ってきた事は、少々の驚きをもたらしたかもしれない。

おそらくこれには、今年5月にトランジットの天王星が牡牛座に入ったことも影響しているはずで、なぜなら天王星は彼のAC(アセンダント)に重なったからだ。そもそも天王星は反抗・独立の天体であり、しかもインパクトを伴う。今回の彼の行動も少なからずインパクトがあったのもそのためだ。

貴乃花親方の場合は生まれ時間がわかっている(ソースは不明だが)ので、三重円をはじめ、さまざまな占星術的テクニックを使って考察できるのがありがたい。MCもACも生まれた時間と場所がわからないと算出できないのだ。

ハーモニクスによる行動原理の表れ

そして今回の行動は、そのテクニックの一つであるハーモニクス(A調波)にハッキリと表れていた。ちなみにハーモニクスは行動原理に直結するので、個人的によく使わせてもらっている。

このハーモニクスによれば、そもそも親方は根本的に理想を求める人であり、既存の偏りをぶち破りたい人、という宿命的なものが暗示されている。そして45才・46才の年令で行動化するのが表れている――すなわちそれが、昨年から続く親方の協会に対する反発行動であることは異論がない。

特に今年46才の誕生日以降はそのエネルギーがかなり顕著に表れているので、一気に吹き出したのだろう。一般世間から見れば貴乃花親方の行動は、出来事の流れの中で起こっていることのように思えるだろうが、占星術的に言えばあらかじめプログラムされていたかのようである。

現在の彼の年令ハーモニクス(調波46)では、水瓶座と魚座で明らかな行動原理が出ているので、より普遍的な理念に基づいたものではないか。しかし現在の山羊座冥王星時代を考えるとまだハードルの高いものであり、これまで協会にそして世間的に受け入れられなかったのは当然かもしれない。

日本相撲協会のホロスコープの疑問点

しかし、ここところ問題が噴出しているアマチュアスポーツ協会の現在の流れというのが多少の追い風になった。山羊座冥王星はピークを過ぎているし、自民党総裁選では安倍政治に対する反発も見られた。そうした風潮もあってか、今回は日本相撲協会への反発意見も多く集まっているという。

常々言ってきた事だが、日本相撲協会のホロスコープは「公益財団法人」としてどうなの?と疑問に思ってる。これまで問題になってきた八百長やら賭博やら暴行死やらかわいがりやら、派閥とか一門とやらは、公益法人に値するのかまったく理解しにくい。公益法人と言えば、少なくとも何らかの優遇措置が受けられるはずで、そのためには努めて公明正大であるべきではないのか。それを、暴行問題はなかったことにしろだの、子供を相撲界に入れるんだから静かにしとけだの、誰が言ってるのかはわからないが全く意味不明だ。

日本相撲協会:ホロスコープ

日本相撲協会:ホロスコープ

まあそれもこれもホロスコープに起因するわけで、この組織の図は太陽にアスペクトがなく、これは占星術解釈的で言うと組織の真っ当な方向性に乏しく、その場しのぎということになる。それと安定をもたらす土星が乱れているので、常に問題を起こし、そのたびに裏で解決しようとするように思えるのだ。(あくまで個人的解釈)

そもそも改革は必ず誰かの行動がきっかけになる。明治維新も井伊直弼暗殺という行動から始まった。話の大きさこそ違うが、貴乃花親方の行動は保守派からすれば「暴走」に見えるだろうが、これが後の改革へのきっかけにならないとは言い切れない。

だからといって貴乃花親方にポジティブな流れがあるとは言えないし、まあしばらく混迷状態が続いてもおかしくはないのだけど。

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2023年4月1日
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