ホコ天の日曜アキバで惨事
秋葉原無差別殺傷(秋葉原通り魔)事件から6月8日で11年目が経ったそう。
2008年6月8日(日)昼12:30頃、JR秋葉原駅近くの神田明神通りと中央通りの交差点で、加藤智大死刑囚(当時25才)の運転する2tトラックが赤信号を無視して突っ込み、横断中の歩行者5人をはねた。
この日は日曜日でしかも秋葉原のほぼ中心、現在ビックカメラAKIBAと愛三電機に挟まれた交差点で、中央通りは歩行者天国だった。
トラックは対向車線で信号待ちしていたタクシーとぶつかって停車、運転していた加藤は車を降り、ナイフで次々と人を刺した。最終的に死者7名、負傷者10名を出す惨事だった。
崩れ落ちた母
加藤死刑囚には弟がいたが、事件から何年か後に自ら命を絶った。
地元の信用金庫に勤めていた父親は退職を余儀なくされた。母親は事件後メンタルを病んでしまったらしい。
個人的にだけど、加藤死刑囚の両親の謝罪会見で母親が崩れ落ち、その後も立ち上がれず父親が抱きかかえるようにして家に戻った姿が目に焼き付いてる。このとき加藤智大の母親は、自分やってきた事に絶望したのかもしれない。
母の教育の影響が影を落としたか?
この母の姿は、後にこの事件のポイントになった。
自殺した弟が生前、以下のように告白していたという。
〈小学校時代から友人を家に呼ぶことは禁じられていた〉
〈テレビで見られるのは『ドラえもん』と『まんが日本昔ばなし』だけ〉
〈作文や読書感想文は母親が検閲して教師受けする内容を無理やり書かされた〉
〈兄は廊下の新聞紙にばらまいた食事を食べさせられていた〉
この告白は当時、大きな反響を呼んだ。母親からの影響を、加藤自身も著書『解』の中でこう分析している。
〈(母親は)自分が絶対的に正しいと考えている人でした。母親の価値観が全ての基準です。その基準を外れると母親から怒られるわけですが、それに対して説明することは許されませんでした。(中略)私のやり方も同様です。誰かが私に対して、私の価値観で間違ったことをしてくると、私は怒りました〉
その考え方が、「自分の(ネット上の)掲示板を荒らした人々に、間違っていることを認識させて痛みを与える」という、通り魔事件の動機につながったのだという。
さらに、完ぺき主義の母親は、常に完璧なものを求めてきました。…母親の作文指導には「10秒ルール」なるものもあったという。兄弟が作文を書いている横で、母が「検閲」をしているとき、「この熟語を使った意図は?」などという質問が飛んでくる。答えられずにいると、母が、「10、9、8、7…」と声に出してカウントダウンを始める。0になると、ビンタが飛んでくるというわけである。この問題における正解は母の好みの答えを出すことであったが、そこで母が求めていたのもやはり「教師ウケ」であった。
【引用元】秋葉原無差別殺傷事件/月間精神分析
加藤智大のホロスコープ
加藤死刑囚は「嵐」のメンバーらと同世代、1982年生まれだ。この世代は何度か触れているように土星と冥王星がコンジャンクションしているという、天秤座の性質に特徴ある世代。
また2008年に起こったというのも大きなポイント。
この天秤座には太陽と水星もあった。彼が掲示板に書き込んだ内容が話題になっていたが、それも考察する上でキーになるかなと。たぶん加藤死刑囚は人に対して過剰な幻想があった。
・どれだけ金があったら友達になっともらえるんだろ ・身近に語り合える人が必要、だってさ ・どうせ一人だし ・ネットですら無視される ・いつまでたっても一人 ・俺もみんなに馬鹿にされてるから車でひけばいいのか ・彼女がいれば仕事を辞める必要が無かったし ・彼女がいれば車を売る必要も無かったし ・彼女がいれば車のローンもちゃんと払ってるし ・彼女がいれば夜逃げする必要も無かったし ・彼女がいない、ただこの一点で人生崩壊 ・彼女ほしい、けどできたら困る なにこの矛盾 ・孤独に楽しく生きれるなんてあり得ない ・やりたいこと…殺人 夢…ワイドショー独占 ・店員さん、いい人だった ・人間と話すのって、いいね ・タクシーのおっちゃんともお話した ・車でつっこんで、車が使えなくなったらナイフを使います みんなさようなら ・秋葉原ついた ・今日は歩行者天国の日だよね? ・時間です
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