サウジアラビア人ジャーナリスト失踪事件、殺害か?――国際問題に

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サウジアラビア人ジャーナリストのジャマル・カショギ(Jamal Khashoggi)氏が、10月2日に訪問先のトルコで行方不明になった事件が国際的な騒乱になっている。カショギ氏についてはすでにサウジ領事館内で殺害されたとトルコ警察が明らかにし、捜査を始めているというが、サウジ側は殺害について国家の関与を否定している。

反政府ジャーナリスト

カショギ氏はサウジアラビアの反政府ジャーナリストで、2017年6月に身の安全のためアメリカに移りワシントン・ポスト紙に寄稿していた。同時に米国内で「アラブ世界にいま民主主義を」という政党を立ち上げ、サウジアラビアで実権を握りつつあるムハンマド・ビン・サルマン皇太子に対する批判的立場を明確にしていた。

そのムハンマド皇太子は、昨年6月に王位継承者に指名されてから、「過激主義のイデオロギー」を倒して「より穏健なイスラム」に立ち返る方針を強調したり、女性による車の運転を解禁したり、改革派としての面を打ち出していた。

一方で、反体制派の知識人や国内の一部有力者などの大規模な取締りを独裁的に断行してきたという。ちなみにムハンマド皇太子は、ソフトバンクの孫正義氏が計画するビジョン・ファンドに多額の出資をしているサウジ政府系ファンドの会長も務めている。

サウジ領事館内で殺害?

カショギ氏は婚約者と結婚するため、必要な書類をトルコのサウジ領事館に取りに行った際、派遣された工作員によって領事館内で殺害されたと報じられている。

サウジ領事館に設置されていた監視カメラは、カショギ氏が領事館に入る姿を撮影しているが、同日に工作員が入国してきた姿も複数のカメラが捉えており、その映像を英ガーディアン紙が公開していた。映像によると、遺体が切断され運び出されたとされる黒いバンも映されているが、真相はどうだろう。

殺害については、カショギ氏が領事館に入る前、身につけていたアップルウォッチが録音データをicloudに保存されるようにしており、そのデータをトルコ当局が入手したことが証拠になったと伝えられているが、一方で領事館内でのデータ通信は不可能との見方もあり、トルコ政府が仕掛けた盗聴装置によるものではないかとの推測もある。

この事件はすでにアメリカ等を巻き込んで大きな事態に発展している。カショギ氏の婚約者はトランプ大統領に事件の解明を懇願し、トランプ大統領はポンペオ国務長官をサウジアラビアに派遣し調査を始めている。カショギ氏は婚約者に、自分が無事でなかったら通報するように伝えていたという。

ジャマル・カショギ氏のホロスコープ

ジャマル・カショギ氏:出生ホロスコープ

ジャマル・カショギ氏:出生ホロスコープ

ジャマル・カショギ氏のホロスコープは、わかりやすく天秤座に太陽・水星・金星・月があり、それらが射手座の土星とアスペクトしている構図だ。つまり民主的な考えを持つ人だろう。

そして太陽は19度あたり、もし19度なら「ラビ」の度数で、これは“鉄の女”マーガレット・サッチャーと同じで、曲げない意志を持つ。

しかし天秤座はいま危うい。なぜなら山羊座をうろうろしているトランジットの冥王星とは90度になるからだ。太陽と月が両方そこにあるので、なおさらだ。

ムハンマド・ビン・サルマン皇太子のホロスコープも見たが、この人は裏がありそうでちょっと怖い図だ。