シャロン・テート殺害事件
8月9日は、米女優でロマン・ポランスキー監督の元妻だったシャロン・テート他4名が殺害された日で、ちょうど50年目の節目にあたる。
当時ポランスキーの子供を身ごもり妊娠8ヶ月だったテートらを殺害したのは、チャールズ・マンソン率いるカルト教団「マンソン・ファミリー」の女性信者たちだった。そのカリスマであるマンソンは犯罪を教唆したとして終身刑になったが、2017年に死亡している。
近々公開のクエンティン・タランティーノ監督の新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は、この事件を背景に、当時のハリウッド事情の光と影を描いた作品だという。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は、レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、アル・パチーノ、ダコタ・ファニングら豪華キャストが出演し、シャロン・テート本人に当時アクションを指導したというブルース・リー役をマイク・モーが演じている。
また『チャーリー・セズ/マンソンの女たち』という映画も現在公開されており、こちらはマンソンのカルト集団にハマった女性たちが、いかに洗脳されて犯罪集団化していったか、を描いたドキュメンタリータッチの作品だという。
カルト教団を結成

By: byourself_4 – CC BY 2.0
さて、この猟奇事件で殺害を指示したチャールズ・マンソンだが、自らを「キリストの生まれ変わり」と称してマンソン・ファミリーを築き、ロサンゼルス郊外の牧場で信者たちとの集団生活をおくっていた。
ちなみにロックボーカリストのマリリン・マンソンの名前は、このチャールズ・マンソンに由来している。
ビートルズの曲「ヘルター・スケルター」にインスパイアされたマンソンは、独自の終末論を展開し、人種戦争「ヘルター・スケルター」を起こそうと、信者たちを先導したきっかけが、このシャロン・テート殺害事件だったという。
信者を洗脳し殺人に
チャールズ・マンソンは子供時代に母親からネグレクトされ、親戚を転々とした後に孤児院に入っている。こうした生い立ちが、後にマンソンを犯罪志向に向かわせたのは想像に難くない。
孤児院を出た後もマンソンは犯罪に手を染め、刑務所に服役などしていたが、やがて家出した少女らと共に集団生活を始め、少女たちを洗脳していったという。
さらに自分の教えを広めるためにレコードデビューを画策したが、それは果たせなかった。このときに知り合った音楽プロデューサーの家が、後にポランスキー夫妻が住むことになる家だった。
マンソンは鬱積をそのプロデューサーに向け、人種戦争「ヘルター・スケルター」の先駆けとするべく、信者女性3名にその家を襲撃させ、全員を殺すように命じた。
テート殺害は人違いだった
しかしそのプロデューサーはすでに引っ越した後であり、そこに住んでいたのはポランスキーと妻シャロン・テートだった。
事件が起こった1969年8月9日、ポランスキーはたまたま不在で、その時家には妻のテートと友人3名と管理人1名がおり、5名全てが殺害された。
襲撃の時、妊娠8ヶ月だったシャロン・テートは「子供だけでも助けて」と哀願したが、メッタ刺しにされ、家の玄関には”pig”と血文字が描かれた。
その後もマンソンは殺害事件を教唆し、自らは手を染めずに信者たちを使って殺人を起こしていった。
チャールズ・マンソンのホロスコープ
そもそも、いかにもネグレクトされそうな図だけど。
いずれにしても蟹座26度の冥王星が4ハウスでハード、っていうのが何かカルトの破壊的な教祖を示している印象で、しかも7ハウスが蠍座でしょ。冥王星はここから来ているし。
アセンダントは牡牛座で、そのルーラーが7ハウスに飛んでて、ここのラインナップがとっつきやすそうな印象なわけよね。たぶんそういうので人をたらしこむ才能あったかと。
さらに月が10ハウスでノードがあるので。
ただ7ハウスは水瓶座と90度なので、なかなか矛盾がある感じで。
いかにも無慈悲な集団に関わりそうだ。
この人はもともとシャーマン的な暗示があるだけに、それにぶら下がってくる人はいるのだろうが、反面で破壊的思想を抱えるために、危険と隣合わせだったかもしれない。
まあポランスキーも少女淫行疑惑でいろいろあるけどね。
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