韓国感染者の過半数が新興宗教団体「新天地イエス教会」信者――なぜ感染が広がったか

感染者の過半数が教団信者

3月2日時点で新型コロナウィルスの感染者が4000人を超える韓国で、いま注目されているのが「新天地イエス教会(新天地イエス教証しの幕屋聖殿)」という新興宗教団体だ。

なにせ現時点の感染者の過半数がこの新天地イエス教会の信者だという。

なぜ信者に感染が拡大したのか

信者に感染が広がった理由として、同教団には各地を渡り歩いて礼拝を行う習慣があるらしく、今回、感染源とされる新天地大邱教会を訪れた信者たちが、その後各地の教会を訪れたことで感染を広めてしまったと言われている。

韓国疾病予防管理局(KCDC)によると、新天地イエス教会の一部の信者が、1月に中国の武漢市を訪れたことがわかっているという。あの1月に武漢に行くなんて、なんというチャレンジャー。

この事態を受けてソウル市を始めとする行政が、同教団に対して集団礼拝の禁止や施設の閉鎖命令を出すと、教団の教祖であり創設者の李萬煕(イ・マンヒ、またはイ・マニ)会長は「新天地の急成長を見た悪魔が、これを阻止しようとして起こした仕業」と主張し、ウィルス感染の調査に非協力的だったという。

異端教団

そもそも新天地イエス教会は、伝統的なキリスト教会からは異端扱いされていたとのこと。そのため、信者は身分を隠して活動していたらしい。

韓国社会で「異端」とされる新天地の信者は、家族や親しい友人に新天地の信徒であることを徹底的に隠しているため、その把握は困難を極めている。

【出典元】《韓国感染者の半数以上が信徒ら》コロナを礼拝で拡散 異端の新興宗教「新天地イエス教」の正体/文春オンライン

また、教団ぐるみで感染を隠蔽しようとしていたことも判明している。

翌日、感染者がさらに10人確認されると、新天地は再び隠蔽を行った。新天地は信者に対して「感染の疑いがある場合、外部に対しては『あの日は礼拝には行かなかった』『私は他の場所にいた』と回答するよう指示していたことが判明。「新天地のメンバーと疑われた場合は『私と新天地、新型コロナウィルスは何の関係があるのか?』と明確に反論せよ」という通知も送られていた。

【出典元】信者の感染者を確認後も隠蔽、専門家から「教会だけでなく『偽装センター』を早期に閉鎖すべき」・・・教会へ潜入工作を行うため感染拡大の恐れ/異端カルト110番

教祖が土下座謝罪

3月1日、ソウル市は感染防止の取り組みに協力を拒んだとして、イ・マンヒ会長をはじめとする教団幹部を傷害罪などで刑事告発している。

翌2日、イ・マンヒ会長は土下座をして謝罪。

「私たちは最大限の努力を傾けたものの、防ぐことはできなかった。国民の許しを乞う」「政府に対してその努力に非常に感謝している。政府に対しても許しを乞う」と述べた。

【出典元】韓国新興宗教の教祖、土下座し謝罪 新型ウイルス感染拡大で/AFP

新天地イエス教会

新天地イエス教会はイ・マンヒ会長によって1984年に設立された。

教団はイ・マンヒ会長を「永生不死の再臨イエス」として崇め、「総会長に従えば死後、天国に入ることができる」としている。(文春記事より)

ソウル近郊の京畿道果川に本部があり、ワシントンD.C.・ウガンダ・イギリスなど世界中に100ヶ所以上の教会と500以上の宣教センターを持ち、日本にも新宿区早稲田ほか複数の拠点があるという。
信徒数は20万人以上だそう。

ホロスコープ

新天地イエス教会

たしかに宗教っぽいといえばそんな匂いがする図。

しかも、いかにも人心に入り込んで改宗させる感じがある。

たしかに今は信者に異変が起こるというタイミングだが。