「パラサイト 半地下の家族」でアカデミー賞作品賞・監督賞を受賞したポン・ジュノ監督――過去ブラックリスト入りも

英語以外の作品で史上初

米現地2月9日に行われた第92回アカデミー賞において、韓国作品「パラサイト 半地下の家族」が作品賞を受賞、ポン・ジュノ監督は監督賞にも選ばれた。

「パラサイト 半地下の家族」は、作品賞・監督賞のほかにも脚本賞・国際長編映画賞の4部門を受賞したほか、英語以外の映画で初の作品賞となった。また、第72回カンヌ国際映画祭では韓国映画初のパルムドールを受賞していた。

ブラックリスト

ポン・ジュノ監督は、李明博政権~朴槿恵政権時代にわたって「文化芸術界のブラックリスト」に入れられていたそうだ。ブラックリストは政権に批判的な左派志向の文化人・クリエイター・芸能人などを秘密裏にリストアップし、その数は約1万人にも及んだという。

朴槿恵氏が弾劾された後、ブラックリストによって「言論の自由、思想の自由、表現の自由を奪われた」として国家が提訴されている。

過去にハリウッドでも「赤狩り」というのがあって、実際チャップリンとかは追放されてる。こういうのはイデオロギーやらナショナリズムの膨張が起こす歪みのようなものだろう。最近日本でもあいちなんとか騒動が、それっぽい雰囲気を漂わせていたような気がするがどうなんだろ。

ポン・ジュノ監督はブラックリストについて、「創作者にとっては消すことができない傷です。二度とこのようなことはあってはなりません」と語っていたという。(Wikipediaより)

ポン・ジュノ監督


確かに権威権力にハマるという感じではない印象。
脚本も書くみたいだが、なんか独創的なオリジナルワールドの人なんだろう。

作品を見たことはないけどこの図からすると、些細なことにハマっていって、気がつくとわけわからないことになっちゃうみたいな構図だよね。そういうのは作風に出るのでは。

どちらにしてもイデオロギーの押し付けのない作品にはなると思うけど。

まーいずれにしてもあれだよね、今ってハリウッドの映画業界は色んな意味で追い詰められた感じがするので、オスカーもこういうブレイクスルーせざるを得ないような気がする。

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