トランプ法務チームが会見――選挙不正・投票機等についてジュリアーニ、パウエル弁護士の主張はこれだ

トランプ法務チームが記者会見を

現地11月19日、トランプ氏の法務チームの記者会見が行われた。

参加したのはルディ・ジュリアーニ弁護士、シドニー・パウエル弁護士、ジェンナ・エリス法務アドバイザーら。

これ、ほとんどの主要メディアではジュリアーニ氏の汗を揶揄してる記事ばかりで相変わらずな感じだが、中にはきちんと報じている記事もあるので、ちょっと取り上げてみる。

※断っておくと、これはあくまでトランプ氏の法務チームの主張であり、最終的には裁判の判断になると思う。

ルディ・ジュリアーニ弁護士の主張――最初の疑問

冒頭でジュリアーニ弁護士は「これに取り組んでいる弁護士はもっと多くいる」として、自分たちがその代表で来た、と説明。

まずペンシルベニア州で70万~80万票リードしていたのになぜか逆転したのかと。専門家に聞いても統計的にはありえないと言われ、(もちろん憶測だとしながらも)調査を始めたところ、多くの目撃者が出てきた。それも桁外れの数の。

その後すぐに判明したのは単一の州だけではないこと、多くの州で同じパターンが繰り返されていること、これらはそれぞれ民主党の州で行われていたという。

また郵便投票が特に不正に遭いやすいのは、過去のカーター大統領の報告書からもわかっていた。なぜ郵便投票がそうなりやすいかと言うと、チェックできないからだと。

ジュリアーニ氏続き――各州で不正疑惑

再集計が行われたジョージア州については、それはなんの役にも立たないと言っている。署名をチェックしていないので意味がない。ブッシュ対ゴア訴訟が参考になると。
(※ジョージア州についてはリン・ウッド弁護士が提訴中)

またピッツバーグ、デトロイト、ミルウォーキーなどの不正についていちいち証言を挙げて言及、さらにミシガン州とウィスコンシン州については複数の管区で投票率が100%を超えていると指摘している。特にデトロイトのあるウェイン郡では魔法のようだったとも。

アリゾナ州も慎重に検討しており、現在は証拠を集めている段階だがおそらく訴訟を起こす事になるだろうと。またニューメキシコ州、バージニア州でもかなりの疑惑があると。

ジョージア州、ペンシルバニア州、ミシガン州、ウィスコンシン州、ネバダ州、アリゾナ州では選挙をひっくり返すのに必要な票数の倍以上に達していたと。市民からの宣誓供述は日に日に増えているとか。

これはこの国で行われた不名誉なことだ、このままではベネズエラになってしまう。こんなことをさせてはいけない。法廷でそれを証明する機会を与えてほしいと。

――ジュリアーニ氏の主張はかいつまむとこんな感じ。

シドニー・パウエル弁護士の主張――投票機について

引き続いてパウエル弁護士の主張。

投票機システム、S社のソフトウェア、その他の投票システムについてはその仕組みを説明してくれた強力な証人が一人いるとのこと。この人物の宣誓供述はリン・ウッド氏がジョージア州で起こした訴訟の資料に添付されており、それは驚くべきものだと言っている。

その人物はウゴ・チャベス元ベネズエラ大統領の側にいた人で、その仕組みを知っており、動作も確認してきたと。その人は(今回の)選挙で複数の州の投票が停止したのを見るやいなや、同じことが起こっているとわかったと。このソフトウェアは投票を入れ替えることができると言っている。

そして驚くべきことに、投票機器の幹部はいま姿を消しているとも。彼らは夜な夜な別のオフィスに移っている、そしてトロントのオフィスは、GS氏のものと共有されていた。投票機プロジェクトの統合リーダーの一人は、英国におけるGS氏の組織のナンバー2、M卿だと。

S社が投票機会社を買収したことは疑いの余地がない。彼らは名前を変え会社を変え続いてきた。その投票機は2004年大統領選挙で使用されたとも。

パウエル氏続き――投票機が30州で利用

投票機は30州で2,000の管轄区域で利用されており、また複数の州では認可されていないと。証人やプリンストン大学の教授らのグループによると、これはお望み通りなんでも変更することができ、投票の比率も設定することができると。

アルゴリズムは国全体の選挙に影響を与えるように実行されたようだとも。今回はトランプ氏への圧倒的な投票数が原因で、さらに票を追加するためにマシンをシャットダウンする必要があったと。

少なくとも2つの州の分析では、6桁の票が複数回入力されている証拠があると。同じ数字が20分間隔で入力されているのに、何の説明もないとも。

ソフトウェアのマニュアルはインターネットでダウンロードできるので、一度お読みいただくことをオススメしたいと。

なぜこんなものがこの国に許可されていたのか、私は理解に苦しむ、と言っている。そしてなぜ誰もこれに対処していないのか、とんでもなく恐ろしいことだ、とも。

パウエル氏続きその2――投票機の機能

投票機はハッカーが簡単にアクセスできるようになっており、ネット上には携帯電話を持った子供がどうやって投票機をハッキングすればいいかの動画がアップされていると。証人はトランプ票とバイデン票の処理方法を訓練された、と証言しているらしい。

このソフトウェアは票をドラッグ&ドロップできるし、シンプルに捨てることもできる機能があると言っている。大量のトランプ票が捨てられているという証拠が、いくつかの州で出てきているとも。

ネット上には、Sを設計した男性の動画があり、それによると、少なくともその人物は一度に100万票を変更したと認めていると。

そしてベネズエラは、これをアルゼンチンや他のラテンアメリカの企業に輸出したことがわかっていると。

これらは驚くべきことで、胸が張り裂けそうで腹立たしいと。これほどまでの腐敗にうんざりしている、と言っている。

私たちはこの国を取り戻すつもりであり、引き下がることはない、この混乱を一掃し自由のために投票するアメリカ合衆国を取り戻すつもりだ、と。

その他の件

その後、一部でウワサになっていたドイツのサーバー押収については、パウエル弁護士が認める発言をしている。ただ善人によるのか、悪人によるのかについてはわからないとしている。

また投票機の調査については、今のところ圧力はかかっていないとのこと。

ミシガン州の訴訟を撤回したことについては、望んでいた救済が得られたためだとジュリアーニ氏は答えている。

さらにエリス法務アドバイザーによれば、この裁判は時間がかかるし、証拠を揃えるのも時間がかかると言っているので、期日までにどうなるのかまだまだわからない感じだね。

最後に

とまあ以上のような主張だった。

もし興味がある人は、上に貼ったリンクで全文が読める(英語)のでご参考までに。この他にもけっこういろいろな話が出てる。

いずれにしても、パウエル氏は相当気骨のある人っぽい印象だね。ホロスコープがみたくて調べたけど、生年月日わからなかったのが残念。

までもますます目が離せなくなった。こんなに興味深いストーリーがあったとは。
もちろん事実かどうかは、今後の進展に委ねられているのだが。

やっぱ天体は物申すよなあ。

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