WHOに性的虐待疑惑、エボラ出血熱のコンゴで医師から性的搾取されたと主張、ゲイツ財団「調査を求める」

WHOで性的虐待疑惑

さてWHO(世界保健機関)の性的虐待疑惑が報じられています。

2018~2019年にコンゴで感染が流行した、エボラ出血熱に対応するためのWHOの任務において、性的虐待が発生した疑惑をAP通信が報じました。

記事によると、少なくとも2名の現地女性スタッフが、WHOから派遣された医師に性的関係を迫られたと主張しているようです。

経済的に困っている女性に・・・

一人目の女性=コンゴで看護助手として働いていた25才のシェキナ氏は、エボラ出血熱の調査員として2倍の給与を貰えることを条件に、WHOから派遣された医師から性的関係を迫られたと主張しています。

「私の家族の経済的困窮を引き合いに出して、寝てくれと言われ、受け入れました。」「辞めたいと思ったけど、経済的な問題があったから耐えました。」

シェキナ氏は、医師と何回寝たか数え切れないと主張しており、同じような被害を受けた女性を12名知っていると言っているそうです。

報酬をチラつかせていた?

相手として名前の挙がっているブバカル・ディアロ医師は、WHOのテドロス事務局長とのコネを自慢していたといい、性交渉の見返りとして友人にも仕事を紹介していたとも言っているようです。

この医師は、エボラ治療センターで働く別の女性=アニファ氏にも、5倍の報酬で別の簡単な仕事をオファーし、彼女と寝ることを望んだと告発されているといいます。幸い、アニファ氏はその申し出を拒否したとのことです。

さらに、携帯ショップで働いていた当時20才のレビー氏という女性にも声をかけ、「私と寝ればエボラ対策の幹部メンバーになり、月に800ドル貰える」と誘ったといいます。彼女も誘いを断ったと伝えられています。

医師から妊娠させられた、と訴え

もう一人の告発女性は、ジャン=ポール・ンガンドゥ医師から妊娠させられたと訴えています。

ンガンドゥ医師はこの女性を避けていたたため、女性は叔母と一緒に警察に相談し、武装した警官とともにホテルに乗り込んだそうです。

結局ンガンドゥ医師と女性の間で契約書が取り交わされ、それによると出産まで毎月100ドルの支払い、医療の提供、不動産の購入(子育てのための)などが条件になったと伝えられています。

なおこの契約書には、WHO関係者の署名もあるとのことです。

隠蔽する気満々だったか?

AP通信の取材に対して、医師は二人とも疑惑を否定しているようです。

ンガンドゥ医師はWHOから処分を受けていないとのこと。また妊娠した子の父親であることを否定し、契約書については、組織と自分の評判を落とさないよう法廷外での和解に同意した、と述べているそうです。

さらに、エボラ出血熱の対策リーダーとして称賛を受けていた上級幹部のミシェル・ヤオ医師は、両医師の告発メールを受け取っていたにもかかわらず処分せず、その後WHO本部のあるジュネーブの戦略的保健業務部の部長に昇進しているようです。

しかし昨年秋にメディアで性的虐待が報じられ、急に態度が変わったもよう。ヤオ医師は「事件が起きたことに驚いている」と言い始めたとのことです。

またWHOのテドロス事務局長は「衝撃的な裏切り」と言っているといい、今後の厳しい処置を約束したと伝えられています。

資金提供側は「徹底的に調査せよ」

この問題で、WHOに3番目に多く資金を提供しているビル&メリンダ・ゲイツ財団は、可能な限り迅速で徹底した調査を求めています。

我々の財団としての役目は、財団から資金援助を受けている組織に最高レベルでの透明性と説明責任を追及し、将来的に不正を阻止する措置を進めるよう求めることです。

また昨年WHOに1億1,400万ユーロ(約150億円)の資金提供をしている欧州委員会は、この問題への調査を「徹底的に監視する」と述べています。その結果で、必要とされる倫理的・規則的基準を守っていない組織に対しては資金提供を見直す用意がある、としています。

さらに世界銀行も深い懸念を表明し、「基準に問題がある組織との関係を見直す」と述べていると言います。

最後に

今回の問題に限らず、今後は大組織・公共組織(国家含む)の問題が浮上してくると思います。時代がそういうフェーズに入っているからです。これは半年や一年の問題ではないです。

日本でもこういう雰囲気が出ているのは、みなさんが感じていると思います。たぶんどんどんパイがでかくなります。WHOも世界的な組織ですしね。

最終的には国家間の問題とかあるかもしれません。実際、すでにイスラエルとパレスチナの間でドンパチが始まっています。

まあこれも時代の流れですね。
天体が暗示しています。

ではこの辺で失礼します。