楽天が携帯キャリア参入――暴走か、はたまた勝算あってのことか

楽天が携帯キャリア事業に参入するという。
MVNOとしてはすでにグループ内に楽天モバイルがあるが、自前の基地局を持つMNOとして2019年中にサービス開始を目指すんだそうだが、果たして既存三社に太刀打ちできるのか。発表以降、とりあえず全社の株価が下がったけど。

MNO参入のなぜ

ここにきてのキャリア参入は今さら?って感じがしないでもないが、業界全体のサービス・価格競争になるのであれば歓迎するべきかもしれない。確かに今の三社だと談合されてるみたいな感じがして気持ち悪いので、エンドユーザーとしてはぜひそこに風穴を開けてもらいたい気はするが。

しかし楽天の参入に関して、専門家たちにはネガティブな見解も目立つね。その論拠として、楽天は当初、設備に6000億円もの巨額投資を見積もっているとのことだけど、既存大手三社はこれまでもっとすごい金額掛けているって話。そういえば何年も前にソフトバンクが全然つながらない、って叩かれてた事があったけど、顧客が満足するようにインフラを全国に設備するってのは、それだけ大変なことなんだろう。あとキャリア三社がほぼ寡占してしまって、めぼしい場所にはもう基地局を設置できるスペースが余ってないって話もあるが。

一方で、楽天はグループで多彩な事業を展開しているので、それらと紐付けして連携サービスを充実させれば面白いって見方して人もいる。NTTドコモがスマホでさまざまなコンテンツを結びつけようとしているけど、イマイチ浸透してない。ってかセンスない。そこがもともとソフトを持ってる楽天にとっては逆にビジネスチャンスになりうるって話。
NTTってのはもともとハード屋さんだから、ソフト面のセンスが微妙なので今の現状を表わしていると思う。つまりハードありきからのソフト展開だけど、逆に楽天はソフトありきで、これからハード展開って話だよね。

楽天の将来は明るいか

いずれにしても他の事業はわからないけど、楽天は本体のEC事業はここ数年けっこうしんどい戦いを強いられてて、特にamazonにあれだけユーザー本位の攻勢かけられてるし、Yahooショッピングも出店無料などを打ち出してきて、悪いけど楽天のビジネスモデル自体が時代遅れというか、BtoBっていうか出店店舗に視線が向きすぎてて、ほとんど顧客は無視なのでやっぱり厳しいと思わざるをえない。確かに一時代を築いたんだけど、それにあぐらかいちゃって改革がおざなりになってる気がする。

そんなわけで以前、旧ブログの方で楽天(三木谷氏も含め)大丈夫か?みたいなことを書いたんだけど、その論拠として2015年の本社移転を例に挙げた。東品川から現在の二子玉川への移転だけど、これが方位の“タブー”を思い切り踏んでいて、お世辞にもよろしいとは言い難いからだ。

実際、フジTVはお台場移転でそれをやって、シャレにならないくらい下降して行ったしね。までも、フジTVの場合は1997年に移転してから現在まで、20年近くかけてズルズルと落ちていったわけで、楽天も急にどうのって話じゃないと思うけど。

三木谷浩史氏:出生ホロスコープ

三木谷浩史氏:出生ホロスコープ

それと同じく、三木谷氏の「ブレーキの外れっぷり」も、ホロスコープではまだ続いているように思える。昨年は、楽天になんの関連があるんだろうという、FCバルセロナへの250億円近いスポンサー料とか、その他にも爽快ドラッグなど企業買収なども派手に動いていた。そして今回突然の携帯キャリア参入でしょ。どうもヤミクモ感が否めないんだけどなあ。

ただ、楽天みたいなホロスコープにとっては、将来ポジティブな流れにはなっていくと思う。
けっこう先の話だけど。