ナイジェリアがツイッターの無期限停止を発表
ナイジェリアがツイッターを無期限に停止すると発表しています。
Nigeria indefinitely suspended Twitter in the country, the government said, two days after the platform deleted a tweet by the nation's president and briefly suspended his account (corrects earlier tweet, now deleted, that said Twitter banned his account) https://t.co/d8EVzfo45s pic.twitter.com/hQcte6uB2A
— The Wall Street Journal (@WSJ) June 4, 2021
この2日前にツイッター社が、ナイジェリアのムハンマド・ブハリ大統領の投稿を削除していました。
ナイジェリアのライ・モハメッド情報相は「ナイジェリアの組織としての存在を台無しにする可能性のある活動に(ツイッターの)プラットフォームが継続的に利用されている」と言っています。
ただいまのところ、いつどのような形で実施されるのかについては言及されていません。
暴力的報復を示唆したか
削除されたブハリ大統領のツイートは、ビアフラ独立人民共和国の分離主義者に対する報復を示唆していたようです。
今日の無作法な多くの人たちは、ナイジェリアの内戦で起きた破壊と犠牲を知らない若い人たちだ。30ヶ月間その現場で戦争を経験してきた我々は、彼らがわかる言葉で扱うだろう。
「わかる言葉(language they understand)」という部分が、暴力的な報復を匂わせていたということですかね。
このツイートは多くのツイッターユーザーが通報し、ツイッター社が「虐待的行為」のポリシーに違反しているとして投稿を削除したうえ、ブハリ大統領のアカウントを12時間凍結したとのことです。
ツイッター社は「大いに懸念している」といい、実態を調査次第、最新情報を提供するとしています。
ツイッターは強力なツールだった
ナイジェリアは推定人口2億人でアフリカで最も多く、党派的なメディアはほとんど信用されていないといいます。
一方でツイッターは強力なツールになっていたようで、ブハリ大統領のアカウントはフォロワーが410万人いたとのことです。
ただ分離主義者が集まる場にもなっていたといい、ビアフラ独立人民共和国のある南東部を、他から分離しようとする運動に使われていたようです。
プラットフォームの行く末
個人vs.プラットフォームという構図を超えて、国vs.プラットフォームという構図になってきましたね。
ツイッターはインドでも規制される法律が施行されました。私企業であるSNSと国、どっちが立場が上なんでしょうか興味深いです。
SNSはアラブの春の時に大活躍しましたが、昨今どうも山羊座的に使われすぎている印象です。これはホロスコープ的に見てもいずれ是正されるでしょうが、問題はそのプロセスですね。
ちなみにトランプ氏のFBアカウントは2年間停止という処分になったようです。トランプ氏は批判の声明を出しています。
ではこの辺で失礼します。
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