『アフガニスタン』バイデン大統領、軍の警告を無視して米軍撤退を強行、しかも米国民の帰国は優先しない不思議

ABCニュース「誰も耳を傾けなかった」

複数のメディアが、今回の米軍のアフガニスタン撤退について、バイデン政権が各情報機関の忠告や要請を無視していたと報じています。

ABCニュースは多くの米政府関係者の話として、情報機関が”タリバンが数週間以内にアフガニスタン国内を制圧して首都を占拠する可能性がある”と幹部に伝えていたと報じました。

またバイデン政権の指導者達は「タリバンが全てを手に入れるのに時間はかからない」と軍から忠告されていたが、誰も耳を傾けなかったといいます。「情報機関の評価は常に正確だったが、彼らがそれを無視した」

アンソニー・ブリンケン米国務長官は何ヶ月も前から、崩壊の可能性について「極めて低い」との認識を示していたとのことですが、実際にその低いことが起こったわけです。

マイケル・モレル元CIA長官代理は「情報の失敗ではない。複数の政権による政策の失敗だ。情報機関はアフガニスタンの状況を最も正確に把握している」と語っています。

ニュースマックス「無視して撤退を実行した」

さらにニュースマックスは、共和党上院院内総務ミッチ・マコーネル議員の話として、アフガニスタン制圧は予想可能だっただけでなく、バイデン大統領もそれを言われていたにもかかわらず警告を無視したとの話を伝えています。

記事によると「バイデン大統領は、米軍の完全撤退が完了すればタリバンがすぐにアフガニスタンの支配権を手にするだろうと軍から警告されていたが、それを無視した」と伝えています。

軍は政権の判断に反対していたが、無視して(撤退を)実行したと言っています。

デイリーメールは4月時点で報じていた

またデイリーメールはすでに今年4月の時点で、統合参謀本部がアフガニスタンに軍を駐留させるよう要求していた事に対し、バイデン大統領が無視したことを伝えていました。

これによると複数の情報機関のリーダー達が、年内に部隊を撤退させないようバイデン大統領に要請していたといいます。

さらに統合参謀本部議長のマーク・ミリー陸軍大将は3月に行われたバイデン氏との会談で、アフガニスタンに米軍を残すようかなり感情的に主張していたとのことです。

バイデン:自分のミスは認めず、アフガンのミスは言う

バイデン大統領は月曜日のTV演説で「予想よりも急速に展開した」と認めましたが、各機関からの情報を無視して撤退を強行したミスについては言及していません。

一方で「アフガニスタンの指導者達が団結に失敗した」とアフガニスタンのミスについては言及しており、「彼らは間違っていた」と言っています。

しかも、アフガニスタンにいる米国民の避難帰国を優先していないようです。代わりに、特別移民ビザを申請しているアフガニスタン人の避難は受け入れていると報じられています。

「まずアメリカ人から」ということにはならないだろう、と国防総省の報道官は述べています。アフガニスタン難民は、ウィスコンシン州やテキサス州の軍施設に直ちに収容する準備をしているようです。

しかし18日曜現在で、まだ数千人の米国民がアフガニスタンに取り残されていると伝えられています。

これって米国民が許すんですかね?よくわかりませんが。

ではこの辺で失礼します。


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