ギレーヌ・マックスウェルが獄中の厳しい生活を告白
性犯罪者で獄中で亡くなったジェフリー・エプスタインと共謀した罪に問われ、現在ニューヨークのメトロポリタン拘置所に勾留されているギレーヌ・マックスウェル氏が、厳しい獄中生活について語っています。
WORLD EXCLUSIVE: Ghislaine Maxwell tells all from inside her prison cell https://t.co/Lpv0yexWft pic.twitter.com/6lF1LLAgQm
— Daily Mail US (@DailyMail) November 14, 2021
拘置所内では刑務官から虐待を受け、睡眠を奪われ、腐った食べ物を与えられてきたと主張しています。
マックスウェル氏は先ごろ、4度目となる2,100万ポンド(約32億円)の保釈申請が却下されています。
この拘置所には無罪推定の原則がない
逮捕後、16ヶ月間をメトロポリタン拘置所で過ごしているマックスウェル氏ですが、この間に栄養のある食事をしたことがないと言っています。
タンパク質には無塩のピーナッツ、脂肪分はマヨネーズを使った米と豆の食事が出されるとのこと。さらにカビの生えたサラダ、ウジが湧いたリンゴ、黒くなってべしゃべしゃのバナナなどを渡されていたといいます。
シャワーを浴びるときは警備員に監視され、トイレには人なつこいネズミが常にいて、寝るときは蛍光灯がついたままのために目にダメージを負ったといいます。
さらに郵便物は個人的なものや裁判に関するものに限らず手が加えられており、電話をかけようとするとすぐに警備員がやってきて逐一行動を報告されていたとのことです。
マックスウェル氏は、この拘置所には無罪推定の原則がないといっています。通常は有罪が確定するまで無罪であるはずなのに、重罪人のように扱われていると主張しています。
逃げ回っていたわけではない
もしすべての容疑で有罪になると、マックスウェル氏は最大80年以上の懲役刑を受ける可能性があるとのこと。しかし彼女は無罪を主張しており、それを証明できる証拠もあると言っています。
ただ圧倒的にネガティブな状況にあり、報道などに影響を受けて陪審員が偏見の目をもつ事に懸念を示しています。
ニューハンプシャー州の隠れ家でFBIに逮捕されたことについても、FBIの演出であり、逃げ回っているわけではなかったといいます。
マックスウェル氏のガードを請け負ったマット・ヘリヤー氏によると、彼女は当局から逃げていたわけではなく、メディアから逃れていたと言っています。
マックスウェルは国外脱出を拒否した
ヘリヤー氏はマックスウェル氏の兄の友人で、イギリスのセキュリティ専門家であり、エプスタインが獄中で亡くなった数時間後に雇われたといいます。元特殊空挺部隊(SAS)のチームを組んで、1年あまりマックスウェル氏らを警護しました。
最初マックスウェル氏は、マサチューセッツ州にある海沿いの隠れ家的な家に、夫のスコット・ボーガルソン氏とその子供らと住んでいたようです。
11月29日に予定されている裁判の終了後に、ギレーヌ・マックスウェル氏のドキュメンタリーがイギリスと米国で放映される予定とのことですが、そのインタビューでヘリヤー氏は「我々の任務は、エプスタインの死後12時間以内に彼女を家から連れ出すことだった」と語っています。
そしてすぐに国外に連れ出すことが出来ると提案したところ、マックスウェル氏は拒否したといいます。
メディアを巻くため
マックスウェル氏はアメリカから逃げるつもりではなかったといいます。彼女はイギリス・フランス・米国のパスポートを持っているにもかかわらず、米国にとどまることを選択しました。なぜなら何も隠すことがないためだと。
しかしメディアから逃れるために、安全な家を転々としたといいます。
一時パリに潜伏していると目撃情報があったときも、そっくりさんを雇って町中を歩かせ、新聞社に情報を流したようです。
その他にもさまざまな噂や憶測が飛び交いましたが、本人はアメリカを離れていませんでした。
そしていつでも当局に対応するつもりでいたといい、実際に弁護士がFBIに連絡したとのことですが、そのときは返事がなかったと言っています。
FBIの演出だったのか?
しかし2020年7月2日の早朝、ニューハンプシャーの家の上を小型飛行機が飛んでいる音を聞いたときに、ヘリヤー氏はすぐに当局の仕業だとわかったといいます。
その後FBIがドアを破って突入してきたとき、マックスウェル氏は逃げようとしませんでした。
マックスウェル氏の兄によると、当局は常に彼女の居場所を把握していたといいます。そして飛行機やその後の記者会見など、ショーがおこなわれたと主張しました。
これに関してFBIは否定しています。
いよいよ迫る裁判
数週間のうちに、マックスウェル氏の裁判がおこなわれます。彼女は未成年の性的人身売買、偽証罪などで起訴されています。
陪審員がどのような判断を下すのか――果たしてFBIはそのお膳立てを企てていたのでしょうか。
まさに世紀の裁判です。
ではこの辺で失礼します。
※当ブログでは主流メディアでなかなか報じられず、検索されない情報を取り上げています。ぜひブックマークなどをご利用ください。またあなたの大切な人や、教えたい人にお知らせ・共有してください。
詳しくは→こちら