2020年大統領選挙でイランのハッカーが関与していたことが発覚、イラン政府と関係か?

2020年大統領選挙、イランのハッカーの関与

さて、ずっとくすぶっていた問題に新たな展開がありました。

2020年の大統領選挙で、イランのハッカーの関与があったと報じられています。このハッカーらは、イラン政府とつながっている可能性が指摘されています。

イランのハッキンググループのメンバーは、大統領選で民主党支持の有権者を脅かそうとして機密投票情報にアクセスし、ネットワークに侵入しようとしたと連邦検察当局が11月18日に発表しました。

有権者を脅迫

起訴状によると、セイエド・モハマッド・ホセイン・ムサ・カゼミ氏(24)とサジャド・カシアン氏(27)の2名は、2020年9月~10月にかけて10万人の有権者の機密データをダウンロードしたとのことです。

2人はその後、極右グループ「プラウドボーイズ」のメンバーを装って、民主党支持者を脅迫していました。

このメールには「あなたは現在、民主党に登録されており、我々はそれを知っています。なぜなら我々は投票インフラにアクセスしているためです」と書かれていました。そして

「トランプに投票しなければ、我々はあなたを追いかけるでしょう。我々のメッセージを受け取りそれに従うことを示すために、支持政党を共和党に変更してください」

イラン政府と関係ある会社に勤務

さらにハッカーらは、2020年10月に民主党が郵便投票用紙を改ざんし、実在しない有権者を登録することを計画していると主張しているメールやSNSの投稿を、トランプ陣営や共和党議員、メディアらに送っていたとのことです。

しかしこれはFBIやメディア企業によって阻止されたといいます。

この2人のハッカーらは、イラン政府に協力しているサイバーセキュリティ企業「Emennet Pasargad」に勤務していたとのことです。

まだ2人は身柄を拘束されておらず現在イランにいると考えられており、当局は最高1,000万ドルを用意して情報提供を求めています。

トランプ氏は正しかった

CISA(サイバーセキュリティ・インフラストラクチャ庁)のクリス・クレブス元長官は、ドキュメンタリー番組「60ミニッツ」で、大統領選の選挙システムに何らかのハッキングがあった事を示す兆候や証拠はなかったと発言しました。

当時のトランプ元大統領はこの発言を問題視し、2020年11月17日にクレブス氏を解任しました。

そこから約1年が経った今、クレブス氏の発言は見事に覆され、今回の起訴状によってトランプ氏が正しかったことが証明されたということになるのかと。

他にもある選挙問題

これとは別に2020年大統領選挙では、ウィスコンシン州とミシガン州で老人ホーム入居者の投票用紙が盗まれ、他人に利用されるという問題が発覚しています。さらにウィスコンシン州では他の問題も浮上しています。

アリゾナ州では違法な投票活動をおこなったとして複数が起訴されています。

ジョージア州でも問題が発覚し、フルトン郡の選挙チームが辞職又は解雇されています。またフルトン郡の職員が、不法に投票用紙をシュレッダーにかけたとして解雇されました。

トランプ氏はイランに強硬姿勢だった

トランプ政権はイランに対して強硬姿勢をとっていました。イランの英雄ガゼム・ソレイマニ司令官をドローン攻撃で殺害し、イランの怒りを買っています。

またトランプ政権はイラン核合意から離脱し、イランにさまざまな制裁を科しています。

そのイランのハッカーが「トランプに投票しろ」と民主党支持者を脅迫していたのはなぜでしょう。

マシュー・オルセン国家安全保障担当副検事総長は「イランの当事者達は、共和党員には不正選挙を主張するメッセージをし、民主党員にはプラウド・ボーイズを装った脅迫をし、不和をまき散らそうとした」と声明で述べています。

これがハッカーの単独犯行かイラン政府が関係しているのかも含め、今後の情報が待たれます。

まだ大統領選挙の疑惑は終わっていません。

ではこの辺で失礼します。