『アンドルー裁判』ジュフレ氏側は2015年の裁判記録の公開を要求、8名の匿名の名前が明かされるか?

ジュフレ氏側が裁判の機密文書開示を要求

6月28日にギレーヌ・マックスウェル氏の刑が宣告されることになったとのことです。それまでに再審になるかはまだ不透明です。

さてアンドルー王子の裁判手続きが進められることになり、訴えているバージニア・ロバーツ・ジュフレ氏の弁護士は1月12日に、過去の裁判の記録文書の公開を求めました。

これは2015年に、ギレーヌ・マックスウェル氏を民事訴訟で訴えた時の裁判の記録です。

その文書には『非当事者17、53、54、55、56、73、93、151』という8人の匿名人物(ジョン・ドゥという仮名になっている)に関する記録があるとのことです。この中にアンドルー王子が含まれているかは不明ですが、別のビッグネームが出てくる可能性もあります。

マックスウェル氏は以前この文書の公開に反対していたようですが、しかし現在は諦めたのか、弁護士がこれ以上異議を唱えない事を裁判所に伝えました。

匿名の8名のエプスタイン関係者の名前が明かされるか?

このときの裁判は、ジュフレ氏がマックスウェル氏を名誉毀損で訴えたもので、最終的に非公開で決着しています。以前に一部の文書が公開されましたが、今回ジョン・ドゥの部分が公開されると、新たな事実や関係者があぶり出されるかもしれません。

現在6名の人物がこの文書公開に異議を唱えているといい、ジョン・ドゥ17とされる人物は名前を出されると迷惑を被るとして、匿名のままを希望しています。また151番の人も公開されるとマスコミに追い回されるとして同じく反対しています。

53番と56番の人は、文書公開に反対していないといいます。

ジュフレ氏の弁護団の一人、シグリッド マコーリー弁護士は「今ではマックスウェルの裁判が終わり、この事件でエプスタインとマックスウェルの性的人身売買に関して秘密扱いされた膨大な数の情報を保護する理由は、ほとんどありません」と主張しています。

アンドルー王子の元助手の証言も要求

上の件とは別にジュフレ氏の弁護団は、アンドルー王子の元助手と、ロンドンのクラブで王子を見たという目撃者の証言を確保するよう要請したとのことです。

アンドルー王子の元助手ロバート・オルニー氏の名前は、エプスタインの「リトル・ブラック・ブック」に載っていたといい、王子とエプスタインの関係についての情報を持っているかもしれない、と主張しています。

弁護団は、なるべく早くオルニー氏の証言を取りたいと考えています。

ロンドンのクラブのアンドルー王子を見たという目撃者

またロンドンの「Tramp」というナイトクラブで、アンドルー王子と若い女の子が一緒にいるところを見たというシュクリ・ウォーカー氏の証言も求めています。

ジュフレ氏は、ロンドンでアンドルー王子と会った日に「Tramp」に連れていかれたと主張しており、その日アンドルー王子は「汗だくになって踊っていた」と言っています。

ウォーカー氏はリサ・ブルーム弁護士が代理人を務めており、ブルーム弁護士は以前メディアに「私のクライアントはそこにいたと言っており、彼女はそれ以前もそれ以後も王室の人間を見たことがないので、その夜のことをハッキリと覚えている」と語っていたようです。

また「彼女(ウォーカー氏)は、アンドルー王子が幸せそうに笑顔で踊っていたと言い、バージニアは幸せそうには見えなかったと言っている」とも語りました。

さらにブルーム氏は、クライアントの話はすべてFBIに伝えてある、と述べています。

アンドルー王子はどこまで失うのか

繰り返しになりますが、1月に起こることは大きな広がりを見せるはずです。それは天体の暗示です。

すでにアンドルー王子は地位を失いましたが、この先に待っているのはどのようなことでしょう。

「ヨーク公」というのは「ヨークシャー市の公爵」という意味に由来するとのこと。しかしヨークシャー市のダリル・スモーリー上院議員は「ヨーク公」の称号を剥奪するキャンペーンを開始したようです。

この動議はヨークシャー市の市議会にかけられ、解任を求めるといいます。

「女王によって軍の称号と王室の後援を剥奪された彼は、もはやヨーク公の称号も手放すべきです」

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