米最高裁ブライヤー判事引退、バイデンは後任に黒人女性判事を明言も、支持する人はたったの23%

最高裁判所ブライヤー判事の引退について

先ごろ米最高裁判所のスティーブン・ブライヤー判事が引退を表明しました。

ブライヤー判事はリベラル系ですが、今の民主党政権のタイミングで引退を迫られていたと言われています。

というのも現在最高裁判事は保守系6人/リベラル系3人のため、民主党としてはなんとしても次もリベラル系にしなければなりませんでした。

もし次政権が共和党になった場合、そこでブライヤー判事が引退すると、代わりの判事は間違いなく保守系が指名されてしまいます。それだけはなんとしてでも避けたかったはずです。

最高裁判事に定年はありませんが、リベラル系のルース・ベイダー・ギンズバーグ判事はたまたま共和党政権時に亡くなってしまい、後任には保守系のエイミー・コニー・バレット判事が指名されてしまいました。

バイデンは黒人女性判事の指名を明言

ブライヤー判事は現在82才で、突然体調などの問題が出ないとも限りません。だとしたら、なんとか今のバイデン政権のうちに引退せよと迫られていたのです。

いずれにしてもこれによってバイデン大統領は、最高裁に黒人女性判事を指名すると明言しました。いかにもやりそうなことです。

世論調査の支持率はたった23%

しかしABCニュースとIpsosがおこなった最新の世論調査によると、この考えを支持する人は23%しかいませんでした。

それよりも「可能な限りの候補者を検討」するべきと考える人が、76%と圧倒的多数でした。

違憲の可能性

これについてハーバードロースクール名誉教授のアラン・ダーシャウィッツ氏によると、アイデンティティーの枠を設けるべきではないといい、さらにもしイスラム教徒やユダヤ人を任命するとしたら違憲になる可能性がある、と述べています。

またジョージワシントン大学のジョナサン・ターリー法学部教授は、過去に最高裁は人種による基準そのものを拒否した例がある、と指摘しました。

カマラ・ハリス→最高裁判事?

まことしやかに言われているカマラ・ハリス副大統領を副大統領のポストから外して最高裁判事に指名することに関して、ダーシャウィッツ教授は「そのシナリオはない」との考えを示しています。

「彼女は共和党の票を一票も獲得できないだろう。ならば半々だ。半々なら、彼女が承認されるかと言われれば、明らかにノーだ」