元F1レーサーのアレックス・ザナルディ氏がハンドサイクルレース中の事故で重態

大型車と衝突し緊急搬送

元F1ドライバーのアレックス・ザナルディ(アレッサンドロ・ザナルディ)氏が、6月19日にイタリアで行われたハンドサイクルのレースで大型車に衝突、緊急搬送されたとのこと。

ザナルディ氏は2001年に両足を失った後、ハンドサイクリングに転向し、2012年ロンドンパラリンピック・2016年リオデジャネイロパラリンピックで金メダル4個・銀メダル2個を獲得している。

 レーシングドライバーでハンドバイクのパラリンピック金メダリストでもあるアレックス・ザナルディが、イタリア・シエナでのイベント参加中に大型車との衝突事故に巻き込まれ、病院に緊急搬送された。現在治療が続けられているが頭部に重傷を負い、深刻な状況にあるという。
【出典元】ザナルディがハンドバイクのイベント中に事故、病院に搬送されるも“深刻な状態”/motorsport.com

対向車のトラックと衝突

現在53才のザナルディ氏は、イタリアで行われていたハンドサイクルのレース「オビエッティボ・トリコローレ」に出場していた。このイベントは2週間にわたってイタリアを周るレースだったようだ。

事故が起きた場所はトスカーナのピエンツァ近郊で、ザナルディ氏は下り勾配のカーブ手前で対向車線にはみ出し、対向車のトラックと衝突してしまったという。直前になんとか交わそうとしたが、避けきれなかったとのこと。事故の際、ヘルメットが飛ばされている。

チームのヴァレンティーニ監督によると、20分後に緊急医療スタッフが駆けつけた時、ザナルディ氏はまだ意識があり、自ら呼吸をしていたという。多少話すことも出来たようだ。

すぐにヘリコプターでシエナにあるサンタマリア アレスコット病院に緊急搬送された。重度の頭蓋外傷により脳神経外科手術が3時間にわたって行われた。その後集中治療室に移されたが、病院によればザナルディ氏の容体は依然として深刻なままだという。

これまで

ザナルディ氏は1966年にイタリアのボローニャで生まれている。13才の頃に妹を交通事故で亡くしているようだ。

その頃からカートレースを始め、1988年よりイタリアのF3シリーズに参戦。1991年には国際F3000にステップアップし、デビュー戦で優勝、さらにそのシーズンは2勝を挙げて年間ランキング2位になっている。

そのシーズンの終盤、F1グランプリ14戦スペインGPにジョーダンチームでF1デビュー。翌1992年はシーズン途中からミナルディチームのドライバーとして参戦。翌年はロータスチームに移る。

けっきょくF1では結果が出ず、アメリカに渡り1996年からCARTシリーズに参戦することに。最初のシーズンから活躍し3勝を挙げ、ランキング3位になった。1997年はランキング1位、98年も1位に。

F1復帰~両足切断

このCARTでの活躍が注目され、1999年にはウィリアムズチームと契約しF1に復帰したものの、チームの低迷期でもありランキングは19位に終わった。

1年間のブランクを挟んで2001年に再びCARTシリーズに復帰したが、思うような結果が出せなかった。そんなシーズン終盤の9月15日にドイツで行われた第16戦で大事故が起こる。

ピットから出たザナルディ氏のマシンがコントロールを失った際、後ろから走ってきたマシンが時速300km以上で激突、両車とも大破する事故が起きた。

この事故により、ザナルディ氏は両足を切断することに。一時は出血多量で命の危険があったという。


※0:40あたり

ハンドサイクルに転向

この事故で両足を失った後、ザナルディ氏は特別仕様の義足を設計して作り、ツーリングカー選手権でレースに復帰した。2005~2009年までほぼフルシーズン戦っている。

2009年シーズンを最後に自動車レースから引退し、ハンドサイクルでパラリンピックを目指すことに。

2012年ロンドンパラリンピックで金メダル2個・銀メダル1個、2016年リオデジャネイロパラリンピックでも金2個・銀1個を獲得している。

アレックス・ザナルディ氏

アレックス・ザナルディ氏

確かに危ない感じだよね今。

いつも書いているんだけどこの1965~66年あたりの生まれって、かなり天体配置に特徴があるので、上で書いたようなザナルディ氏の生き方にも現れていると思うんだけど、なかなか刺激的なものになる可能性がある。
足の時も衝撃的なホロスコープ状態だったけど、今回のも結構しんどい感じだね。

なんとか回復して欲しいものだが。