イーロン・マスクが取締役に就任も、ツイッター社はトランプアカウントの復活を否定「いかなる方針決定も覆す予定はない」

イーロン・マスクがツイッターの取締役に

イーロン・マスク氏がツイッター社の筆頭株主になったことで、さっそく同社の取締役に就任したと発表されました。

これでツイッターの運営に影響力を行使することが確実視されています。

マスク氏の任期は2024年の定期株主総会までとされ、任期終了90日後までは同社の株保有比率が14.9%を超えないことで同意しています。

つまりツイッター社は、これ以上マスク氏の発言力が強くなってしまう事を阻止した形ですかね。

ツイッターの改善を予告

マスク氏は「数ヶ月の間にツイッターを改善することを楽しみにしている」とツイートしました。

早速マスク氏は、ツイッターに編集ボタンが欲しいかアンケートをとっています。現時点で400万人以上が投票していますが、yesでなく「yse」、noでなく「on」となっており混乱させています。意図的にやっていると言われていますが。

確かにツイッターは投稿後に編集できないので、私もミスしたときなどいったん削除してから再投稿したりして不便さがありました。

一方で今まで編集が出来なかったのは、誰かがリツイートした後に、元ツイが編集されて内容が変わってしまうために編集できなくしている、というのが理由のようです。

ツイッターはトランプのアカウント復活を否定

ただマスク氏が筆頭株主になったことで、多くの人が思ったであろうドナルド・トランプ氏のアカウント復活に関して、ツイッター側は早くも否定しています。

ツイッター社は4月6日にデイリーメールに対して「ツイッターは、そのポリシーとルールの決定と実行において、公平性を重視している。当社の方針決定は取締役会や株主によって決定されるものではなく、いかなる方針決定も覆す予定はない」と表明しています。

何をもって公平なんだかわかりませんけどね。左派のデモ呼びかけなどは容認しているみたいですが。

バビロン・ビーのアカウント凍結がきっかけだった?

こぼれ話として、マスク氏がツイッター株取得に至ったのは、バビロン・ビー(Babylon Bee)のアカウントが停止されたことが我慢できなかったためと言われています。

バビロン・ビーとは保守系の風刺サイトです。見る人が思わず笑ってしまうようなジョーク的風刺をするエンタメ的要素が強いことで話題を呼んでいました。ただ保守系とはいえ、トランプ氏も風刺することもあります。

マスク氏はそんなバビロン・ビーの風刺のファンだったと言われていますが、3月に同社のツイッターアカウントが停止されていました。

きっかけは一つのツイートです。
「バビロン・ビーの今年のマン・オブ・ザ・イヤーは、レイチェル・レバインです」とツイートしたことでした。レイチェル・レバイン氏とはLGBTQ+の小児科医で、米保健省の次官補です。

バビロン・ビーにしてみればいつものジョーク風刺のつもりだったかもしれませんが、いま左派にとってLGBTQ+をいじることは、たとえそれがジョークだとしても容認できないようです。ツイッター社はこれを「憎悪行為」だとしてポリシー違反とみなし、バビロン・ビーのアカウントを停止しました。

バビロン・ビー側はこのツイート削除を拒否し、最終的に「数千人のウイグル人を強制収容所に放り込めば、我々のツイッターアカウントを戻してくれるかもしれない」とツイートした直後にアカウントが凍結されました。ジョークは通じなかったようです。

マスクから連絡「ツイッターを買う必要があるかも」

この件についてバビロン・ビーのセス・ディロンCEOは、マスク氏から連絡があったことを明かし、このことがツイッター株購入に一役買ったと思う、とワシントンタイムズに答えています。

マスク氏は、バビロン・ビーのアカウントが実際に停止されたのか確認してきたといいます。そして会話の中で、ツイッター株を購入する必要があるかもしれないと考えていたと明かしました。

マスクは、ツイッターの言論の自由への取り組みについてフォロワーにアンケートをする前に、我々に連絡をしてきた。彼は実際に我々(のアカウント)がサスペンドされたかを確認したがっていた。

その電話の中で、彼はツイッターを買う必要があるかもしれないとさえ考えていた。今彼は筆頭株主になり、取締役の席も持っている。

トランプ氏のアカウント復活はさておき、少なくとも理不尽な検閲やBANはなんとかして欲しい気がしますが。

今後のマスク氏の動きに注目です。