ツイッターファイル第二弾、公開が遅れているのは元FBIの邪魔が入ったから

Tobias Kleinlercher / Wikipedia, CC BY-SA 3.0, ウィキメディア・コモンズ経由で

ツイッターファイル第二弾が遅れている原因

2020年にハンター・バイデンのラップトップ記事をブロックしたときのTwitter社内の内部文書、いわゆる「ツイッターファイル」の第二弾が待たれますが、時間がかかっているようです。

遅れている理由の一つは、ある人物が原因でした。

その人物とはジェームズ・ベーカー氏で、ツイッター社で副顧問を務めていた人物です。その前はFBIの顧問弁護士でした。

ベイカー氏はツイッターファイルの公開にあたり、ファイルの内容を審査していた疑惑が浮上し、解雇されました。

重要情報の抑制に関与か

イーロン・マスク氏はベーカー氏に説明のチャンスを与えたが、その言い訳は「説得力に欠けるものだった」という。

「ベーカー氏は、公的な対話にとって重要な情報の抑制に関与している可能性が懸念されることから、本日、Twitterから退場させられました」

ベーカー氏はツイッター社で法務責任者だったビジャヤ・ガッデ氏と共に、ハンター・バイデンのラップトップ記事をブロックする件にも関わっていたと言われています。

いわく付き人物

この経緯について、ツイッターファイル第一弾を公開したジャーナリストのマット・タイビ氏がツイートしています。

「ツイッターファイル公開が、なぜ遅れたのか多くの人が不思議に思っている」とし、その理由はジム(ジェームズ)・ベイカー氏がファイルを審査していたからだと述べています。

タイビ氏によると第一弾ファイルの後、事態が複雑になったという。そのことに対処している際に、ファイル公開の責任者が「ジム」という人物だとわかったと。それがジム・ベイカー氏でした。

このことにタイビ氏は「驚いた」と言っています。

ジェームズ・ベーカー氏はいわゆる「いわく付き」で、FBI時代に2016年大統領選挙の「ロシアゲート」の陰謀調査の中心人物でした。ロシアゲートとは、ドナルド・トランプ氏がロシアと共謀して大統領選挙に影響を与えようとしたという疑惑です。

FBIはこれを調査しましたが、後になってこの疑惑は実体のない全くのでっち上げだったことが判明し、ベーカー氏はFBIを去っています。

ドーシー「今すぐすべてを公開」

ツイッターの共同創業者で元CEOのジャック・ドーシー氏は、すべてを公開するべきだと主張しました。

「信頼を築くための透明性が目的なら、フィルターなしですべてを公開し、人々が自分で判断できるようにしないのはなぜだ?現在と将来の行動に関するすべての議論を含めて?今すぐすべて公開しよう」

これについてマスク氏は「ほとんどの重要なデータは(あなたからも)隠され、いくつかは削除されているかもしれないが、我々が見つけたものはすべて公開する」と述べています。

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