イーロン・マスク、中国から圧力か

イーロン・マスクに中国が怒りか

すでにお伝えしたように、新型コロナウィルスの発生起源に関して、先ごろ米エネルギー省(DOE)が「武漢ウィルス研究所から漏出した可能性が高い」とするレポートを提出したと報じられました。

米エネルギー省がついに「コロナウィルスは武漢研究所から漏洩した」とする報告書を提出

2023年2月27日

↑の投稿で私は「当然中国は反発してくる」と書いたのですが、予想通りの展開になっています。

Substack Kanekoa Newsのジャーナリストは、アンソニー・ファウチ博士が武漢ウィルス研究所の機能獲得研究に資金を提供し、議会で嘘をついた事をまとめる動画をツイートしました。

この投稿にイーロン・マスク氏が「彼はトンネル組織(エコヘルス)を通じて行った。」とリプしたのです。

しかしこれが中国側の怒りに触れたようで、中国共産党の機関紙「環球時報(グローバル・タイムズ)」が、マスク氏を牽制しました。

中国の壺を壊す

環球時報は2月28日に「イーロン・マスク、中国の壺を叩くのか?」とする記事を掲載しています。

「中国の壺を壊す」というのは中国の諺で、「自分の主人の手を噛む」=つまり日本でいう「犬が飼い主の手を噛む」に似たものだという。

環球時報は記事の中で、コロナウィルスが武漢ウィルス研究所から漏出したとするDOEのレポートを非難し、保守派の陰謀論だと叩きました。

またイーロン・マスク氏について

アメリカの有名な電気自動車ブランド「テスラ」のオーナーで、現在は「ツイッター」というプラットフォームのオーナーであるイーロン・マスクは、中国を中傷する陰謀論をリツイートしただけでなく、”ファウチは『エコヘルス・アライアンス』という仲介組織を通して、このようなことをしている”とコメントしたのだ。

そして、武漢ウィルス研究所は研究においてエコヘルス・アライアンスと協力しているが、この協力はウィルスの機能獲得や新たなコロナウィルスの開発とは何の関係もない、と主張しています。

その上で、マスク氏は最近米国の右派勢力に接近しており、保守的な価値観を是認し、担がれることを楽しんでいる、との見解を示しています。

テスラと中国の蜜月関係

ちなみになぜ中国が自らを飼い主のように言うかというと、これまでテスラと中国は蜜月関係だったと言われているからに他ならないと思います。

テスラにとって中国は、生産と販売において3~5割を占めるとされる重要な地区になっていました。中でも上海工場は生産の主力だという。

中国政府はこれまで、工場の設立に関して「合弁」を条件にしていたものの、テスラに関しては初めて単独での出資を認めたという。

さらにテスラは、物議になっている新疆ウィグル地区にも進出しています。

これまで一部ネット民から「イーロン・マスクは中国の手先」と囁かれてきたのは、こうした背景があるからだと思われます。実際どうなのかはわかりませんが。

蜜月関係が崩れつつある

しかし最近ではこうした蜜月関係も崩れてきたといわれています。

テスラ車は走行記録をデータセンターに送り、データを収集しているという。これが軍事的な脅威と見なされ、中国軍は2021年に軍関係者のテスラ車利用禁止を通達したとのこと。

またマスク氏は、ロシアと敵対するウクライナに「スターリンク衛星」でのネット環境を提供し、協力しています。

ロシアと融和関係にある中国には、これが面白くないという。軍事的に協力していると見ているようです。

ファウチファイルの公開はまだ?

それもそうですが、個人的にはファウチ博士のツイッターファイル公開に期待しています。以前ツイッター社内には「ファウチ・ファンクラブ」があったと暴露されてますから、どんな内容か気になります。

DOEのレポートが出て、かなりタイミング的には機が熟してきた気がするのですが、そろそろどうでしょうかね笑。

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