ファウチ博士、武漢研究所に60万ドルの資金提供を認める「ささやかなものだ」

ファウチ博士、60万ドルの資金提供を認める

さて先日お伝えした「ぶり返し」の続報になります。

パンデミック前に、米国国立衛生研究所(NIH)から武漢ウイルス研究所に60万ドル(約6,500万円)の助成金が支払れていた事をアンソニー・ファウチ博士が認めました。

これは現地5月25日に行われた下院予算委員会でのものです。

NIH→エコヘルス・アライアンス→研究所

記事によると、NIHからエコヘルス・アライアンスという団体に助成金が支払われ、そこから武漢ウィルス研究所に提供されたようです。

これについてファウチ博士は「5年間で約60万ドルという、ささやかなものだ。」と言い、「この目的は動物と人間の相互作用について研究し、監視を行い、コウモリのウィルスが人間に感染する可能性があるかを判断するものだった。」と言っています。

ちなみに前回紹介したNewsweekの記事では、NIHは計740万ドルを資金提供したと報じていましたから、そこから一部が武漢ウィルス研究所に提供されたんですかね。

機能獲得研究疑惑

ランド・ポール上院議員は、この資金が「機能獲得研究(=人間への感染力を高めるためにウィルスを改変する研究)」に使われていたのでは?という疑惑を主張しています。

しかしNIHのフランシス・コリンズ所長はその疑惑について否定、ファウチ博士も「NIHは機能獲得のために武漢研究所に資金提供したことはないし、現在もしていない。」と言っています。

ポール議員は「このケースの答えはおそらくないでしょう。」と言い、「我々の前で、COVID-19が実験室の連続培養から発生したものではない、と断言してくれませんか?」とファウチ博士に詰め寄りました。

それに対してファウチ博士は、「中国人が何をしたのか私は説明を受けてないし、中国で何が起こったかについて調査することには全面的に賛成だ」と言い、ポール議員のリクエストには応えていません。

トランプ氏の声明「サンキュー!」

トランプ氏は2020年5月1日に、ウィルスが研究所から漏れ出たという説に「高い確信を持っている」と発言していました。しかしこのころの左派メディアは相手にせず、むしろ嘲笑していました。

先ごろウォール・ストリート・ジャーナルが、2019年11月に武漢研究所の研究員3名の体調が悪くなり、病院で治療を受けたという記事を報じたことで、トランプ氏は声明を出しています。

私がごく初期の段階から、COVID-19の発生源は武漢だと言ったことを、今では誰もが正しかったと認めています。

私には最初からハッキリしていたのですが、いつものように酷評されました。今では皆が「彼が正しかった」と言います。サンキュー!

現段階では、まだ正しいと証明されたわけではないですけどね。

までも、これまで極右の陰謀論とされてきたものが、米国内で論調が変わってきていると伝えられています。

中国はあらためて否定

中国の外務省は5月24日の記者会見で、研究所発生説をあらためて否定しています。

今年1月、中国とWHOの共同ミッションは、全員一致で実験室からの漏洩疑惑の可能性は極めて低いとの見解を示した。

米国が「研究所流出説」を流し続ける真の理由は何なのか?ウィルスの起源を本当に追跡したいのか、それとも注目を逸らしたいのか。

我々は米国の関係機関が、一刻も早く解明し、世界に向けて説明してくれることを望んでいる。

皆既月食

さて今日はこのあと満月で皆既月食です。
なかなか刺激的な満月図です。

皆既月食は特別な意味があるとされてきましたが、それは皆既月食の意味を考えると分かります。

いずれにしても発生起源の件はこれまで陰謀論とかいろいろありましたが、どのように展開するのか興味深いところです。

これまで中国寄りと言われてきたWHOのテドロス事務局長も「全ての可能性がテーブルに残っている」と言い始めていますから、たしかに局面が変わって問題がぶり返してきた印象です。

ではこの辺で失礼します。

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