COVID-19の中間宿主
新型コロナウィルス関連でいくつか取り上げます。
まずコロナの起源について「タヌキ」が中間宿主だとする説を否定する論文が出ました。
コロナの中間宿主についてはこれまで科学的に特定されたことはなく、センザンコウだのハクビシンだのミンクだのと様々な動物の名前が挙がりましたが、けっきょくどれも決定的なものには至っておりません。
もともとはコウモリから発生していますが、コウモリのコロナウィルスはヒトへ感染することはなく、なんらかの中間宿主を介することにより感染能力が上がり、ヒトへ感染したと主張されていました。
ところがパンデミック発生から3年以上経った今でも、その中間宿主たる動物は見つかっていないのです。この科学が発達した現代にもかかわらず。これは奇妙なことです。
そんな中、2023年2月にやっぱり「武漢ウィルス研究所から漏れ出した可能性が高い」とする米エネルギー省(DOE)の報告が出ました。
つまり武漢研究所で、コウモリのウィルスに何らかの人工的な手を加える研究(機能獲得研究)をしていた過程で、事故だか人為的だかわかりませんがウィルスが流出してしまった、という説です。
DOEのレポートにはFBIやCIAの長官も同意しています。
タヌキ説が登場
ところがその翌3月、DOEの報告を否定するかのように、学術誌『アトランティック』が、武漢の華南海鮮市場で売られていた「タヌキ」が、中間宿主の可能性があるとの記事を報じました。
タイミングがいかにも疑わしい。タヌキだったらなぜもっと早く特定されていないのか。
The Strongest Evidence Yet That an Animal Started the Pandemic @TheAtlantic I remain baffled why any other theory has credibility? The reason we began a coronavirus vaccine program was bc of SARS 2002 and MERS 2012 and realized crap a 3rd is coming https://t.co/yhacRRKU73
— Prof Peter Hotez MD PhD (@PeterHotez) March 17, 2023
これはコロナウィルスが、武漢ウィルス研究所から流出したという説を否定するアンソニー・ファウチ博士に貢献した科学者たちが、なんとか自然発生説をゴリ押しするため、新たな説を持ち出してきたものだと揶揄されています。
アトランティック誌はこの研究を「動物がパンデミックを起こしたというこれまでで最も強力な証拠」だと述べました。アトランティックは学術誌としての信用を失いたいのでしょうかね、まあ独り言ですけど。
タヌキ、化けることはできず
しかしこのたび、このタヌキ説を否定する研究が報告されました。
シアトルにあるフレッド・ハッチソン・癌センターのウィルス学者ジェシー・ブルーム博士の研究によると、タヌキのDNAにはほとんどCOVID-19が混じっていないことがわかったという。
それによると14個のタヌキのサンプルのうち、13個にはCOVID-19が全く存在せず、1個にはDNA2億個の断片に対してわずか1個のウイルス断片があったとのこと。ちなみにこのサンプルはコロナが発生してから数週間後に採取されたものだそうです。
一方で、ヒトのDNA、オオクチバス、ナマズ、牛、鯉、スネークヘッド(雷魚)などの生物には、このウイルスが大量に混じっていたのですが、いずれもヒトに感染させることはできないのだという。
Association between SARS-CoV-2 and metagenomic content of samples from the Huanan Seafood Market
マスク着用はコロナ感染になんの効果もない
続いてマスクに関して情報が出ています。
フィンランドの研究によると、学校に通う子供にマスク着用を義務付けたことは、コロナの感染になんの効果もなかったと報告されました。
4月21日に学術誌「BMC Public Health」に掲載されたこの研究は、2021年8月~9月にかけてフィンランドの3都市(ヘルシンキ、トゥルク、タンペレ)で実施されたもので、7~9歳と10~12歳の2つのグループの子どもたちを対象に、マスクの効果を調査しています。
それによると、マスクの義務化によって得られる追加効果はなかった、と結論づけています。
この研究レポートでは、「学校でのマスク着用はコロナ感染に有意な差をもたらすことはなかった」とする別のスペインの研究も引用しており、単独の独りよがりの結果ではないことを示しています。
マスクによる死産、精巣機能障害、子供の認知機能低下のリスク
それよりもむしろ、マスク着用による悪影響の方が懸念されつつあります。
ジャーナル誌「Heliyon」に掲載されたドイツの研究によると、マスクの着用は、死産、精巣機能障害、子供の認知機能低下のリスクを高める可能性があることが示されたという。
研究によると、マスクを長時間着用した際に、軽度の二酸化炭素中毒を引き起こす可能性があることが示唆されたという。マスクは口とマスクの間にデッドスペースができ、それが有毒ガスを閉じ込めると考えています。
また、妊婦の体内に二酸化炭素が蓄積されると、胎児に合併症を引き起こす可能性があるという。さらに、CO2は酸化ストレスの一因となり、認知力に影響を与えたり、男性の精巣の問題を引き起こす可能性があると指摘しています。
マスクはより多くのCO2を吸い込んでしまう
ドイツの研究者たちは、マスク着用、妊娠に関するCO2のリスクを明らかにするため、過去に発表された43の研究からデータを集めました。
その結果、マスクを5分以上着用すると、吸入した空気中のCO2濃度が1.4%~3.2%に上昇することがわかったという。ちなみにCO2は、吸入した空気の約0.04パーセントを占め、農務省によれば8時間の安全レベルは0.5%以下であるべきとしています。
マスクをすることによって呼吸の抵抗になり、CO2を閉じ込めるデッドスペースができるため、より多くのCO2を吸い込み、再呼吸することになると査読者は述べています。
「ポピュラーになっているマスクの使用が、世界中で死産が28%から33%に大幅に増加しているという現在の観察結果に関連している可能性があるという状況証拠も存在する」と述べました。
また、「パンデミック中に生まれた子どもたちでは、言語、運動、総合的な認知能力が、スコアで2つの完全標準偏差分低下した」としています。
しかしこの報告に疑問を呈している医師もおり、論議を呼んでいます。
マスクによる頭痛、かゆみ、酸素の制限
また「Frontiers in Public Health」に掲載されたレビューでは、マスク着用による、かゆみ、頭痛、酸素の制限など、健康に悪影響を及ぼす事が報告されています。
これは医療用マスクの副作用に関する2,168件の研究を分析したもので、医療用サージカルマスクとN95マスクの両方で有意な効果が認められ、後者の方がより大きな影響を与えたと述べています。
それによると頭痛はマスク着用者の「最も頻度の高い症状」であり、一般的なマスク使用時の有病率は62%、N95マスク使用時には最大70%あったという。息切れは、一般的なマスク使用で33%、N95マスク使用で37%の頻度で観察されました。
そしてサージカルマスク着用者の17%がかゆみを感じているのに対し、N95マスク着用者では51%となっています。また、ニキビは38%、肌荒れは36%でした。さらに5%の人がめまいを経験しています。
「マスクは、酸素の取り込みと二酸化炭素の放出を阻害し、呼吸の補償を低下させる」
「酸素および二酸化炭素のホメオスタシス(恒常性)は、下流の多様な代謝プロセスに影響を与えるため、臨床的に問題となる方向への変化は、一過性の低酸素血症や高炭酸ガス、呼吸湿度の上昇、体温の上昇といった好ましくない結果につながり、生理的補償が損なわれる恐れがある」とレビューしています。
冷静で科学的な議論を
断っておきますが私は反マスク論者ではなく、そもそも長年の花粉症なのでマスクに抵抗感はありません。あくまで情報の共有として取り上げております。
最近、星野リゾートの社長が「全員でマスクを外すことにしました」と宣言したことで、賛否両論巻き起こっています。支持する声がある一方で、ボイコットの声もあるという。これも分断でしょう。
ただ、あの狂気的な「マスクしろー」「外出するなー」「宴会するなー」「ワクチン打てー」から時間が経過し、みんなが冷静さを取り戻したところで、その検証も込めてより実質的で科学的な議論がなされればいいと思ってます。
マスクやワクチンをゴリ押しし、さまざまな疑惑のあるNIAID(米国立アレルギー感染病研究所)元所長アンソニー・ファウチ博士と、NIH(米国立衛生研究所)元所長のフランシス・コリンズ博士は、パンデミック騒動が落ち着きを取り戻す途中で、逃げるようにその職を辞しました。
それはなぜだったのか。武漢研究所に助成金を与えたことなど、自分がやったことの責任はどうするのか。
特にファウチ博士は、米国大統領よりも給与が高くなっていたという。
私はファウチ博士のホロスコープに、疑惑と暗澹たる未来を感じてしまいます。
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