FBI文書FD-1023フォームが公開
木原誠二内閣官房副長官の文春砲の件、遺族の記者会見はようやく朝日と産経が報じただけですかね。メディアはほんと終わってます。
さて昨日ここで取り上げたIRS(国税庁)の告発者の公聴会に引き続きいて、バイデン家の汚職に新たなネタが投下されました。さすが太陽冥王星オポジションです。
新たなネタとは、FBIが汚職についてまとめた内部文書、いわゆる「FD-1023フォーム」です。FD-1023フォームについては何度か書いてきましたので過去記事をご参照ください。↓
上記事で書いたように、FD-1023フォームの大まかな内容についてはすでに報じられていますが、このたび7月20日に共和党のチャック・グラスリー上院議員が実際のフォームを公開したことで、細かい部分が明らかになってきました。
この文書は、ウクライナのエネルギー会社ブリスマが、バイデン家に支払ったとされる賄賂についてFBIが情報提供者の供述などを元に、2020年6月に作成したものです。
Thx to whistleblowers now the world can see what ive seen & what the FBI tried to conceal Serious allegations from trusted FBI source What did the FBI do to investigate???? pic.twitter.com/7Asokoc6ao
— Chuck Grassley (@ChuckGrassley) July 20, 2023
CHSとは何か
上に書いたようにFD-1023フォームは、FBIが信頼する情報提供者の供述を元に作成されました。
この信頼できる情報提供者のことを「機密人的情報源(Confidential Human Source)コンフィデンシャル・ヒューマン・ソース」=CHSといいます。
CHSはFBIの職員ではないものの、エージェントとしてFBIの目や耳となって諜報活動し、情報収集をするのだという。片やFBIは、CHSが身バレしないように努めますが、保証はされていません。
今回のFD-1023フォームのCHSは、FBIから高い信頼を得ており、数年間で20万ドルもの報酬を与えられていたという。オバマ政権時代から活動していたとの情報もありますが、誰なのかは特定されていません。
FBIのクリストファー・レイ長官は当初、再三にわたる要求にもかかわらず、FD-1023フォームの開示を拒否していました。しかし下院監視委員会がレイ長官への議会侮辱罪の適用をほのめかしたため、最終的に開示を許可しました。
実はFD-1023フォームは機密文書でも何でもなく、FBIが隠したがったのはやはり隠蔽の意図があったと思わざるを得ません。
父親の影響力のためにハンターを雇った
FD-1023フォームで示されていたのは、以前も書きましたがブリスマの汚職を捜査していたウクライナの検事長を解任するため、バイデン副大統領の影響力を行使してもらう見返りとして、賄賂を支払うというものでした。
バイデン副大統領は、ウクライナのヴィクトル・ショーキン検事長を解任するようウクライナ政府に圧力をかけ、その見返りにブリスマから500万ドル×2を受け取っています。
FD-1023フォームによると、ブリスマは米国での株式公開を目指し、米国企業を買収しようとしていたという。この買収話を持ちかけたのがハンター・バイデンです。
ハンターは「ブリスマが米国の会社を買えばもっと資金が集められる」とアドバイスしたという。
ブリスマCFOのヴァディム・ポジャルスキー氏は、ハンターの父親の影響力を通じて、様々な問題から守ってもらうために「ハンターを取締役に雇った」と語っていたとのこと。
ハンターは犬よりもバカ
ブリスマ側は、CHSが米国企業の買収を手伝ってくれると考えていたようです。これに対してCHSは、なぜハンターが取締役にいるのに、自分の助けを必要としているのか尋ねました。
するとポジャルスキー氏は「ハンター・バイデンは頭が良くないので、追加の助言を得たい」と答えたという。
またブリスマのオーナーのミコラ・ズロチェフスキー氏は、ハンターは「バカで、うちの犬の方が賢い」と語っていたとのこと。
しかし「取締役に残しておく必要がある、そうすればうまくいく」と述べていたという。
ショーキン検事長の解任
この当時、ブリスマはショーキン検事長から汚職の捜査を受けている最中でした。
CHSは「米国企業の買収はやめた方がいい。弁護士を雇って、正攻法で(汚職を)解決するべきだ」と良心に基づくアドバイスをしています。
またバイデンへの金の支払いはかえって問題を複雑にしてしまうため、エネルギーに通じているアドバイザーを雇うべきだと言っています。
しかしズロチェフスキー氏は、「ハンター・バイデンが父親を通じてそれらの問題のすべてに対処する」と答えたという。
このときズロチェフスキー氏は、某バイデンに500万ドル、別のバイデンに500万ドル支払うと述べたとのこと。
けっきょくバイデン副大統領は、ウクライナ政府に圧力をかけ、10億ドルの融資保証と引き換えにショーキン検事長を解任しろと迫り、解任させました。
ショーキン氏は宣誓供述書の中で、当時のウクライナのペトロ・ポロシェンコ大統領から辞任を求められたのは「米大統領府、特にジョー・バイデンからの圧力があったからだ」と述べています。
「もし検事がクビにならなければ、お金は渡さないぞと言ってやった。それで彼はクビになったのだ」↓
FLASHBACK: Biden tells story about getting the Ukrainian prosecutor fired pic.twitter.com/4AI9TWJ8Bw
— The Post Millennial (@TPostMillennial) June 8, 2023
CHSはズロチェフスキー氏に、「この件が国際問題に発展しないために」ハンターを解任するよう薦めたが、ズロチェフスキー氏は拒否したという。
「心配するな、どうせこの件は解決する」
金を強制された録音データ
2016年11月、ドナルド・トランプ氏が大統領選挙に勝ちます。
ズロチェフスキー氏はCHSに、トランプ当選に不満を述べました。なぜならバイデンに賄賂を支払っていたからで、本当は払いたくなかったのに、払うよう迫られたという。
CHSとの電話の中で、ズロチェフスキー氏はロシア語のスラング「poluchili」という単語を使ったという。これは「金を強制された」という意味だそう。
またズロチェフスキー氏は、バイデン家から金を強制されたことを証明する「多数のテキスト」や「録音データ」を持っていると述べたとのこと。他にも2つの財務記録の文書があると主張しました。
こうした録音データは実に17本にも及ぶという。
CHSは「その録音を絶対確保しておくべきだ」とアドバイスしました。
ズロチェフスキー氏はCHSに「自発的に金を支払ったのか、それとも強制されたのかで法的な違いがあるのか」尋ねたという。また将来自分に何かあった時に、CHSは助けてくれるのかと聞いています。
CHSは「そんなことに関わりたくない」と答えました。
マネーロンダリング
さらにズロチェフスキー氏は”ビッグ・ガイ”とされるジョー・バイデン本人に「お金は直接支払ったことはない」と述べ、送金を隠すために複数の銀行口座を使ったと主張しています。
これはバイデン家のいつものやり方であり、資金迂回(マネーロンダリング)させるものです。
バイデンが副大統領在任中に、複雑な構造を持つ20社ほどのLLC(有限会社)が設立されており、その中にはハンター・バイデンが所有または共同所有しているものがあります。
これらの複雑な会社の金融取引は、資金の出所を隠し、総額を目立たないようにするために使われるやり方だという。
アレキサンドル・オスタペンコ
もともとCHSは、2015~2016年頃にアレキサンドル・オスタペンコ氏の紹介でブリスマの幹部に会ったという。
CHSとオスタペンコ氏はウクライナに行き、ブリスマのオフィスで幹部らと会合しました。このときは、上に書いたように米国企業の買収についての話し合いだったとのこと。
その後CHSは、たびたびオスタペンコ氏とブリスマの会合に出席していました。しかし2016年以降、CHSはブリスマやズロチェフスキー氏との交流は一切なかったという。
2019年になり、CHSはロンドンでオスタペンコ氏と会い、カフェで話をしています。このカフェでの面会の時に、オスタペンコ氏がズロチェフスキー氏に電話をかけました。
FD-1023フォームの最後に、オスタペンコ氏が現在、ゼレンスキー大統領の下で働いていると記述されています。
バイデン政権は現在、無条件でゼレンスキー大統領に何十億ドルもの資金を送り、武器を与えていることと関係はないのでしょうか。
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