ジョー・バイデンに2つの新たな疑惑、中国から得た金で別荘を購入か?

The White House, Public domain, via Wikimedia Commons

バイデンに2つの新たな疑惑

海外からの賄賂やマネーロンダリングで汚職疑惑が追及されているジョー・バイデン大統領の一族ですが、新たな疑わしい金の動きを示すネタが2つ出ました。

その1

下院監視委員会のジェームズ・コマー委員長が、ジョー・バイデン大統領に弟のジェームズ・バイデンから直接支払いがあったことを明らかにしました。

その2

息子のハンター・バイデンが、中国の実業家をWhatsAppで脅す直前、父ジョー・バイデンがレホボス・ビーチの別荘を274万ドルで購入していことが明らかになりました。

以下、順を追って書いていきます。

【その1】弟ジェームズ・バイデンから兄ジョー・バイデンへの支払い

まずその1、弟ジェームズ・バイデンから兄ジョー・バイデンへの直接お金の支払いについて。

下院監視委員会が入手した破産裁判所の文書によると、ジェームズ・バイデンは自身のヘルスケア会社「アメリコア・ヘルスLLC」から金を受け取り、兄ジョー・バイデンに直接送金したことが判明しました。

文書によると2018年、ジェームズ・バイデンはアメリコアから60万ドルの融資を受けています。

これは”バイデン”という名字が仕事の道を開く可能性があり、「政治的コネクションに基づいて中東から多額の投資を得られる」という説明に基づいて、これらの融資を受けることができたという。

いわゆる”バイデンブランド”ですね。

ローン返済の名目

アメリコアは2018年3月1日、ジェームズ・バイデンとその妻サラ・バイデンの個人銀行口座に20万ドルを送金しました。

その同日、ジェームズ・バイデンは「ローン返済」の名目で、個人口座から「ジョセフ・R・バイデン(=ジョー・バイデン)」に20万ドルの小切手を発行しています。

返済なのか所得なのか

この問題は、これが本当に借りたお金への返済なのか、それとも所得利益かということです。

つまり過去に兄ジョー・バイデンが弟ジェームズにお金を貸していて、この20万ドルはその返済分なのかということ。

もし融資した証拠がなければ、所得の可能性があり、所得であれば申告しなければならず、その分の税金もかかります。

またIRS(国税局)の規則では、贈与や所得とみなされないためには、家族間の貸付には最低金利が必要とされており、当時の最低金利は3%程度で、20万ドルを1年間借りた場合は6,000ドルとなる。

しかしジョー・バイデンが2019年に大統領選挙に出馬した時、候補者情報開示フォームに弟ジェームズから利子の支払いの記載はなかったという。

それと、アメリコアは2019年に破産申請していますが、この当時すでに経営難に陥っており、なのにジェームズ・バイデンに60万ドルという大金を貸しているのも疑わしい。

この金はどこから来ているのか。そしてジョー・バイデンは何かのビジネスに関わっていたのか。

調査は続く

この問題についてコマー委員長は、

  • ジョー・バイデンは弟に大金を貸したことを証明する文書を持っているのか?
  • 彼は他の家族とも同じような金銭的な取り決めをしていて、同じような多額の支払いをさせたのか?
  • ジェームズ・バイデンは、兄に20万ドルの小切手を書いた同じ日に、経営難に陥って経営破綻した会社との取引から、まったく同額の融資を受けていたことを知っていたのか?

などの疑問を呈しています。

コマー委員長によれば、これまでの下院監視委員会の調査において、バイデン一族とそのビジネス関係者、そして彼らの関連会社は、中国、ロシア、ウクライナ、カザフスタン、ルーマニアの個人や企業から多額の支払いを受けていることが判明しているという。

そして2014年から2019年にかけて、ジョー・バイデンを「ブランド」として世界中に売り込むことで、2400万ドル以上の収入を得ていることがわかっているとのこと。

【その2】ジョー・バイデン、別荘を買っていた

以前当ブログで書きましたが、2017年7月30日に息子のハンター・バイデンは、中国の実業家であるハーベスト・ファンド・マネジメントのヘンリー・チャオ会長にWhatsAppのメッセージで「後悔することになるぞ」と脅しています。

私は父とここに座っており、なぜ約束が果たされないのか理解したい。

手に負えなくなる前に解決したい。そしてZ、もしあなたや、張、会長以外の関係者から電話やメールをもらったら、私の隣に座っている男と彼の知り合い全員、そして永遠に恨みを抱き続ける私の手腕で、私の指示に従わなかったことを後悔することになるだろう。

私は父とここで電話を待っている。

※Z=チャオ会長のこと

ハンター・バイデンが父とともに中国人に圧力をかけて脅した証拠「後悔させてやるぞ」――まるでヤ○ザ

2023年6月23日

現金購入は疑わしい

この脅しメッセージの7週間ほど前の2017年6月8日、ジョー・バイデンはデラウェア州の大西洋に面するレホボス・ビーチに、6ベッドルームの別荘を274万4,001ドル(今なら約4億円)で購入していたことがわかりました。

この売買には抵当権が設定されておらず、ジョー・バイデンはこの別荘を現金で購入したことになります。

コマー委員長は、現金のみの別荘購入は疑わしいと述べています。

「ジョー・バイデンが豪華なビーチハウスを購入したのと同時期に、彼の家族が中国共産党関連の会社から数百万ドルを受け取っていたという事実は、答えるべき多くの問題を提起している」

そして「下院監視委員会は、バイデン大統領の一族の影響力斡旋スキームへの関与の程度と、国家安全保障への影響を明らかにするため、お金の痕跡を追い続ける」と語りました。

バイデン弾劾追及はストップ中

しかしバイデンはちょっとした悪運があるというか。

今これを追求している下院は、議長選びが難航しているため、一連のバイデンファミリー汚職追及がストップしています。

来週(10月23日以降)に予定されていた、バイデン家汚職の重要参考人を招いた大規模公聴会を中止したとのこと。

さらに、下院議長が誰になるかによって、バイデン弾劾追及もどうなるかわからない。

「情報筋によると、下院共和党は来週予定されていたバイデン一家の汚職に関する重要な証人が登場し、新資料を語るはずだった大規模な公聴会を、下院議長をめぐる混乱が続いているため中止せざるを得なくなった」↓


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2023年4月1日
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