バイデン家汚職、新たに4名に召喚状を発行――ハンターの画商や絵の購入者にも

U.S. Customs and Border Protection, Public domain, via Wikimedia Commons

下院監視委員会、新たに4名を追加で召喚

バイデンファミリーの汚職を調査している下院監視委員会のジェームズ・コマー委員長は、先日お伝えした8名の召喚状に加えて、11月9日に新たに4名に召喚状を発行しました。

新たに宣誓証言を求めて召喚状が発行されたのは、

  • エリック・シュウェリン(ハンター・バイデンのビジネス仲間)
  • マーヴィン・ヤン(〃)
  • ジョージ・ベルジェス(画商)
  • エリザベス・ナフタリ(民主党の献金者)

の4名です。

また、アメリコア・ヘルスLLCのキャロル・フォックス評議員、ビジネス仲間のジョーイ・ラングストン氏、同じくジェイソン・ガラニス氏、ウクライナ系アメリカ人の実業家ジョン・ハイナンスキー氏のインタビューの書き起こしも求めています。

「下院監視委員会は、ジョー・バイデン大統領一族の国内外のビジネス取引における中心的役割を調査するため、手をこまねいている」とコマー委員長は語りました。

ただコマー委員長は「召喚状は2ダースに及ぶ」と予告していたので、まだ増えるかもしれません。

エリック・シュウェリン氏

エリック・シュウェリン氏は、ハンター・バイデンの最も親しいビジネス仲間で、公私ともに深く関与していたと言われています。

またハンターの父親ジョー・バイデンの税務も担当しており、バイデンファミリーの金の流れを知っている可能性があります。記録によると、シュウェリン氏はオバマ/バイデン政権時代に27回もホワイトハウスを訪れているという。

ハンター・バイデンとシュウェリン氏が出会ったのは、ビル・クリントン政権時代の商務省で働いていた時だと言われています。

シュウェリン氏はペンシルベニア大学で学士号、ジョージ・ワシントン大学エリオット国際問題大学院で修士号を取得し、1997年に国際貿易スペシャリストとなり、1999年には国際貿易担当長官の上級政策顧問したエリートで、ハンターとは同い年だという。

一方イェール大学を卒業し銀行を転々としていたハンター・バイデンは、ある時「インターネット経済を専門とする政策ディレクター」として商務省に就職し、そこでシュウェリン氏と出会ったと伝えられています。

ジョージ・W・ブッシュ政権になり商務省を辞めた後も2人の関係は続き、「ハインツ・トマトケチャップ」の御曹司クリス・ハインツ氏、アバクロンビー&フィッチのモデルだったデボン・アーチャー氏と共に投資会社「ローズモント・セネカ・パートナーズ」を設立しました。

シュウェリン氏はそこの社長になり、ロシア、ルーマニア、ウクライナ、中国などで積極的に事業を展開したという。また同じく投資会社「ローズモント・セネカ・アドバイザーズ」なども共同設立しています。

シュウェリン氏は、IRS(国税庁)の内部告発者が提供した資料から、ハンター・バイデンの金融取引で重要な役割を果たし、ジョー・バイデンと直接交流があったことが確認されたことで、このたび召喚状が発行されたとみられます。

マーヴィン・ヤン氏

CEFCチャイナ・エナジーの元幹部であるマーヴィン・ヤン氏は、中国共産党と強い結びつきを持つ不可欠なメンバーだったという。

ハンター・バイデンと関係のあったCEFCのイェ・ジェンミン会長はすでに収賄容疑で中国で拘束され、その側近だったパトリック・ホー氏も逮捕されて有罪になっていますが、ヤン氏は、これまで拘束も逮捕もされていない数少ないCEFC幹部の一人だといわれています。

ジェンミン会長やとホー氏に比べ、ヤン氏はずっと目立たない存在だったという。

しかし、ハンター・バイデンのラップトップPCに保存されていた電子メールから、ヤン氏がバイデンファミリーとCEFCの間で交わされた金銭のやり取りを知っていたことがわかっています。

CEFCは米国の事業に投資する計画を持っており、そのパイプ役だったのがハンター・バイデンだと言われています。これについてハドソン・ウエストとシノホークを設立し、ハンターとジェームズ・バイデンはこれらの事業体を支配していたという。

ところがCEFCの事業が進むにつれ、ヤン氏はハンターが金について正直ではないと疑い始め、お金を支払う代わりに領収書の提出を求めました。

これに対してハンターは、素直に金を支払わないヤンに対して「訴訟を起こす」と脅したという。そして2018年11月に、ヤン氏はハドソン・ウェストIII LLCを解散する文書に署名したと報じられました。

今回コマー委員長はヤン氏を召喚しただけでなく、バンク・オブ・アメリカ、キャセイ銀行、JPモルガン・チェース、HSBC USA N.A.などの銀行に対し、バイデンファミリーのビジネス取引に関する財務書類を提出するよう求めようとしているという。

ジョージ・ベルジェス氏

ジョージ・ベルジェス氏は美術商で、ニューヨークのソーホーにアートギャラリーを持っているとのこと。

ハンター・バイデンは一連の騒動の後、薬物依存やアルコール依存から脱却するために自らアーティストを名乗って絵画などを描いて販売していますが、その代理人を務めるのがベルジェス氏だそう。

ハンターはこれまで何点か作品を販売していますが、それを購入した人物について身元は公表されておらず、ホワイトハウスがそれを許可しているという。

ベルジェス氏とハンター・バイデンは、共通のコレクターの友人を通じて初めて知り合ったようです。「私は政治にはあまり興味がない。もちろん、副大統領のことは知っていました。でも、彼のお父さんが大統領になるとは思わなかったし、大統領選に出馬するとは思わなかった」とベルジェス氏は語っています。

ベルジェス氏のギャラリーでは少なくとも2回、ハンター・バイデンの個展が開催されていたという。そしてハンターの絵画の希望価格は7万5000ドルから50万ドルだったといわれています。
たけー。

報じられているところによると、ハンター・バイデンは2021年にハリウッドのアート展で販売された5枚の作品で少なくとも37万5000ドルを得ており、合計で130万ドル以上の売り上げがあったという。

調査している委員会は、これに利益相反の疑いがあり、販売状況や買い手の調査するため、ベルジェス氏とのインタビューを求めていたというが、ベルジェス氏は応じようとしなかったとのこと。

それに対してコマー委員長は、これまで何度も召喚状を出すと言っていたようです。

エリザベス・ナフタリ氏

エリザベス・ナフタリ氏は民主党の献金者で、ハンター・バイデンの絵画を購入した一人だと言われています。

記録によれば、ナフタリ氏は少なくとも13回ホワイトハウスを訪れているという。ナフタリ氏はカリフォルニア民主党界では著名な人物だと言われており、バイデン陣営に13,000ドルを寄付し、今年は民主党全国キャンペーン委員会に29,700ドルを寄付しているようです。

2022年7月に、ハンターの最初の個展から約8ヵ月後にバイデン大統領は彼女を権威ある「海外アメリカ遺産保存委員会」の委員に任命しています。その時点で彼女がすでにハンター作品を購入していたかどうかは定かではないという。

しかしこれが利益相反に当たる疑いがあるため、当初ハンターの絵画の購入者の名前は公表されていませんでした。

また、ナフタリ氏がハンターの絵画にいくら費やしたかも明らかになっていないとのこと。一人の購入者がハンターの絵画11点に875,000ドルを費やしたというが、その人物の身元は不明だそうです。

ハンターは召喚状に応じる意向

先に発行されたハンター・バイデンの召喚状について、ハンターの代理人アッベ・ローウェル弁護士は、召喚に応じると述べました。

声明によると、「これは政治的演出だ」と言いながらも、「ハンター氏は、公の場で、適切な時期に、委員会とこれらの問題について話し合う機会を得たいと望んでいる」と述べています。

ハンター・バイデンの宣誓証言は12月13日に予定されていますので、情報を待ちたいと思います。

この年末年始は興味深いものになりそうです。

【出ました】バイデンファミリーとそのビジネス仲間に召喚状を発行――議会で証言を要請

2023年11月9日
※当ブログでは主流メディアでなかなか報じられず、検索されない情報を取り上げています。ぜひブックマークなどをご利用ください。またあなたの大切な人や、教えたい人にお知らせ・共有してください。

ホロスコープ・実例サンプルリーディング動画

2023年4月1日
※山羊座時代から水瓶座時代へと変わる過渡期です。今後、世の中の流れが変わっていきます。 そんな中で自分のホロスコープはどうなのか、鑑定・ご相談など受け賜っております。
詳しくは→こちら