トランプを阻止する3,000もの左翼団体ネットワーク――ジョージ・ソロスの恐ろしい企み

トランプを阻止する左翼ネットワーク

ドナルド・トランプ氏を阻止する左翼ネットワークが活動中です。このネットワークは全米各地3,000ものグループからなるという。

このグループ「Indivisible(インディビジブル)」のWebサイトにはこうあります。

我々は、極左的なリーダーを選出し、民主主義を再建し、トランプのアジェンダを打ち負かすことを使命とする、何千もの地域のインディビジュアル・グループによる草の根運動です。
https://indivisible.org/

その起源は、トランプ政権に抵抗し、左派のアジェンダをあらゆる場所で推進することを目的とした、より広範な旗印の下に全国的に左派を組織するものだという。

インディビジブルは、2016年大統領選挙ではヒラリー・クリントン氏を支持していた。しかし大逆転劇によってヒラリー氏はトランプ氏に負けました。

それ以来、彼らはトランプ氏をつぶすための活動を開始し、トランプ氏を止めようと必死になって民主党のトップをコントロールするようになったという。

そして現在は、2024年大統領選挙でトランプ氏が勝利するのを阻止しようとし、万が一、選挙でトランプ氏を阻止できなかった場合には、就任直後からトランプ氏の2期目を弱体化させることにシフトするという。

インディビジブルの目的とは

フロリダ州北東部を拠点とする保守活動家ジェシコ・ボウマン氏によると、インディビジブルのグループ間の複雑なつながりと、彼らの活動がいかに巧妙であるかが明らかになったという。

彼らはトランプ氏が掲げる「MAGA」(Make America Great Again=アメリカを再び偉大に)を阻止するためにティーパーティーの戦術を模倣し、それを利用してアメリカを根本的に変えようとすることに注力しているとのこと。

「インディビジブルによって管理された、左翼団体や反トランプ団体、さらには慈善NPOの集合体からなる政治活動家ネットワークのよく整備された民主主義同盟が、ティーパーティーの草の根連合構造を模倣して結成された。MAGAを打ち負かすために資金と資源を投入し、影響力を結集して戦う準備が整っている。」

ボウマン氏によれば、彼らは最終的にはトランプ氏を排除するだけでなく「(保守派の)私たち全員を排除することである」と述べています。

彼らは「共和党は長年強硬策を押し通し、民主主義を妨害しているためこれ以上許すことはできない。トランプは権威主義者になり、我々の国を乗っ取ろうとしている」と主張している。

そして国民に、この「大ウソ」を信じさせようとしているのだという。

左翼の億万長者から資金を得る

インディビジブル創始者のエズラ・レヴィン氏とリア・グリーンバーグ氏は夫婦だといい、もともとは地元議員に圧力をかけるためにGoogle Docsにアップロードしたガイド文書から始まったという。

初期のインディビジブルには、LinkedInの共同創設者で反トランプで有名なリード・ホフマン氏が資金を提供していたもよう。

ホフマン氏は、先ごろトランプ氏への名誉毀損裁判で8300万ドル(約122億円)の損害賠償判決を得たE・ジーン・キャロル氏にも資金を提供した、トランプ大嫌いの人物です。

またサンフランシスコの住宅ローン億万長者ハーバート・サンドラー氏、ニューヨークの不動産相続人パトリシア・バウマン氏、石油相続人リア・ハント=ヘンドリックス氏といった、民主党の大口献金者と結びついた財団や連合からも資金を得ているという。

そして、あの左翼の大物ジョージ・ソロス氏とも面会し、資金援助を求めていたとのこと。

2017年3月のビデオで共和党がインディビジュアルとソロスとの関係が明らかだと非難したとき、レヴィン氏は「インディビジュアルはソロスの資金も彼のオープン・ソサエティ財団からの資金も受け取っていない」と反論しました。

Conservatives try again to tie Soros to anti-Trump group /POLITICO

しかし、2017年後半からの数年間、ソロス氏は複数の団体を通じてインディビジブルへの資金提供に全面的に関与していたという。

ソロスに関連するタイズ・アドボカシーから35万ドル、オープン・ソサエティからは2018年に50万ドル、2019年に175万ドル、2021年に87万5000ドル、2022年に113万5000ドルが提供されたとのこと。

気になるジョージ・ソロスの動き

ジョージ・ソロスつながりで、情報が出ています。

実はソロス氏は今、テキサス州を狙っているという。

引退したはずのソロス氏は、極左候補への支援を強化するため、テキサス州の選挙に巨額の資金を投入しているとのこと。

テキサス・トリビューンによるとソロス氏の目的は、共和党の州であるテキサス州を、永久に「青い州」つまり民主党の州に変えてしまうことだ、と報じています。

永久に赤を青に変える

記事によると、ジョージ・ソロス氏は「テキサス・マジョリティーPAC」と協力し、ダラス郡、キャメロン郡、イダルゴ郡の3つの郡の政党と、その他いくつかの地域に特化した団体に6桁の献金をしているという。

同PACはすでに昨年までに225万ドルを集めたとのこと。その大半がソロス氏が出資するデモクラシーPAC IIからのものだとか。

PACのキャサリン・フィッシャー副事務局長は、「テキサス・マジョリティPACは、州全体のパートナーと協力し、州を反転させることが可能な状況を作り出します」と述べ、明らかに民主党への転換を狙っていることを示唆しました。

テキサス州民主党は、

「ジョー・バイデンをホワイトハウスにとどめ、テッド・クルーズ(上院議員)を追放し、より多くのテキサス州選出の民主党議員を上下に選出するという野心的な目標を達成するための、新たな投資や努力を歓迎する」

テキサスを永久に民主党にすると・・・

アメリカの大統領選挙は国民の投票数ではなく、獲得した各州の選挙人の数によって決まります。そして過半数270人を獲得した候補が大統領に選ばれる。

選挙人の人数は州の人口によって割り振られ、2020年の選挙ではテキサス州は38人でした。これはカリフォルニア州の55人に次いで2番目に多い。

各州の選挙人数/Kingofthedead, Public domain, via Wikimedia Commons

テキサス州は人口が増えているので、この先さらに選挙人の数が増えると思われる。そんな中で選挙人の多い1位と2位がともに民主党の州になると、共和党はこの先かなり厳しい戦いになる。

というか勝てなくなるのでは。

だからこそ、ジョージ・ソロスはそれを狙っているのです。大統領選挙で永久に民主党が勝つように仕向けている。

もしかすると、今バイデン政権がテキサス州を目の敵にしているのは、これと連動しているかもしれないと思うのは考え過ぎか。


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