FBI内部文書が暴露――局員はトランプ家宅捜索に抵抗していた「FBIは民主党にハックされている」

マー・ア・ラゴ/The White House from Washington, DC, Public domain, via Wikimedia Commons

左派メディアの切り取り報道

また左派メディアがトランプ氏の「血の海」発言を切り取り報道しましたが、イーロン・マスクに即座に指摘されてMSNBCの記者が投稿を削除するっていうダサさ加減。

ちなみにトランプ氏の「血の海」発言は、単に自動車業界を憂いたものです。(実際の発言↓)

中国は現在、メキシコで自動車を製造する大規模な工場をいくつか建設しており、その車を国境で無税で米国に販売しようと考えている。中国に言いたいことがある。もし習主席が聞いていたら、私とあなたは友人だが、彼は私のやり方を理解している。今、メキシコに建設している巨大な自動車製造工場は、アメリカ人を雇わず、私たちに車を売ろうとしている。今、私たちはメキシコを通過するすべての自動車に100%の関税をかけるつもりだ。もし私が今選挙に出て、あるいは落選すれば、アメリカ全体が血で血を洗うことになる。

国にとっては血の海になるだろう。しかし、そのような車を売るつもりはない。彼らは巨大な工場を建設しているんだ。(後略)

また左派メディアのろくでもないやり方が露呈しました。過去こうやってトランプ氏を貶めてきたが、もう民衆は騙されなくなっています。

「メディアはドナルド・トランプが選挙に負けたら”血の海”になるというシナリオで嘘をついている。彼がこの言葉を使う前も使った後も、自動車製造業について話しているのは明らかだ。」↓

FBI内部文書

さてFBIの内部文書がリークされ、2022年のドナルド・トランプ氏の自宅マー・ア・ラゴへの強制家宅捜査に、FBI内部でも疑問が生じていたことが明らかになりました。

ブルームバーグのジェイソン・レオポルド記者は、情報公開法(FOIA)請求によってFBIのオンブズマン室から内部文書を入手したという。

レオポルド記者はFBIに対し、この捜索に関連した内部抗議の記録や、捜索を行った職員に対する脅迫の記録を提出するよう求めたという。

するとFBIは、この手の情報公開請求に対する常套手段を使い、関連する文書を渡すには「何年もかかる」と主張したという。これはもはやデフォです。

しかし記者とブルームバーグが裁判所に訴訟を起こした事により、文書の提出が早まった。最初からやれよっていう話だけど。いずれにせよ、それによって数百ページに及ぶ文書を入手したとのことです。

入手した内部文書よると、トランプ氏のマー・ア・ラゴ邸への強制家宅捜索が、いかに政治的に行われたかを示していました。

そして現場のFBI捜査官たちはこの捜査に疑問を感じ、上層部に不信感を抱いていたことがわかりました。

しかしこの強制家宅捜索は、消えた極秘文書を探す目的だったとのウワサがある。

それによると、ロシアゲートにCIAが関与していた事を示す「不利な証拠」が含まれていたといい、それがバレるとまずいことになるとワシントンDCは恐れているため、必死になって探していると言われています。↓

FBIのトランプ家宅捜索は、ヤバい極秘文書を探すためだった?――ディープステートが必死になるワケ

2024年2月15日

刑事起訴

ともあれFBIは、トランプ氏がホワイトハウスから機密文書を持ち出した疑いで令状を取得した。

そして2022年8月8日、フロリダ州パームビーチにあるトランプ氏の自宅マー・ア・ラゴ邸に突然押し入り、強制家宅捜索を行いました。

FBIがトランプの自宅マー・ア・ラゴを家宅捜索、国策捜査か?

2022年8月9日

この問題で司法省はジャック・スミス氏を特別検察官に任命しました。

スミス特別検察官は翌2023年6月8日、国防情報の故意の保持や文書または記録の隠匿など、37件の訴因(後に3件追加)でトランプ氏ほか2名をフロリダ州の裁判所に起訴しました。

早ければこの夏にも本件の裁判が始まるかもしれないと言われていますが、後述する事でいま一時的にストップしています。

FBI上層部は、民主党の政治ハック集団だ

一般には知られていないというFBIのオンブズマン室は、捜査官や職員が秘密裏に懸念を表明できるFBI内の部署だとのこと。

強制家宅捜索から3日後にFBI局員からオンブズマン室のチャンセネット・モレイ氏に送られた電子メールには”信じられない”という言葉が綴られていた。

これはトランプ大統領への家宅捜索が、いかに前例のない事だったかを示しています。

これは本当に起きたことなのか? 私は夢を見ているのだろうか? FBIが元大統領に捜査令状を出したって?

上層部に対する信頼はほとんど失われている。明らかに彼らは”クロスファイア・ハリケーン”を忘れている。もし彼が書類を持ち出したのなら、彼に電話して返してもらえばいい。

マジかよ?私の所属する機関の上層部は、民主党の政治ハック集団だ。

このような不合理な行動について、上層部から説明する計画はあるのだろうか? クロスファイア・ハリケーンや、司法長官の書簡に基づく両親を標的にしたものなど、私が目にした他のすべてのものから、私たちが本当のPC(公平性)を持っているとはもはや思えません。

Buの恥ずかしさを説明する必要がある。かつては大罪だった。

このメッセージを伝えてほしい。彼らはあからさまな政治的悪ふざけについて、我々の職員に説明する義務がある。

※クロスファイア・ハリケーン・・・トランプ氏とロシアが共謀して「大統領選挙に干渉した」とでっち上げたFBIやヒラリー・クリントン陣営の陰謀のこと。

FBIは国家をバナナ共和国にしようとしている

また別の職員のメールでは、FBIは国家を「バナナ共和国」にする手助けをしていると非難し、この捜査は「恥さらし」だとコキ下ろした。

「捜索を含むこの調査の前提は何ですか?公文書館に数枚の文書を置いたり、その男が機密扱いを解除できるような機密資料を置いたりする以上のものであるべきだ」と述べ、可能であればFBIへの信頼を回復するよう、FBIの上層部に呼びかけています。

過去に報じられたものと一致

1年前にワシントンポストは、マー・ア・ラゴの強制家宅捜索にFBI捜査官が猛反対していたことを報じていました。

今回のメール公開はそれに明確に符合するものです。

2023年3月にワシントンポストは、FBI高官が「不意打ち捜査をすべきではない」と主張していたと報じています。

記事では関係者の話として、この捜査を指揮していた当時のFBIワシントン支局のスティーブン・ダントゥオノ支局長が、「トランプ大統領の弁護団の合意を取るべきだ」と主張したという。

ダントゥオノ支局長は「我々は大統領記録警察ではない」と言っていたとのこと。このときの会合は紛糾したと伝えている。

しかしマット・オルセン司法長官補佐官(国家安全保障担当)が、FBI本部の高官たちに家宅捜索を行うよう働きかけたと報じています。

https://www.washingtonpost.com/national-security/2023/03/01/fbi-dispute-trump-mar-a-lago-raid/

上層部の腐敗

先日このブログで書いたように、判事はこの機密文書起訴に”懐疑的な態度”を示しました。

担当であるフロリダ州南部地区地方裁判所のアイリーン・キャノン判事は、歴代の大統領の中で機密文書を持ち出した疑いで「起訴された人物はいない」ことを確認し、「恣意的な強制執行だ」と述べたという。

そして裁定を保留した。

今回レオポルド記者によってリークされたメールは、マー・ア・ラゴの家宅捜索がまさしく「恣意的な強制執行」だったことを示しており、現場のFBI捜査官たちがそれに抵抗していたことを明らかにするものとなりました。

FBIは、現場レベルではまだまだ”まとも”な職員がいるようです。しかし上層部が腐敗している。

これは以前に何度も書いたハンター・バイデンの海外収入を告発したIRS(国税局)の職員も同じでした。しかし彼らは腐敗した上層部や司法省によって妨害された。

いずれにしてもキャノン判事の保留を受けて、一部ではトランプ起訴が破棄されるのでは、との見方も出ているようです。

トランプ機密文書問題、判事が検察に懐疑的な姿勢を示す――トランプ大逆転なるか?

2024年3月15日

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2023年4月1日
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