【FBIトランプ家宅捜索】トランプ側は文書が機密解除済みと主張も、解除マークが付けられなかった?

FBIの信頼度が低下

皮肉なことに、FBIがトランプ氏の自宅マー・ア・ラゴを強制家宅捜索したことでトランプ氏の支持率が上がっているもよう。

一方で、FBIに対する米国民の信頼度は低下しています。

これによると民主党員からの信頼度は横ばいですが、共和党その他の支持率が落ちており、いかにFBIが民主党寄りかということを示しているのでは。

このデータは2021年までなので、今回の家宅捜索事件はまだ盛り込まれていません。ただFBIの仕事は元から信頼度が低下していたという事を表しています。

ミシガン州のグレッチェン・ホイットマー知事誘拐未遂事件や1月6日国会議事堂乱入事件などで、FBIはかなり疑われていましたからね。

機密解除されたかが焦点

【タイムライン】

  • 2021年1月:トランプ退任の際、ホワイトハウスからいくつかの文書や資料をマー・ア・ラゴに持ち帰る
  • 2022年1月:15箱分の資料を返却
  • FBIの捜査が始まる
  • 他の文書も返却するよう勧告
  • 2022年6月:トランプ弁護士が全ての資料が返却されたとの宣言書に署名
  • 2022年8月5日:家宅捜索の令状をフロリダ州判事が署名
  • 2022年8月8日:家宅捜索執行、文書が見つかり押収

トランプ氏は、FBIが押収した文書はすでに「機密解除されたものだった」と主張し、押収などしなくても普通に要求すれば良かったと述べています。

またトランプ氏の弁護士は、今年6月に全ての機密文書が政府に返却されたと書面に署名したと言っています。さらに退任前には機密指定を解除したと主張しました。

しかし公開されたトランプ邸の押収文書のリストによれば、いくつかの文書が「最高機密」だったといい、もし事実なら公文書館のような政府の機関に保管されなければならないものになります。

なので、おそらく機密解除されているかどうかが今回の焦点の一つになるでしょう。

ただ機密解除には厳格な手続きが必要とされ、それが欠如していたりしたら、解除されていなかったとツッコまれることになるのかも。

機密解除したが、解除マークは付けなかった

これについてクリストファー・ミラー元国防長官代理の首席補佐官だったカシュ・パテル氏はFOXニュースの番組で、すでに機密解除されていたと述べています。

さらにパテル氏は、今年5月にもブライトバートのインタビューで、「トランプは退任することを見越して、米国民が自分で知る権利を持つべきだと考え、資料一式を機密解除した」と述べました。

「私はその場にいたんだ」

一方でパテル氏は、「機密解除されていたが、分類マークは更新されなかった」と述べています。

この件は、透明性を信条にしているトランプに対する国民の信頼を崩すために作られた、もう一つの偽キャンペーンに過ぎない。トランプを攻撃し、機密情報を解除したのに「していない」という、別のやり方なんだ。

話としては国立公文書館が、文書に機密マークがついていることを発見したと言っている。だからといって機密解除されていないということではない。

これは大統領命令によって機密解除のマークを付けなかった、バカな官僚主義の実にくだらない行為だ。

大統領は、政府内のあらゆる文書を機密解除する一方的な権限を持っている。彼はそれをフルに行使したのだ。

これが事実だとしたら、このあたりがキーなのかもしれません。

トランプは全然焦っていない

家宅捜索後、トランプ氏と面会した共和党議員らは「まったく焦っていなかった」と述べています。

翌9日にトランプ氏と会食した共和党委員会のメンバーは「彼は心配していなかった」「非常に明るかった」と述べました。

「左派は彼を追い詰めているが、彼はこの5年間、こうした悪党に対処してきた。これは彼にとって新しいことではない」

ガーランド司法長官

どちらの主張が正しいと思うかは個人の判断ですが、権力側が支持されないというのは自民党と同じく時代の流れかと思います。

左派はFBI(司法省)や国立公文書館までもがトランプ叩きにいそしんでいますが、一方で国民の反発も呼んでいます。まあこういうのも山羊座時代が終わりに向かっていることの証明です。

しかしガーランド司法長官はどうなんでしょうね。ホロスコープはかなりな状況ですが。

マージョリー・テイラー・グリーン下院議員はガーランド氏の弾劾を動議しました。

これは多数決で否決されるでしょう。

ただガーランド氏は今回の家宅捜索を「個人的に承認した」と言ってますので、何かあったら逃げられなくなるのでは。でも逃げるかもしれませんが笑。

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2023年4月1日
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