バイデン民主党はキリスト教を潰すのか――復活祭にトランスジェンダーを重ねる

The White House, Public domain, via Wikimedia Commons

バイデン、トランスジェンダー認知の日を宣言

以前当ブログで今後の宗教について書いた時、「キリスト教こそ危ういかもしれない」と書きました。↓

池田大作、大川隆法、旧統一教会、中東の宗教戦争、キリスト教――宗教は変革の時を迎えている

2023年11月19日

今年の3月31日はイースター(復活祭)だそうで、キリスト教において最も重要とされる祭だと言われています。なおイースターは太陰太陽暦で決定されるため毎年日付は違いますし、しかも東方教会と西方教会でも違うため、若干ややこしい。

日本ではイースターよりハロウィン(万聖節の前夜祭)の方が知られていますが、それはたぶんにコスプレパーティー的な意味でしょう。

イースターは「復活の日」と呼ばれ、主であるイエス・キリストがローマ帝国によって十字架の刑に処された3日後に、その墓が空であることが発見され、その復活を祝う神聖な日だという。

そんなキリスト教にとって最重要なこの日を、バイデン大統領は「トランスジェンダー認知の日(Transgender Day of Visibility)とする」との宣言を発表しました。

「トランスジェンダーの認知の日」にあたり、私たちはトランスジェンダーの米国人の並外れた勇気と貢献を称え、すべての人々が平等につくられ、生涯を通じて平等に扱われる、より完全な連邦を形成するという我が国のコミットメントを再確認します。
(中略)
よって、私、アメリカ合衆国大統領ジョセフ・R・バイデン・ジュニアは、憲法および合衆国法によって私に与えられた権限により、2024年3月31日を「トランスジェンダー認知の日」と宣言する。

私は、すべてのアメリカ国民に対し、私たちとともに、全米のトランスジェンダーの人々の生活と声を高め、性自認に基づく暴力と差別の撤廃に取り組むよう呼びかける。

A Proclamation on Transgender Day of Visibility, 2024
https://www.whitehouse.gov/briefing-room/presidential-actions/2024/03/29/a-proclamation-on-transgender-day-of-visibility-2024/

宣言によると「2024年3月31日」としているので、今年限定なのかなという気がしますが。

ただこれとは別に、毎年3月31日は「国際トランスジェンダー認知の日」だそうで、もしかしたらそれに合わせたのかもしれない。

子供たちのイベントまで制限

これにはオマケが付いています。

イースターの伝統行事の一環としてホワイトハウスでアートイベントが行われるという。このアートイベント「Celebrating National Guard Families」は州兵の家族を称えるもので、州兵の子供たちがイースターエッグをデザインした作品を募り、ホワイトハウスに展示する催しです。

イースターエッグ/Hans, CC0, via Wikimedia Commons

伝統的に、復活祭を祝うためにデコレーションした卵が飾られ、それを運んでくるのがウサギ(イースターバニー)とされており、卵とウサギはイースターの象徴的なシンボルです。

バイデン政権はこのアートイベントの募集要項で「宗教的シンボルや宗教的なテーマ」を使うことを禁止しました。イースターの宗教的シンボルと言えばもちろんキリスト教にちなんだものと思われますが、それを禁止した。

さらにバイデン政権は、「偏見、人種差別、憎悪、いかなるグループや個人に対する危害、人種、性別、宗教、国籍、障害、性的指向、年齢に基づく差別」を助長するようなテーマをデザインするなと言っている。

子供たちの無邪気で自由な発想や創造性を楽しむイベントなのに、そこに政治的イデオロギーを持ち込んで発想を制限し操ろうとする。

まるでどこかの専制国家です。

https://nypost.com/2024/03/29/media/religious-themed-designs-banned-from-white-house-easter-egg-art-contest/

クリスチャンは反発

バイデン大統領は自らを”敬虔なカトリック教徒”であると自称しているようですが、トランスジェンダー認知の日宣言といい、イースターエッグの政治的規制といい、単純にキリスト教に対する敵意としか思えない。

これに対して保守的なクリスチャンたちは当然ながら反発しています。

トランプ前大統領は何百万人ものキリスト教徒とカトリック教徒に直ちに謝罪するよう求めました。

「我々は、ジョー・バイデンの失敗した選挙キャンペーンとホワイトハウスに対し、明日はイエス・キリストの復活を祝う唯一の日であると信じている全米の何百万人ものカトリック教徒やキリスト教徒に謝罪するよう求める」

また1976年モントリオールオリンピックの十種競技の金メダリストであるトランスジェンダーのケイトリン・ジェンナー氏でさえ「うんざりだ」とXにポストした。

「敬虔なカトリック信者を自称するジョー・バイデンが、最も聖なる日をトランスジェンダー認知の日と宣言したことに、私はまったくうんざりしている。この日に宣言すべきなのは、”神は復活された”ということだけだ。」

さらにXでは、2023年3月にテネシー州ナッシュビルのキリスト教学校で起こった銃乱射事件を結びつける投稿もいくつか見受けられる。一様に「この事件を思い出せ」と訴えている。

この無差別殺傷事件はトランスジェンダーのオードリー・ヘイルによって起こされ、児童3名を含む6名が犠牲になった。

キリスト教への迫害、弾圧

もはやキリスト教への迫害はバイデン政権だけではなく、左派の戦略のようだ。

ファミリー・リサーチ・カウンシルが行った調査報告書によると、キリスト教会への攻撃はこの6年の間に800%増加したという。

それによると2018年1月~2023年11月までの間に、教会に対する敵対行為が915件確認されているとのこと。

・709件の破壊行為
・135件の放火未遂
・32件の爆破予告
・銃に関する事件22件
・その他、暴行、脅迫、礼拝妨害など61件。

https://downloads.frc.org/EF/EF24B78.pdf

カナダの極左トルドー政権も現在審議している法案において、キリスト教などの主張を犯罪化するかもしれないと言われている。

トルドー政権はいわゆるヘイトスピーチ法である法案「C-367」を審議中で、この法案は言論の自由と信教の自由を脅かしかねないものであり、聖書の主張をしたりすると罰せられるという。特にキリスト教に限定したものではありませんが、キリスト教徒からは反発の声が上がってる。

ちなみにジャスティン・トルドー首相は、世界経済フォーラム(WEF)のヤング・グローバル・リーダーです。

「法案C-367が可決されれば、カナダ政府が”憎悪や反ユダヤ主義の助長”とみなした場合、クリスチャンは聖書の引用や信仰に基づく意見を述べただけで刑務所に入れられることになる。」

Woke企業スターバックス

スターバックスで働いていたクリスチャンの女性が、キリスト教的価値観を理由に解雇されたという。

テイラー・トライス氏は、アリゾナ州立大学のオンライン・プログラムの学費援助制度があったため、ノースカロライナ州エイペックスのスターバックスで働いていた。

彼女は働く前、スターバックスが高級カフェということ以外、何も知らなかったという。「非常にリベラルな会社だとは知らなかった」

彼女が働いていたスターバックスでは、6月のプライド月間中にさまざまな性的指向を表現したディズプレイが表示され、子供連れの家族もそれを見ることができた。

彼女は「家族連れや子供たちが読んでしまう」と店のオーナーに伝えたという。

案の定、クビになった。

左派は自分たちに従わない者を排除する。これこそがキャンセルカルチャーです。

スターバックスは、「白人」であることを理由にマネジャーを解雇するようなWoke企業です。まあシアトルが本拠なので当然でしょうという感じですが。

シャノン・フィリップス氏は2019年、白人であることを理由に不当解雇されたとして同社を訴え、裁判所はスターバックスに2,560万ドルと270万ドルの賠償を命じました。約42億円ご苦労様です。

https://abcnews.go.com/US/starbucks-ordered-pay-extra-27m-employee-fired-white/story?id=102327372

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