バイデンとオバマの関係――オバマにコントロールされている? バイデンはどう思ってる?

ジョー・バイデン&バラク・オバマ/The White House from Washington, DC, Public domain, via Wikimedia Commons

オバマはバイデンのハンドラーなのか

バラク・オバマ元大統領は、ジョー・バイデン大統領のハンドラーだとよく言われます。(ハンドラー:操っている人)

確かにバイデン大統領はその81歳という年齢から認知機能に疑問が持たれており、それに対してオバマ氏は62歳という年齢でまだ若い。

先ごろロバート・ハー特別検察官は報告書の中で、「バイデン氏の記憶力は最悪だった。自分がいつ副大統領だったかを覚えていない」と報告しています。さらにフランスのマクロン大統領のことを故フランソワ・ミッテラン氏と間違えたり、ドイツのメルケル元首相のことを故ヘルムート・コール氏と平気で間違えたりしていた。こういうのは外交上の赤っ恥です。

バイデンの認知症がヤバい事が証明される――「バイデンの記憶力は最悪」「いつ副大統領だったか覚えてない」

2024年2月9日

オバマ氏がハンドラーだと言われる理由の一つは、彼が依然としてワシントンDCに居座っている事です。通常、任期を終えた大統領は地元に帰るのが普通なのだそう。

実際、オバマ氏はバイデン政権を裏でコントロールしているのか。

Axiosが、バイデン大統領とオバマ元大統領の関係について伝えています。

https://www.axios.com/2024/03/18/biden-obama-rivalry-presidency

バイデンはライバル視している

記事では側近らの話として、2人は頻繁に話をすることはないものの、裏でバイデン大統領はオバマ氏のことをよく話しているという。

それによるとバイデン側にはライバル意識があり、複雑な関係だと伝えています。バイデン氏は自分の達成したことについて「オバマは嫉妬するだろう」と言う時があるのだとか。

その裏には、上記ハー特別検察官の報告書にヒントがあるかもしれない。バイデン氏はハー特別検察官に、当時オバマ氏が2016年の民主党大統領候補に、自分ではなくヒラリー・クリントン氏を推した事について、傷ついた経験を語っていたという。

「彼はただ、(クリントンの方が)私よりも大統領選に勝つ見込みがあると思っていたんだ」

オバマ政権においてバイデン氏は副大統領であり、ヒラリー氏は国務長官だった。しかしビル・クリントン政権のファーストレディーでもある。

そのプライドを傷つけられた経験が、バイデン氏からすれば約20歳も年下のオバマ氏への屈折した感情となったのか。

オバマ関係者「バイデンが大統領になるのは最悪だ」

バイデン氏とオバマ氏の間には強い関係が多く残っているが、敵意もあるとか。

あるバイデン氏の側近は、オバマ氏やその関係者がバイデン氏を評価しておらず、「無礼」だと感じていたという。

元側近によれば、「オバマの関係者は、バイデンが大統領になるのは最悪だと考えていた」のだそう。

またバイデン政権が、長年バイデン氏の下で働いてきた人たちよりも上の階級で、オバマ政権のベテラン達を引き入れた事に憤慨している者もいるという。

確かにアントニー・ブリンケン、ジャネット・イエレン、ロイド・オースティン、トム・ヴィルサック、アレハンドロ・マヨルカス、デニス・マクドノー等の長官クラスで、オバマ政権からの抜擢は多い。さらに補佐官クラスも入れればもっといるでしょう。

元ホワイトハウス関係者によれば「ジョー・バイデンのことなどどうでもいいというオバマ関係者が多すぎる」

オバマへの対抗心が影を落とす

こうしたオバマ氏への対抗心が、バイデン大統領の政権運営に微妙な影を落とすこともある。

バイデン氏は、2009年にアフガニスタンで軍を急増させたオバマ大統領は間違っていたと感じていた。彼はロバート・ハー特別検察官に、派遣に反対して撤退を主張したのは「率直に言って、彼(オバマ)の尻拭いをしようとしたからだ」と語っています。

このことから、バイデン氏は大統領に就任して数ヶ月で、アフガニスタンからの米軍撤退を命じました。

しかしそれはご存じの通り大失敗になった。13人の米軍兵士が殺害され、多くの戦車・武器や軍事装備をアフガニスタンに残してしまうという大惨事になった。それらの兵器がハマスのテロで使われたとも言われています。

この失敗が転機となり、それ以来ジョー・バイデン氏の支持率は低迷した。

またバイデン大統領は、オバマ大統領が2009年の復興法に十分な資金を投入しなかったと考え、アメリカン・レスキュー・プランで1.9兆ドルというさらに大きな資金を投入した。

しかしそれがインフレをさらに悪化させたかもしれない。

こうした失敗が、2022年の中間選挙で下院を失うことになった。

再選に向けてバイデンは怒りと不満を募らせる

ギャラップ社の世論調査によれば、バイデン氏の支持率は過去に再選を逃した3人の大統領よりも低かった。

ドナルド・トランプ:48%
ジミー・カーター:43%
ジョージ・H・W・ブッシュ:39%
ジョー・バイデン:38%

https://news.gallup.com/poll/329384/presidential-approval-ratings-joe-biden.aspx

NBCによると、バイデン大統領は再選に向けて怒りと不安を募らせているという。

1月にホワイトハウスで行われたプライベートミーティングで、激戦州であるミシガン州とジョージア州の世論調査の数字が下がったことを伝えたところ、バイデン大統領は怒鳴り始め、悪態をつき始めたという。

激戦州(スイング・ステート)以外の州は、ほぼ共和党か民主党かのどちらかに決まっている。大統領選挙で勝負を決するのは、激戦州を取れるかどうかにかかっています。

そこで支持率が低下するのは致命的であり、トランプ氏に勝つためにはそれらの州を取ることが必須なのです。

https://www.nbcnews.com/politics/2024-election/biden-anger-rcna143729

スタッフへの不満

世論調査の結果にバイデン氏は苛立ち、外交やコミュニケーション戦略に疑問を抱いているという。

また彼は1500万人の新規雇用を創出した経済について、「十分な評価を受けていない」と主張しているとのこと。

しかしこの数字は、実際にはパンデミック後に仕事に復帰した人たちが多く含まれているという。つまり純粋な数字ではない可能性があります。

バイデン氏は時折、結束の固い上級スタッフに怒りを向けることがあるとか。自分では重要法案を通過させ、経済を改善することに成功したと思っており、自らのメッセージが幅広く有権者に浸透していないことに苛立っていたとのことだ。

内部に詳しい人物は、おそらくバイデン氏はスタッフに対して、もっと強硬な態度で臨まなかった自分自身に少し腹を立てているのだろう、と語っている。

「内心では、自分の政治的利益を追求するアドバイザーたちからの指導よりも、自分の直感を信じるべきかどうか疑問に思っている」

バイデン氏はそうした自分の直感に反して束縛する周囲に不満を抱いているという。

またバイデン氏は演説の前に、自分が何をしたかを率直に述べるようスピーチライターに指示したという。州ごとに自分の記録のどの部分を強調すべきかについて側近に圧力をかけるとも。

そんなバイデンに、党内には我慢の限界を感じている者がいると伝えています。

本当のバイデンの評価は

しかしバイデン氏の評価低下はそこではないのでは。

アフガニスタン撤退の失敗、国境開放により限りなく押し寄せる不法移民、ウクライナへの無限な税金の投入、インフレ、最高裁の判決を無視した学生ローンの免除、CO2削減によるガスコンロの規制、ガソリンや燃料の高騰、電気自動車の推進、DEIの推進、パレスチナ問題など、ネガティブなものを上げればキリがない。

だから米国民はトランプ支持に鞍替えっている。民主党の岩盤支持層だった黒人層でさえ、以前は数%だったトランプ支持が20%台に上昇している。

それをコミュニケーションの失敗やスタッフに矛先を向けている時点で、的外れな気がする。

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