ロシア世論調査「米国とNATO諸国が扇動した」→60%
ロシアによるウクライナ侵攻について、今のところの社会全体の論調は「ロシアが悪い」「プーチン大統領の暴走」というのが大方です。それは大手メディアの報じ方によるものでしょう。
それは鵜呑みにできるのか?――少なくともロシア国民の過半数はそのように思っていないようです。
ロシアの独立系調査機関レバダ・センターの世論調査によると、ロシアとウクライナの関係が悪化したのは
- 米国とNATO諸国が扇動した→60%
- ウクライナが原因→14%
と思っているとの回答結果が出ています。
この調査はウクライナ侵攻直前の2月17日~21日に行われたものですが、2021年11月の同様の調査では「米国とNATO諸国が扇動した」と答えた人は50%で、約3ヶ月の間に10%上昇しているのです。
まあ当然ロシア国民であれば自国のことを否定しないだろうという前提はあるにせよ、にしても大手メディアはロシア国内で「反戦デモが起こっている」などと煽っており、実際のところどうなんだ?という疑問が出てくるわけです。こっちの方がメディアによるプロパガンダではないのか?
もちろんその背景には、昨今のメディアが信用できなくなっているというのがあるのですが。
ロシアのプロパガンダ機関の調査ではない
こうした数字を見るときに注意したいのは、「独立系って言っても、どうせロシアのプロパガンダ機関だろ」という情報ソースへの疑いです。
しかしこのレバダ・センターという機関は、むしろロシア政府から敵視されていたようで、「外国のエージェント」として監視リストに入れられています。
その前身であるVTsIOMは、2003年にロシア財務省が政府関係者を理事に擁立してこの機関を手中に入れようと試みていますが、その動きに対してVTsIOMの全職員が辞めるという、なかなか気骨のある対応をしています。理事になったぜ、と言って周りを見たら誰もいなかったというわけです。
そんな事もあってか、レバダ・センターはそこそこ信頼性を得ていると言われていて、エコノミスト、ニューヨークタイムズ、ウォールストリートジャーナルなどのメディアでもたびたび取り上げられているようです。
プーチン大統領の支持率は?
またレバダ・センターが行った別の世論調査で、プーチン大統領の支持率は
【2021年12月】→55%
【2022年 1月】→69%
【2022年 2月】→71%
と、ここのところ急上昇しているのです。
このことから、ロシア国内でウクライナ侵攻に反対してデモを行っているのは少数派なのでしょう。
しかし西側の大手メディアはことさらに報じ、「プーチンが悪い」キャンペーンを煽っているとも言え、世論を誘導しようとする意図が見え隠れするわけです。
プーチンは8年間我慢して、本当に頭に来た
27日にAERAdotが、ロシア人の生の声を報じました。
「それはロシアのせいじゃない」
ロシアのプーチン大統領がウクライナ侵攻に踏み切った理由を、彼女なりに解釈して、こう表現した。
「アメリカやヨーロッパが、お金をウクライナの玄関にわざといっぱい置いて、ウクライナとロシアの兄弟の国同士を喧嘩させようとあおっている」
「ドンバス地域の人たちは8年間怖い思いしています。普通のマンション、道路、バス、学校とかにバンバン攻撃を受けてきた。いつ、どこで爆撃を受けるかもわからない。対してウクライナのキエフの人びとは、普通に遊んだり、お酒を飲んだり、外国へ遊びに行ったりしていた」
ドンバス地域では生活するのもままならないという。
「8年間、プーチンがこの地域の人びとを食べさせていたのです。食べ物を、ロシアからトラックで送っていたと聞いています。ウクライナからは全然ないんです」
【出典元】同上
そして今回の侵攻については「プーチンも8年間我慢して、本当に頭に来たからだ」
ゼレンスキー・・・なぜコメディアンから大統領に?
一方でウクライナはゼレンスキー大統領が評価爆上がり状態です。
ゼレンスキー大統領は俳優/コメディアンから大統領になったことで話題になっていますが、政治経験ゼロの役者がなぜそこまで評価されたのか。
ゼレンスキー大統領のここのところの動画演説や自撮りなどを知る限り、個人的にはアピール上手だなと思う反面、ぶっちゃけ演出じみていると思わないでもないです。
そんなわけでゼレンスキー大統領の情報をあさっていると、イーホル・コロモイスキーという名前が出てきます。コロモイスキー氏はウクライナのオリガルヒ(新興財閥の大富豪)であり、ユダヤ系の政治活動家です。ウクライナで5本の指に入る富豪と言われています。
このコロモイスキー氏の支援を受けたことで、ゼレンスキー大統領が誕生したと言われています。
イーホル・コロモイスキー氏とは
コロモイスキー氏はいわく付きの人物であり、プーチン大統領を敵視していると言われています。ゼレンスキー大統領がロシアに対して強硬的で、親米だったのもコロモイスキー氏の後ろ盾があるからだとも。
コロモイスキー氏は一時期、その疑わしいビジネス手法から、米政府のビザ禁止リスト入りされていたようですが、あるタイミングでその禁止リストから解かれたといいます。
そのタイミングとは、バイデン大統領の息子ハンター・バイデンちゃんとその盟友デヴォン・アーチャー氏が、あのウクライナの天然資源会社「ブリスマ」の役員になった直後のことだそう。
スーパースターの名前が出てきましたが。
はたして糸はつながっているんでしょうか。
ペンは剣よりも強し
コロモイスキー氏も含めこのあたりの話を掘っていくと、陰謀界隈ではキナ臭い話がどんどん出てきます。そしてやっぱり最終的にGSさんやロス茶さんの名前が出てきます。定番です。
ただこの手の情報は大手メディアは一切報じないので、事実であったとしてもそれが一般の世の中に知られることはないでしょう。だからこそ陰謀論なのですが。
「報じられない=世の中に知られない」というのが現実であり、古来よりペンは剣よりも強しと言われる所以です。
いつも言うようですが情報には気をつけなければなりません。
念のため私自身はロシアにも西側にも肩入れしてません。あくまで世の中に起こっている事象を取り上げているだけであり、客観視しながら興味深く見守っています。
ただバイデン政権や西側諸国のクリーンエネルギー推進で化石燃料が爆上がりして、ものの値段が上がるのは気になります。最近の電気料金にはちょっとびっくりします。
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