SWIFT制裁はロシアにダメージを与えるのか、囁かれるロシアの資金不足、兵力不足――「息子はムリヤリ兵士契約させられた」

ロシアのSWIFT切り離し

西側諸国が、ロシアの銀行をSWIFT(国際銀行間通信協会)から切り離す制裁措置に合意し、資金的に追い詰めようとしています。

これに対してクレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は2月26日に、ロシアは制裁に対する被害を軽減するための措置を講じることができると述べました。

「制裁による被害を軽減し、全ての経済部門とシステムに支障がない運用を確保するため、迅速な措置が確実に講じられている」

果たしてこれはブラフなのか、マジなのか。

ロシア軍は資金も兵力も不足か

FOXニュースによるとロシアのウクライナ侵攻は、プーチン大統領が目指していた「迅速な奪取」の可能性が低下するにつれ、資金も装備も不足していると報じています。

記事では米政府高官の話として、特にウクライナ北部での侵攻に勢いがないことに不満を募らせているとしており、ロシアは未だ制空権を掌握できていないとのことです。

またロシア軍は夜間の移動や戦闘を行っておらず、ほとんどの動きが夜明け前~日中に行われていると報じています。

これはロシア兵が夜間視力や夜間の軍事行動などの高度な訓練を受けておらず、それが侵攻の遅延につながっていると伝えています。

ロシア軍は25日の夜にウクライナのコノトプに立ち寄り、食料と燃料を探していたと報じました。

ロシア兵は無理矢理徴兵されていた素人軍団?

これに関連して、ロシア兵らの母親からなる委員会が、ロシア軍の兵士になるよう圧力をかけられ、無理矢理契約書にサインするよう強制されていたと述べ、息子達がどこに派遣されたのかをクレムリンに問う嘆願を出しているといわれています。

ロシア兵士の母親委員会の代表オルガ・ラーキナ氏によると、「母親達は、自分の息子が契約するよう電話で強制されたと言っています。」「連絡を受けた親たちは、ただ判を押して息子が軍に連れていかれ、今は契約兵になっていると言っています」

記事によるとロシアにおける徴兵から契約兵の手続きは、通常数ヶ月かかるとされているが、ロシア当局はこのプロセスをすっ飛ばしているとみられています。

こうして契約した兵士達はウクライナに送られ、家族たちはその後連絡が取れなくなったと主張しています。「私に連絡してきた番号には全てかけてみましたが、全部の電話の電源が切れています。」

ラーキナ氏は兵士たちが強制的にサインさせられていたかについてロシアの国防省・軍の検察庁・軍指導部などに問い合わせたものの、まともな回答が得られなかったとしています。

ロシアの早期勝利の望みは絶たれた

ガーディアンも、ウクライナ軍と市民ボランティア兵による激しいレジスタンスに遭い、ロシア軍は早期勝利の望みが絶たれたと報じました。

首都キエフではありとあらゆるウクライナ人の士気が高く、武器を手にしてロシア軍を阻止していたと報じています。

ウクライナ国防省によると、ロシア軍は3,000人以上の死傷者を出し、多くの兵士が捕虜になっていると主張しています。

米国はゼレンスキー大統領に退避を申し出ましたが、大統領はキエフに残ることを言明しました。「戦闘がここで行われているんだ。弾薬が欲しいのであって、連れていって欲しいのではない。」

役者出身の大統領ですが言うことはなかなか勇敢です。

西側諸国は軍事支援

米国は追加で3億5,000万ドルの軍事支援を行うと発表しました。

ドイツも当初はウクライナにヘルメット5,000個の支援のみで批判を浴びていましたが、一転して対戦車砲1,000発、地対空ミサイル「スティンガー」500発などを提供すると決定しました。

フランス、イギリス、オランダ、ベルギーなどもウクライナに武器を支援すると発表しています。

こうなるとムリヤリ徴兵させられたロシア兵が気になりますね。無事家族に戻されるといいのですが。