ヌーランド国務次官が、ウクライナの生物学研究所の存在を認める
さて興味深いことに、話がつながってきました。
米国の国務次官ビクトリア・ヌーランド氏が、ウクライナに生物学研究所があることを認めました。
米現地3月8日に行われた上院の公聴会で、ヌーランド氏は「ウクライナには生物学的研究施設があり、ロシア軍がそれを支配するのではないかと懸念している」と述べました。
"Ukraine has biological research facilities, which in fact we are now quite concerned…Russian forces may be seeking to gain control of, so we are working with the Ukrainians [to stop seizure of lab materials]."
—US Under Secretary of State Victoria Nulandpic.twitter.com/1s9Tqw9yYy— Jan Jekielek (@JanJekielek) March 8, 2022
ウクライナには生物学的研究所があり、実は、いま我々はそれをかなり懸念しています。
ロシア軍がそれを支配しようとしているかもしれないので、我々はウクライナと共に(研究材料が差し押さえられることをストップするために)動いています。
左派メディアから陰謀論だと一笑に付されていた事が、米政府の高官が公式に認めたことで、ツイッターなどは騒然となっています。
「ファクトチェック」という名の胡散臭さ
やはりウクライナには生物学研究所があることが明らかになりました。
数日前にこれがSNSで騒がれたとき、USA Today、PolitiFact、MSNなどの左派メディアは即座に「ファクトチェック」と称し、いかにも事実を確認しましたみたいな体で「ロシアのフェイク情報キャンペーンだ」と否定したのです。
そしてツイッターは、この疑惑を取り上げたアカウントを凍結しました。
むしろ自分たちの方がフェイク情報キャンペーンだったのでは?
なので左派メディアのファクトチェックが即座に発動するときは、いつも胡散臭いと思ってしまうのです。これまでさんざん学習させられてきました。
生物兵器を製造していた疑惑
ただ米国は、ウクライナの生物学研究所に資金を提供しているだけだと主張しています。
しかし先日も取り上げたように、在ウクライナ米国大使館のWebサイトから、研究所に関する多量のファイルが突然削除されています。資金の提供だけなら、そして感染防止のためなら、なぜ削除する必要があったのか。
以前も取り上げましたが、これに先だってロシアの軍事関連のニュースを扱うASB Newsが、ウクライナの研究所で「炭疽菌やペスト」などの生物兵器が製造されたことを示す文書を公開し、そこにはペンタゴンがそれらの病原菌を破壊するよう指示したことが示されていました。
仮に製造されていたのが事実なら、国連の生物兵器禁止第1条違反だと言われています。
米国は30ヶ国に336もの研究所を持っている
中国によると、米国は30ヶ国に336もの研究所を持っていて、そのうち26がウクライナにあると言っています。
The US has 336 labs in 30 countries under its control, including 26 in Ukraine alone. It should give a full account of its biological military activities at home and abroad and subject itself to multilateral verification. pic.twitter.com/vEiytBRKuo
— Spokesperson发言人办公室 (@MFA_China) March 8, 2022
米国は30ヶ国に336の研究所を支配下に持ち、ウクライナだけでも26ある。
米国は、国内外の生物学的軍事活動についての一部始終を明かし、多国間の検証を受けるべきだ。
これが事実だとしたら、米国が主張している「感染症の危険を防ぐため」だけに、なぜそんなに多数の研究所が必要なのでしょう。そして、なぜロシアの支配下に落ちることをそれほどまでに心配するのでしょう。
また、なぜこれらの研究所の資料を米大使館のWebサイトから突然削除したのでしょう。
そこでぜひファウチさんの出番をお願いしたいですが。
そういえば最近あまり姿を見せなくなったのは何か原因でもあるんでしょうか?
うーんでも30ヶ国・・・まさか・・・パ○○ミックまでもつながる?・・・まさか。
そういえば一番儲けたのはどこの国でしたっけ?
CIAがウクライナ軍を訓練
先日書いたように、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は3月3日に、「米国防総省はウクライナの化学・生物学兵器施設に入れ込んでいるというデータがある」と告発しました。
そして「彼らはこれらの研究所の支配を失うかもしれないと心配している」と述べています。また、さらに新しい化学・生物学研究所を建設しているとも言っていました。そして
「他にも多くの進展があった。CIAが大勢乗り込んできて、ウクライナ軍を訓練している。」
もともとCIAによるウクライナの特殊部隊への訓練は、2015年から開始されていたとのことです。
記事では元CIA幹部の話として、このプログラムはウクライナ人に「ロシア人を○す方法を教えている」とのコメントを引き合いに出しています。
ただCIAの広報担当は否定していますが。
ビクトリア・ヌーランド氏について
ヌーランド氏は、昨日取り上げた2014年にリークされた音声データで、ウクライナ騒乱(マイダン革命)のクーデターの際、ウクライナ新政権の人事に介入していた事がわかっています。
これは結果的にヌーランド氏や米国が、当時のウクライナ政府を転覆させ、少なくとも13,000人のウクライナ人が殺されたクーデーターに関与していたことを明らかにしました。
なぜ彼女がそこまで出来たのか?――ほとんどの米国人は、ヌーランド氏についてよく知らないだろうと言います。
策士か?
ヌーランド氏は米軍がイラクを攻撃していた2003~2005年の間、ブッシュ政権の副大統領だったディック・チェイニー氏の外交政策顧問だったと言われています。
ブッシュ政権~オバマ政権を通じて、ロシア対策、NATO、ウクライナ、EUなどの担当として30年以上、米外務省でキャリアを積んできたとのこと。
リークされた音声データで「EUクソ食らえ」と発言し、ドイツのメルケル首相から怒りを買ったにもかかわらず、誰もヌーランド氏を処分しなかったといいます。
つまるところ、ヌーランド氏は相当な策士なのかもしれません。彼女の夫はアメリカ新世紀プロジェクトの共同創始者ロバート・ケーガン氏で、ネオコンの代表的論者です。
今回ウクライナに生物学研究所があると認めたことも、何か裏の意図があるのでしょうか。
虚像
どいつもこいつも、つるし上げプロパガンダにいそしんでいるかのような印象です。
いずれにせよ事実なら、ますます「ウクライナ応援キャンペーン」が虚像に思えてきますが。
犠牲を強いられたウクライナ国民や、純粋にウクライナを支援している一般の人たちが、結果的にバカにされる様なことにならなければいいですが。人によっては何千万円も何億円も支援していますし。
何度も言いますが山羊座時代の終わりなのです。まだ続きます。
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