イーロン・マスクの主張が認められず
第一戦目はツイッター側の勝利です。
買収撤退をめぐってツイッター社が9月の4日間で裁判をスピーディーに行おうとしていたのに対し、イーロン・マスク氏が2023年2月まで引き延ばそうと訴えていましたが、デラウェア州の裁判所はこれを退けました。
けっきょくツイッター社側の要求が認められ、裁判は10月に5日間で行われることになったようです。
キャサリーン・マコーミック判事は、取引が宙に浮いたままであればあるほど、ツイッター社には不安の雲が大きくなり、売り手に取り返しのつかない損害を与えるリスクがあるとして、マスク氏側の主張を退けています。
Musk loses attempt to delay Twitter trial until 2023 as judge expedites case https://t.co/TJVSqcmnqq by @JBrodkin
— Ars Technica (@arstechnica) July 19, 2022
偽アカウント問題
ツイッター社はスパムボットなどの偽アカウントは5%以下だと主張していましたが、マスク氏側はこれに異議を唱え、全てのデータが提供されていないとして正式な情報を求めていました。
マスク氏は偽アカウントのデータを検証するためには技術的な分析が必要だとし、調査するための時間が必要として2023年2月に裁判の開催を求めていました。
一方ツイッター社側は迅速な裁判を求めており、2022年9月に4日間で裁判を完了するよう求めていました。これは当初の買収完了期限が2022年10月24日に設定されていたためと思われます。
けっきょく偽アカウントを充分に検査する時間がないまま、裁判が行われるようです。
事態は混沌
マスク氏は偽アカウントの数が企業の価値を決める基本だと述べています。
一方ツイッター社は偽アカウント問題は買収から手を引くための口実だとし、一方的に契約を破棄しようとしていると反論しており、マスク氏の「後悔」に過ぎないといっています。
いずれにしても混沌としてきましたかね。今後どうなるか。
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