イーロン・マスクのツイッター社買収のプランBは公開買付か?取締役会はほとんど株を所有していないことが判明

マスクの「Love Me Tender」は何を意味するのか?

さてツイッター社を買収する動きを見せていたイーロン・マスク氏ですが、ツイ社の取締役会が乗っ取り防止策「ポイズン・ピル」を行うことを表明したため、当初の試みは暗礁に乗り上げてます。

マスク氏はプランBがあることを示唆し、その動向が注目されていましたが、現地4月16日に「Love Me Tender」と謎のツイートをしたことが波紋を呼んでいます。

「Love Me Tender」はエルヴィス・プレスリー氏の往年の名曲のタイトルですが、このツイートが憶測を呼んでおり、一説によると株式の公開買付を検討しているのではと言われています。

これが引き金になったかはわかりませんが、ツイッター社の株価は週明けに上昇しています。

取締役会でなく株主自身に判断を

公開買付(TOB)は、特定の価格で株を売ってもらうよう公に株主に求めるものです。実際にこれをやるなら、マスク氏は取締役会でなく株主自身に判断を求めることになります。

たぶんその布石として、マスク氏は14日にアンケートを投稿しています。「ツイッターを54.20ドルで非公開にするのは、取締役会でなく株主が決めるべき?」

これに285万人が回答し、83.5%の人がイエスと答えました。

ツイッター取締役はほとんど株を所有していない

実はツイッター社の取締役会のメンバーが、ほとんど株を持っていないことがリークされました。

前CEOのジャック・ドーシー氏だけが2.253%を所有しており、他はすべて0.1%にも満たない。現CEOのパラグ・アグラワル氏でさえ0.063%しか保有していません。

しかもドーシー氏は今年末の任期満了で取締役を退任する予定ですが、ツイッターで取締役会に苦言を呈すツイートをしています。

これをリークした実業家のクリス・バッケ氏は、「イーロン・マスクはひどい目に遭っている。博士号を持つ人数名、MBA取得者数名、そして77株を所有していて年に一度ツイッター使う(パスワードリセットのため)だけの男爵夫人を相手にする覚悟があるのかどうか。」

マスク氏はこれに対して「ワオ、ジャックが去った今、ツイッターの取締役はほとんど株を所有していない!客観的に見て彼らの経済的利益は、単純に株主と一致していないだけだ。」

前提としてツイッター社は取締役会が所有するものではなく株主のものです。もし取締役会が株主の利益に反する行動をすれば、受託者責任に違反することになり法的責任を追及されます。

買収の支援を検討する企業も?

またプライベート・エクイティ(未公開株式投資会社)のアポロ・グローバル・マネジメント社が、ツイッター社の買収に資金を提供することを検討していると報じられています。

アポロ社は米Yahooなどを傘下に持ち、Yahooとツイッターの連携も検討しているという。

アポロ社だけでなく、トーマ・ブラボーなど複数のプライベート・エクイティがツイッター買収計画に関心を示しているといわれています。

さてこの劇場、どうなるかまだ目が離せません。