米軍がスパイ気球を撃墜、2機目が発見、中国は報復を予告――気球騒動これまでのまとめ

osunpokeh, CC BY-SA 4.0, ウィキメディア・コモンズ経由で

米軍が中国の気球を撃墜

荒井勝喜秘書官のLGBTQ差別発言、オフレコ取材のものだったらしいけど、時代はリークの時代なんですよね。お気をつけにならないと。

さて米上空で発見された中国の気球について、かなり騒ぎが大きくなっています。

現地2月4日、米軍がスパイ疑惑のある中国の気球を撃墜しました。

ロイド・オースティン国防長官によると4日午後、バイデン大統領の指示により、米軍北部司令部に所属する米軍戦闘機が、サウスカロライナ州沖で中国所属の高高度監視気球を落とすことに成功した、とのことです。

この戦闘機はバージニア州のラングレー空軍基地から出発したF22ラプターで、午後2時39分に空対空A9Xサイドワインダーミサイル1発で気球を撃墜したという。

この気球は早くから米国に確認されていたものの、すぐに撃ち落とさなかったのは、民間航空や地上の民間人への脅威を避けるためだったと言っていますが、中国に対して弱腰だと非難されてますね。

一方、中国は報復措置を示唆しています。

時系列

気球は1月28日にアラスカ上空のアメリカ領空に侵入し、その後アメリカ大陸を横断しました。2月1日にモンタナ州のビリングス上空で民間人に目撃され、騒ぎになりました。

モンタナ州には、大陸間弾道ミサイル「ミニットマン」が配備されている米空軍基地の1つ「マルムストロム空軍基地」など、複数の核ミサイル施設があるとされています。はたして気球には偵察や情報収集の狙いがあったのか?

2月2日にアメリカ国防総省(DoD)は、この気球が「中国のものであると確信している」と発表しました。気球のサイズはバス3台分または約90フィート(27m)とされ、技術的な装置が搭載されているという。

1月28日:アメリカ領空侵入
1月30日:カナダ領空(ノースウエスト準州)侵入
1月31日:アイダホ州北部を通過
2月1日:モンタナ州上空で目撃
2月4日:サウスカロライナ州沖で撃墜

これ見ると日本も韓国も明らかに通過しているように見えますが、もしそうなら両国は気付いていたんですかね。今のところそのような報道は見つかりません。そういえば2020年6月にも仙台で気球が目撃されましたっけ。

バイデン政権は隠蔽しようとしていた

ブルームバーグによると、バイデン政権は1月28日に中国の気球が米国領空に侵入していたことを認識していたものの、その存在を隠そうとしていたことが分かったという。

その理由は、アントニー・ブリンケン国務長官が中国訪問を計画しており、気球によってその計画が台無しになる可能性があるため、黙っていることを決めたと報じています。

そういえばバイデン機密文書の件も2ヶ月ほど黙っていた結果スキャンダルになってますし、どうもバイデン政権には隠蔽体質がありそうですが。

気球を黙っていた背景には、2024年の選挙を控えて、中国に対する態度を問われる政治環境の中で、細心の注意を払わなければならなかったとのこと。

ただバイデン大統領のシンクタンク「ペン・バイデン・センター」は中国から資金をたくさんもらってますからねえ。その辺どうなんでしょうか。

さておき気球がモンタナ州上空で確認された時にバイデン大統領は報告を受け、ホワイトハウス内では撃墜するかどうかが検討されたという。

バイデン大統領は撃墜を主張したが、オースティン国防長官とマーク・ミリー統合参謀本部議長が、民間人を危険にさらすことになると主張したとのこと。まそういうことにしておきましょう。

ようやく政府が気球について公表した時、保守派は「撃ち落とさないのは気の弱さの表れだ」と非難しました。

中国側は報復を示唆

中国によると、この気球が中国のものであることは認めたものの、気象学的な研究目的で使用された民間の飛行船だと主張しています。つまり中国政府が打ち上げたものではないという。

またこの気球は限られた自己操縦能力しか持たず、強い偏西風により予定外のコースに吹き飛ばされたと述べました。

気球が撃墜されたことに対して、中国外交部は2月5日に声明で、「明らかな過剰反応であり、国際慣行に重大な違反がある」と批判し、「関連企業の正当な権利と利益を断固として支持すると同時に、これに対してさらなる行動を起こす権利を留保する」と述べ、報復を匂わせています。

またブリンケン国務長官の訪中計画については、「実際には米中両国は訪問を発表しておらず、米国がそのような発表をすることは彼らのビジネスであり、我々はそれを尊重する」と述べましたが、なんとなく煙に巻いた感じがするのは気のせいでしょうか。

中南米で2機目の気球が報告

2月3日に国防総省は、2機目の中国の監視気球がラテンアメリカ(中南米)上空を飛行していると発表しました。

コロンビア、ベネズエラ、コスタリカ等から、気球の可能性のある未確認の目撃例が報告されたという。ただし写真や映像は確認されていないもよう。

国防総省の報道官パット・ライダー准将は「我々は、ラテンアメリカを通過する気球の報告を知っている」と述べ、「我々は現在、それが別の中国の監視気球であると評価している」と発表しましたが、現時点でこれ以上の情報はないとしています。

残骸の回収合戦か

実際に撃墜された気球ですが、大西洋のサウスカロライナ州の沖合6海里、水深約47フィートの海域に落下したという。その残骸は7マイルの範囲に及ぶとのこと。

米国としては、いち早くこの残骸を回収して中身を分析したいでしょうが、おそらく中国はそれを阻止したいのでは。

回収スケジュールは今のところ不明のようですが、米国側は海軍と沿岸警備隊の複数の船が警備し、境界線を確立しているという。

また正式な引き揚げ船が到着するのは数日後だと述べています。国防当局によると、気球はバス3台分ほどの大きさであるため、残骸は相当な量になるだろうとのこと。

残骸の奪い合いになるんですかね。

米中戦争の懸念

アメリカと中国がどうもキナ臭くなっています。

米空軍大将のマイク・ミニハン将軍は、「中国と米国は2年以内に戦争になる」と予測し、「2025年に戦うことになると思う」として、司令官達に具体的な指示を送っています。

それによると2024年に米国も台湾も選挙があるため、注意が逸らされ、中国が台湾にアクションを起こすチャンスになるという。
詳細↓

米空軍大将「2025年に中国と戦争になる」として準備を命令――たつき諒も2025年に災難があると予言

2023年1月30日

またCIAのウィリアム・バーンズ長官は、習近平国家主席が「2027年までに台湾へ侵攻するよう軍に命令した」情報を得ている、と述べました。

2月2日にジョージタウン大学で開かれたイベントで、バーンズ長官は「CIAの評価では、台湾に関する習主席の野心を過小評価することはないだろう」と述べ、また「習氏はロシア-ウクライナ戦争で教訓を引き出そうとしている」と付け加えました。

2025年以降の日本のホロスコープ

まあ確かに2025年以降は、占星術的・ホロスコープ的にも懸念があるのは明らかです。

この懸念ついては、鑑定に来られた興味ある方などには個人的にお話しさせていただくことがあり、具体例なども示して説明させていただいておりますが。

そのためにも2024年の米大統領選挙で選ばれる大統領が誰なのか、日本人にとっても非常に重要になる気がします。なぜなら台湾を舞台にした米中戦争なんて事態になれば、場所的に見ても日本が巻き込まれないわけはないでしょうし。

それで思い出しましたが以前、2024年以降の日本のホロスコープについて書いたことがありますが(イベントか講座の募集記事だったのですでに削除)、それについてもずっと気になっているので。

複数のホロスコープ的要素が重なった時、やはり警戒は必要かと思います。


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2023年4月1日
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