15の米政府機関、2018年にコロナウィルス作成を知っていた――米議員が暴露

上院議員、米政府によるコロナ隠蔽工作を暴露

イーロン・マスク氏がブラジルのデ・モラエス最高裁判事のことを「ブラジルのダース・ベイダー」と呼んでますが、ダース・ベイダーは最後に善の心を取り戻しましたからね。

さて米国のランド・ポール上院議員が、新型コロナウイルス(COVID-19)に関する暴露をしています。

ポール議員はもともと医師でもあり、これまでずっとアンソニー・ファウチ博士の疑惑を追求してきた人物です。

このたびポール議員は「15の連邦政府機関の政府関係者は、武漢ウイルス研究所がCOVID-19のようなコロナウイルスを作ろうとしていることを2018年に知っていた」と主張しました。

そしてこれらの政府関係者は、武漢研究所がウイルスを作ろうとしていることを知っていたにもかかわらず、誰一人としてこの計画を公表しなかったと述べた。

「事実、このプロジェクトを知る15の機関は、この憂慮すべき危険な研究に関するいかなる情報も公表することを拒み続けてきた。」

https://www.foxnews.com/opinion/great-covid-cover-up-shocking-truth-about-wuhan-15-federal-agencies

プロジェクト DEFUSE

ケンタッキー州選出のランド・ポール上院議員(共和党)は、4月9日にFOXニュースに掲載された記事の中で「プロジェクト DEFUSE(デフューズ)」について述べています。

「プロジェクト・デフューズ」については以前当ブログでも書きましたが、2018年に武漢ウイルス研究所とエコヘルス・アライアンスが共同で提案した助成金提案書です。この提案書は国防総省の下部組織「国防高等研究計画局(DARPA)」に提出されました。

エコヘルス・アライアンスもここで何度も書いていますが、ニューヨークを拠点とした非営利団体で、ウィルスなどの新興感染症から人や動物や環境を守ることを目的としています。しかしCOVID-19に関して胡散臭いウワサが絶えない。

会長はピーター・ダザックというイギリス出身の動物学者で、WHO(世界保健機関)のCOVID-19パンデミック起源を調査するチームの一員として中国に派遣され、ウィルスが武漢研究所から流出した可能性を否定しました。

さておきポール議員によると「プロジェクト DEFUSE」は、コロナウイルス(SARS-CoV-2)にフリン切断部位を挿入し、COVID-19ウイルスと類似した新規キメラウイルスを作ろうとするものだという。

つまりコロナウイルスを工学的に設計することを提案したのです。(後で述べますがDARPAはこの提案を却下しています)

「プロジェクト DEFUSE」
https://drasticresearch.org/wp-content/uploads/2021/09/main-document-preempt-volume-1-no-ess-hr00118s0017-ecohealth-alliance.pdf

15の連邦政府機関が知っていた

ポール議員は、連邦機関から「プロジェクト DEFUSE」に関する記録を入手するために何年も戦ってきたという。

その結果、少なくとも15の連邦政府機関がこのことを知っていたと述べています。

上のリンクを見ればわかるように「プロジェクト DEFUSE」は2018年3月の日付になっていますから、WHOのパンデミック宣言の1年10ヶ月前にはすでに知っていたことになる。

しかもポール議員は、「不愉快なことに、そのようなウイルスを作る計画をまとめていたことを警告した機関は一つもなかった」と述べた。

「このウイルスが人為的に作られたものであり、すでにヒトに自由に感染するよう適応している可能性があることを警告した機関の責任者は一人もいなかった。」

またエコヘルス・アライアンスのダザック会長もこの提案を隠蔽し、「プロジェクト DEFUSE」の共同提案者だったノースカロライナ大学の科学者であるラルフ・バリック博士も隠していたという。

バリック博士は2018年に行われた学会で、まるでパンデミックが確実に起こるのを想定しているかのように「パンデミックはチャンスだ。次のパンデミックで儲けろ」とスピーチしています。

「おそらくそれは起こるでしょう」↓

ザッカーバーグの団体がNC大学に資金提供、NC大のバリック博士は2018年に「パンデミックで儲けろ、チャンスだ」と講演していた

2021年6月15日

ファウチ博士も知っていた

「プロジェクト DEFUSE」を知っていた15の政府機関の中には、もちろんアンソニー・ファウチ博士がトップにいた国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)も含まれます。

それどころかNIAIDは最初「プロジェクト DEFUSE」の提案に参加していたという。というのもNIAID傘下のロッキーマウンテン研究所がパートナーとして名を連ねていたからです。

またエコヘルス・アライアンスから数百万ドルの資金提供を受けているイアン・リプキン博士も、このプロジェクトの当初の参加者の1人だったとのこと。

「COVID-19によって数百万人が死亡した。現在では、15以上の政府機関、ピーター・ダザック、ラルフ・バリック、イアン・リプキン、NIAIDのロッキー・マウンテン研究所の科学者が、武漢ウイルス研究所がフリン切断部位を持つコロナウイルス、すなわちヒトへの感染にあらかじめ適応したウイルスを作ろうとしていたことを知っている。」

これらは誰一人として声を上げなかったが、プロジェクト・ベリタスが元DARPAのジョセフ・マーフィー米海兵隊少佐の内部告発文書を入手した事によって明らかになった。↓

『プロジェクト・ベリタス砲』今度は軍事機密文書リーク、ファウチ博士のウソがバレてしまう

2022年1月11日

最後にポール議員は「もちろん彼らは全員罰せられるべきだが、おそらくそうならないだろう。しかし少なくとも、加害者は真実を認めさせられ、議会は最終的に機能実験の危険な利得が十分に吟味され、必要であれば防止されるよう、十分な監視体制を敷くべきである。」と述べました。

15の政府機関に記録の提出を要請

ポール議員は「プロジェクト DEFUSE」の存在を知っていた15機関のトップに書簡を送付し、プロジェクトに関連するすべての文書、記録、連絡を提供するよう要請したという。

  1. 国立衛生研究所(NIH)所長
  2. 国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)所長
  3. 保健福祉省長官
  4. 国防高等研究計画局(DARPA)長官
  5. 米国国際開発庁長官
  6. 米国農務省長官
  7. 米国国土安全保障省長官
  8. 海軍長官
  9. 疾病予防管理センター(CDC)長官
  10. 陸軍長官
  11. 準備・対応担当次官補
  12. 米陸軍感染症研究所所長
  13. 国立食品農業研究所所長
  14. 軍事作戦医学研究プログラムのディレクター
  15. 防衛省衛生庁長官

https://www.hsgac.senate.gov/media/reps/dr-paul-sends-letters-to-fifteen-federal-agencies-after-discovering-their-knowledge-of-risky-defuse-project/

ダザック会長は5月1日に議会で証言予定

エコヘルス・アライアンスのピーター・ダザック会長は5月1日に「下院コロナウイルスパンデミック特別小委員会」で議会証言することになっています。

ダザック氏は2023年に同委員会のテープ起こしインタビューに応じたが、新たに公開されたメールによってその時の発言の信憑性が問われるようになったという。

そのため新たに公聴会で証言するよう求められたとのこと。

  • ダザック博士は委員会に対し、エコヘルス社がDEFUSEとして広く知られている提案を国防高等研究計画局(DARPA)から承認されれば、ノースカロライナ大学の研究所でコウモリコロナウイルスの危険な機能獲得研究を実施するつもりであると述べた。
  • 最近公開された情報公開法(Freedom of Information Act)の文書作成は、この声明と真っ向から矛盾し、エコヘルス社がDARPAを欺き、代わりにWIVで危険な研究を実施するつもりだったことを示唆している。
  • ダザック博士の発言は、エコヘルス社が、米国が要求する高いバイオセーフティ基準を持つ研究所ではなく、中国政府が定めたバイオセーフティ対策が弱い研究所で研究を行うつもりであったことを示唆するものであり、訂正と明確化が必要である。
  • 科学的証拠と入手可能な情報によれば、武漢の研究所で起きた研究関連の事件が、COVID-19パンデミックの原因として依然として有力である。
  • エコヘルス社のバイオセーフティと助成金遵守に対する怠慢で行き当たりばったりのアプローチは、委員会に対するダザック博士の誤解を招く発言と相まって、公聴会でさらに取り上げられなければならない深刻な懸念を引き起こしている。

https://energycommerce.house.gov/posts/eco-health-alliance-president-peter-daszak-to-appear-for-public-hearing

一方エコヘルス・アライアンスの広報担当は、ポール議員の意見は根拠のない虚偽の主張に基づいていると述べています。

「エコヘルス・アライアンスは、DARPAにDEFUSEというプロジェクトの提案書を提出し、資金援助を求めたが、DARPAはこのプロジェクトを支援対象として選定することを拒否し、提案された研究は実施されなかった」

確かにDARPAは「プロジェクト DEFUSE」を却下しましたが、その理由は安全性への懸念や、機能獲得研究の基本モラトリアムに反するというものでした。

2018年どころじゃない、2003年には研究が始まっていた

以前ヴァニティ・フェアは、少なくとも2014年にはエコヘルス・アライアンスが武漢ウィルス研究所と提携し、コロナウィルスの研究を行っていたと報じています。

元CDC長官のロバート・レッドフィールド博士は、武漢ウィルス研究所の石正麗博士とノースカロライナ大学のラルフ・バリック博士による機能獲得研究を知っていたという。

機能獲得研究とは、天然のウィルスに人工的に手を加え、ヒトに感染することが出来るようバージョンアップすることです。

元々、コウモリのコロナウィルスは人間には感染しませんでした。

レッドフィールド博士によると、この研究はノースカロライナ大学の研究室で行われていたという。↓

ファウチ博士らは研究所漏洩説を封じた――ヴェニティ・フェアが新たなレポート

2022年4月3日

それよりもっと前の2003年に、武漢ウィルス研究所がコウモリのコロナウィルスの研究を始めていたとの情報もあります。

それによると、武漢ウィルス研究所とエコヘルス・アライアンス(当時の名称はワイルドライフトラスト)との提携は、2004年からだという。↓

【衝撃】コロナウィルスが出現する前、武漢ウィルス研究所で何が起きた?そこに中国軍の影

2023年6月14日

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2023年4月1日
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