「頭が固い。死ね」不適切発言で笠りつ子選手が謝罪と試合出場自粛――現在のゴルフ環境の問題

スポンサーに向かってツバ

先日、女子ゴルフトーナメント『NOBUTA GROUP マスターズGCレディース』において、試合前のクラブハウスでタオルが置いてないことに対してクラブハウス副支配人と口論になり「頭が固い。死ね」など不適切な発言をした笠りつ子選手が、10月31日、謝罪文をアップした。当面、試合出場を自粛するという。

笠選手にとってまずいことに、このマスターズGCレディースが行われた兵庫県のマスターズゴルフ倶楽部は、大会メインスポンサーであるNOBUTA GROUPの経営だという。つまり、大会の賞金を払ってくれるスポンサーに向かってツバを吐くようなことをしてしまった。

JLPGAの違和感

前記事でも書いたけど、この件は岡本綾子氏の告発だから公になったのではないかと、ずっとモヤモヤしてる。もしかして他の人だったら内々に済まされたんではないかという気が。

というのもJLPGA(日本女子プロゴルフ協会)は、暴言を吐いた選手名を明かさなかったわけで。(岡本綾子氏はJLPGAの理事でも役員でもない)

たまたま一部マスコミの報道によって笠りつ子選手の名前が上がり、彼女自身がそれを認めて謝罪コメントを出したけど、報道がなかったら実名は明かされたのかは疑問。また現時点でJLPGAは何も対応を発表しておらず、遅いというのも批判を浴びている。

こういうのって、内側だけを見て外側を見てない組織の典型では。(残念ながらJLPGAのホロスコープは不明だった)

日頃から態度が悪い?

ネットでさまざまな意見がある中で、日頃からのプロゴルファーの態度の悪さを訴える人が意外と多い。女子ツアーのある試合で、選手が観客に対して「黙れ」と怒鳴ったのがTV中継に流れてしまったことがあるという。

プレーに入る時は音を出していけないのは当たり前のマナーだけど(かつて宮里優作選手が、スイング中に観客のシャッター音で腰を痛めてしまった)、選手自身が「黙れ」っていうのはどうなんだろ。

通常はコース上のスタッフとかキャディが観客に対して注意を促すのでは。

ゴルフモンスター

以前はプロゴルファーになるためには、ゴルフコースに研修生として入るというプロセスが王道だった。昼間は一般ゴルファーのキャディとして働き、早朝とか営業終わってから球を打たせてもらえる。なおかつ、プロの試合で先輩のキャディーバッグ担いで勉強するという、言ってみればプレー以外の人間勉強が自然とできる環境があった。

今や、子供の頃から親がゴルフやらせて、さらにお金に余裕がある家庭であればそれなりの英才教育も出来るという、現在の教育環境格差問題のようなものがここにも顕在している。またアマチュア大会などもいろいろあって、そこで活躍すれば注目されて褒められる。

つまり個人の民度がどうであれ、プレーで結果が出せればいいってことに特化しすぎているみたいな。そういう中でゴルフモンスターが出来上がってしまうのか。

岡本綾子氏が「教育したらどうか」と苦言を呈しているのは、そうした現状を憂いてのことでは。岡本氏はソフトボールのピッチャーとして特待生で高校で活躍し、国体でも優勝している。つまり団体スポーツの経験があり、いろいろなことを学べただろう。(ちなみに渋野日向子選手もソフトボール出身)

傲慢さの代償

笠りつ子選手は、冥王星が蠍座の世代。

しかも彼女の場合、太陽も蠍座にあるので傲慢さに気をつけなければいけなかったけど。

ゴルフは個人競技なので、その分自分との戦いではあるけど、結果さえ出せばお金も稼げるしスポンサーからも優遇されるという世界。

だからゴルフだけ頑張れば、という考えになるのもある意味わかるんだけど、一方でその賞金はスポンサーから出ているもの。そのお金は、スポンサーの商品販売などで得たものだ。けっきょく一般消費者のサイフから出ているって話。

(11/12追記)
JLPGAが措置を発表した。厳重注意とのこと。

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