先ごろラスベガスで大惨事があったばかりのアメリカで、また凄惨な銃乱射事件があった。
現地11月5日、テキサス州のバプテストの教会で26才の男性が銃を乱射し、日曜礼拝に来ていた近隣住民のうち少なくとも26名が死亡、20名が負傷した。容疑者は現場から逃走した後、自動車の中で死亡しているのが確認されたという。
容疑者が26才ということで「また例の世代?」と一瞬頭をよぎるのだが、実はそうではない。彼が生まれたとき、すでに土星が山羊座から去っているので、座間9遺体の白石容疑者のような1989~90年生れ世代には該当しない。
ただホロスコープを見たところ、別な意味でかなりの危うさをはらんでいたことがわかる。
こんなにヤベーのに、なぜ銃が購入できたのか?
容疑者デビン・パトリック・ケリー氏(26才)について、これまで分かっている事柄は
- 無神論者だった
- 空軍に在籍していた(2014年に懲戒除隊)
- 2012年に元妻や連れ子などへのDV(赤ん坊の頭蓋骨をへし折る)で逮捕・軍法会議にかけられ12カ月の禁錮刑
- その時に銃の所持を禁止された
- しかしなぜか銃禁止リストに登録されておらず、昨年、軍仕様の半自動小銃を含む4丁の銃を購入
- 精神科に入院していたが2012年に脱走していたらしい
- 2014年には動物虐待で起訴
- 2014年に再婚したが、2017年までには別居
- その義母(妻の母)と折り合いが悪かった
- 義母に脅迫メールを送っていた
など・・・とまあ、これを見る限り「相当ヤベーやつ」というイメージだ。
一方で疑問なのは、一度所持禁止の処分を受けているにも関わらず、なぜ容疑者が銃を購入できたのか?という点だ。これについては引き続き調査が続いているみたいだが、一部報道によると、銃免許のデータベースシステムに登録上の何らかの不備があったのではとされている。
――ただそれで片付けられたとしても、被害者や遺族にすれば「ああそうですか」と納得できるようなものではないのだが。
容疑者のホロスコープは重々しかった
ともあれ容疑者デビン・パトリック・ケリー氏のホロスコープを見てみる。
生まれ時間は不明だが、まず目につくのは水瓶座の太陽が蠍座の冥王星と90度になっていることだろう。これは彼の人生が途中で方向転換することを示しているが、その意味以上にこのポイントは重々しさがある。この太陽には、逃げ道がない。冥王星をまともに受けることしかできないのだ。
そうした部分以外は、一見して特に目立つ部分がないような図に見えるかもしれないが、よく見ると実はそうでもない。というよりもかなりエグいホロスコープにさえ思える。それを魚座の金星が上手くオブラートにくるんでいる、そんな印象の図だ。
これは先の座間9遺体の白石容疑者の世代とは、少しニオイが違うかもしれない。
Newsweekのレポートによれば、無神論者の彼は、神を盲信する人達をバカにするような投稿をSNSに日常的にしていたという。それは水瓶座に天体が多い彼のポリシーだったろう。一方で再婚相手である妻は、その家族を含めこの教会の熱心な信者だったようだ。その宗教観の根本的な相違からか、彼は妻やその家族とは対立したのかもしれない――それがこの教会を襲った原因ではないかと見られている。
しかし銃撃のあった日、妻の家族の大半は礼拝に出席していなかった。
犠牲になった祖母を除いて。
2012年以降、人生が狂った
彼は2012年以降、人生が狂ったようだ。
2012年といえば海王星が魚座に入った頃で、そのトランジットの海王星が彼の火星に対して、暴走的なアプローチを試みる。この頃の海王星はわりと進行が早くて、すぐに彼の火星に90度になってしまった。そして6月には木星が双子座に入ったので、彼の暴走はさらに拡大することになる。
2014年にも彼の身にいろいろネガティブなことが起こっているが、この頃のトランジットは彼にとってさらに厳しいものだった。海王星は火星に90度のまま居座っており、今度は土星が冥王星と重なり、太陽にプレッシャーを掛ける。
容疑者は愚鈍な思考回路の人間ではなかったはずだ。それはホロスコープの水星の状態からうかがい知れる。空軍に従事していたということからも、それは明白だろう。
しかし自分の考えを曲げてまで合わせるようなことはしないはずだ。そうした固執的な考え方が、周囲と迎合できなかった原因だろうと察する。
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