2018年以降の話をしようか――日本には「大変な時代」がくるが、すでに兆候が?

占星術初心者講座の案内ページで、これから「大変な時代がくる」と、近い将来日本が受けるであろう「大きなダメージ」について触れた。そして特にダメージを受ける世代についても。それに通じるかもしれない興味深い記事を読んだ――建築家の竹内昌義氏の『日本はEV化の超重要な流れをわかっていない/東洋経済ONLINE』――こういう将来への見誤りの積み重ねが、日本の足を引っ張ることになるかもしれないのだな、と妙に納得させられてしまった。

大企業「トヨタ」でさえ、すでにピンチ

実際、あのトヨタでさえ世界から取り残されつつある――と聞いて「え?そんなわけないでしょ、超勝ち組じゃん。合コンでトヨタ勤務とか絶対優良案件だしー」と思ってる女子がいるとしたら、ちょっと認識不足かもしれない。なぜなら3月期の決算でトヨタの営業利益は前期比20%減となる見通しで、2期連続の減益が予想されている。2年連続は実に18年ぶりだそうだ。でも母体がしっかりしているから大丈夫でしょ――いやもう世界の目はそうは見ていないかもしれない。

昨年6月に行われた株主総会で豊田章男社長が涙ぐむ場面があったというが、実際トヨタはピンチに立たされている。というのも、EV化の波に乗り遅れたというのがもっぱらの評価だからだ。自動車業界のことを知らない人は「だから何?」と思うかもしれないが、今自動車は完全にEV化へとシフトしていて、それに乗り遅れるのは致命的だ。上に書いた竹内氏の記事でも触れているが、イギリスとフランスは「2040年以後、ガソリン車・ディーゼル車の販売を認めない」と宣言し、これにショックを受けたのは、何を隠そうトヨタだった。

「でもトヨタはプリウスとかアクアなどのHV(ハイブリッド)車で実績あるんじゃないの」――実はそれが足かせになってしまったかもしれないのである。というのも、世界の流れはHV車をエコカーとして優遇しない方向だという。

また一方で、2014年にトヨタから発売された世界初のFCV(燃料電池自動車)=「ミライ」はすでに求心力を失っているどころか、すでにオワコンだとの見方さえある。別名:水素自動車と呼ばれるミライは、鳴り物入りで発表されたが、そのエネルギーとなる水素を補充する「水素ステーション」が、その建設コストなどからまったく普及せず、現在トヨタの公式サイトにリストアップされている水素ステーションの数は全国で100箇所にも満たない(2018/1/7現在)。

ミライを購入すれば200万円以上の補助金が支給されるらしいが、そもそも本体が700万円以上する車だけに、水素ステーションの実情も含め、メリットはあまり感じられないというのが今の評価だろう。実際ホンダ以外追従するメーカーもなく、すでにガラパゴス化が懸念されている。

トヨタは市場を客観視できない?

現在はそれほどEV化の流れが世界の主流で、開発費をそこに集中させるメーカーが多い中には中国のメーカーも含まれ、大手の中でトヨタは一番遅れていると言われている。クルマ業界など関係ないという業種の人もいるだろうが、トヨタの売上規模は2016年3月期で「28兆円」である。日本国家の2017年度の一般会計予算は97兆円、もちろん単純には比較できないが、それだけの経済規模を持っていてということは、関連業種がどれだけあって、どれだけ影響を受けるのか計り知れない。

トヨタ:ホロスコープ

トヨタ:ホロスコープ

そもそもトヨタという組織のホロスコープは企業として「成功を約束されたような」ホロスコープで、占星術家が設立日をアドバイスしたんじゃないかと思えるほどのものだ。そして結果は現状が表している通りである。偶然だとしても、物質面(財務面)や人気などにおいて、メーカーとしてこれほどのホロスコープはなかなかないだろう。

しかし気になる点があるのも事実で、それは風の要素がない。つまり周囲を見渡すバランス感覚に欠けているのではないか。これまで業界はトヨタがリードしてきたので、そこはあまり必要なかったかもしれないのだが、今回ばかりはその弱点が出たように思う。

実際トヨタは、他メーカーが斬新なクルマを作りそれが売れると、それを真似した車種を出して販売力で勝ってしまう、というのが得意だ。いま一時代を作っているアルファード・エルグランドなどの高級ボックスカーも、もともとは日産エルグランドのパクリだし、ウィッシュはホンダストリーム、ハリアーは日産エクストレイル、C-HRは日産ジューク、ヴォクシーはホンダステップワゴン、など挙げればキリがなく、つまり実際競争には勝つものの、そもそも市場を客観視できる視野に欠ける、ということではないか。
それが今回のようなEVカーの波への見誤りという点に出てしまっていると思う。

日本の将来への不安

実際、上述の武内氏の記事にもあるように、ドイツなどは以前から国を挙げて環境・エネルギー政策に取り組んでいるようだが、日本の国家運営にはそういう未来に向けた目に乏しいと思うのは気のせいか。相変わらず原発押しだけのような気がする。それが将来の弱点にならなければいいが。
ちなみに、日本のホロスコープも風のサインが弱い。

いや、2020年東京オリンピックがあるじゃないか――2016年リオデジャネイロ五輪の、その後の惨状を見聞きしたことがあるだろうか。もしなければ「リオ五輪 その後」とでも打ち込んでググってみるといいかもしれない。五輪景気を期待してタワマンなどの購入に走っている人は、泣かないように注意深くしてもらいたい。

ちなみに2024年夏季五輪はパリで開催が決定しているようだが、一方で立候補を取り消した都市は、サンフランシスコ・ワシントンD.C.・サンディエゴ・ニューヨーク・ダラス・フィラデルフィア・ボストン・グアダラハラ(メキシコ) ・釜山・台北・サンクトペテルブルク(ロシア)・ローマ・ベルリン・ハンブルグ・ヨハネスブルグ・ブタペスト・・・いずれも財政面や住民の反対などで撤退している。
すでに経済学者の間では多くが「五輪経済効果」に否定的だという。日本も1998年長野五輪で手痛い目にあっているのだが。

もちろん今年がどうのっていう話じゃないし、まだ先の話かもしれないが、占星術初心者講座の案内ページに書いたように、おそらく将来日本には大変な時代がくる。それは占星術的視点から見て、過去の例からも歴然だ。

そのため現状に喜ぶのは少し短絡的かもしれない、と思ってるがどうだろう。