「むしろクーデター」カルロス・ゴーン氏逮捕にジャーナリストが見解――西川CEOのホロスコープに暗示も?

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昨日、衝撃的に伝えられた日産のカルロス・ゴーン会長逮捕のニュースが世界を駆け巡る中、ジャーナリストの井上久男氏が興味深い見解を述べているのが目についた。それによると、虚偽の申告額を記載したのは、多くの人が思っているような「脱税目的」とは少しニュアンスが違う、とレポートしている。

日産の社内クーデター説

日産側は記者会見でクーデターを否定しているが、井上氏のレポートによれば、今回の逮捕劇は「日産の社内クーデター」だとの見解を示している。

はっきり言おう。これは「日産の社内クーデター」とみるべきではないか。さらに言えば、西川廣人社長兼CEOサイドがゴーン氏を引きずりおろすために、日産が検察当局と手を組んだ可能性もあるのでは、と筆者は見ている。
【出典元】ゴーン追放はクーデターか…日産内で囁かれる「逮捕の深層」/現代ビジネス

井上氏によれば、そもそもゴーン氏はサラリーマン経営者なので、日産からの報酬は源泉徴収される、日本に住民票がないので住民税を払う義務がない、とのことだ。とはいえ数十億という額はどうなの?っていう疑問はあるが。

ではなぜ少ない金額を虚偽記載したのかという疑問に関しては、

筆者は20年近く日産を取材してきた。これまでの取材や関係者の話から推測すると、ゴーン氏が虚偽記載した理由は、「自分の報酬を大きく見せたくなかったから」ではないか。

ゴーン氏に近い日産の元首脳が筆者にこう明かしたことがある。

「日本では報酬が10億円を超えるともらい過ぎと批判されるので、10億円は切るようにした方がいいとアドバイスを送った」
(同上記事)

井上氏は、今回問題になった虚偽記載よりも、むしろ私的流用の方が「背任に近い」と述べている。

ルノーの口出しを嫌った?

以下詳しくは記事を読んでもらいたいが、日産の西川廣人CEOが、これ以上ルノー側の支配が強まることを嫌っているという。日産としての経営の独自性を保つために、取締役会からゴーン派を減らして議決権を得る必要があり、そのためグレッグ・ケリー氏も排除すれば過半数を確保できると踏んでいた、と推測している。
(ちなみにグレッグ・ケリー氏の生年月日って「1964年7月生まれの64才」ってなってるサイト多いけど、それだと全然計算合わない笑)

ルノー社は以前、フランス国営企業だった。第二次世界大戦でドイツからの攻撃などにより、ルノーは工場などの生産設備などが大きなダメージを受けたために苦境に陥った。そのため戦後、シャルル・ド・ゴール政権下で「ルノー公団」という組織として国の援助を受けて立て直してきた歴史がある。

その後は民営化に戻し、経営危機になった日産自動車を傘下に収めるなど大きな企業体になったが、依然としてフランス政府はルノーの株式を持っており、そのつながりは切れていない。井上氏の記事によれば、ゴーン氏にルノーCEOの任期を延長する代わりに、条件を付けたという。

むしろ今やルノーの方が重荷とは

一方で日産は、ルノーの支援を受けた一時期の危機から完全に脱して、今やむしろルノーの方が重荷になっていると書いている。

仏政府が特にこだわっていたのは条件①だ。なぜなら、今のルノーは日産からの配当や最新技術を当てにしなければやっていけないほど経営体力も商品力も劣化している。日産なしではやっていない会社になってしまった。見方を変えれば、日産にとってルノーが「重荷」になりつつあった。
(同上記事)

まあ確かに、ルノーは少なくとも日本市場で受けているとは言い難い。実際街で走っているのを見かけるのも稀だ。逆に言えばその「レア」さが、言い方は悪いかもしないが、一部の「大衆と同じ車に乗りたくない差別化好きのシャレオツピーポー」がチョイスするようなブランドになってる気がする。

もちろんルノー車を批判する気はサラサラないが、客観的に見て、日本車と比べるとどうしてもメンテナンスや操作性の面で差異がでてくるのは仕方がないと思う。例えば地方在住のファミリーが、一家に一台ルノー車を選べるか?というと、やはりそういう面で難しい気がするが。

日産の変革期

実際の背景は今後明かされると期待したいが、この井上氏の記事にピンときたのは、個人的にもカルロス・ゴーン氏のホロスコープを見たときに、そんなに大それた感じか?と思っていたというのがある。

だから、昨日のエントリーの時点では、ゴーン氏の図については触れなかった。

天王星は改革を示す。古い価値観を否定し新しい風を持ち込むのが天王星である。そういう意味では、むしろ日産はこの時期が変革のチャンスかも知れず、新たな体制を求められているのかもしれない。
【参照】日産のカルロス・ゴーン会長が逮捕――ホロスコープ的には日産の変革期かも

と、私はむしろ日産的な問題であることに注目した。ゴーン氏よりも、ホロスコープ的にはどうしても日産の方に目が行ってしまったのである。

まあ、今後のことの成り行きに注目したい。

西川CEOのホロスコープ

西川廣人氏:出生ホロスコープ

西川廣人氏:出生ホロスコープ

ちなみに西川廣人CEOのホロスコープの方は興味深い。
この図は「いったん解体して再構築」という暗示があり、今回の件はそれに準じていると思ったからだ。

ただこの件で、日産車の評判がどうなるのかというのも、実際問題としてあると思う。先ごろ検査不正が明らかになったばかりでもあり、難しい局面になった気がするが。

今回のが井上氏の言うようなクーデター説だとして、それが西川CEO個人のエゴによるものなのか、それとももっと大きな視野によるものなのか、そのどちらかによっても結果は違うと思う。

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2023年4月1日
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